時の魔王の歩む道・・・   作:蛇廻

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さぁ今回もレジェンドライダー紹介!!・・・・と行こうと思ったんだけど、今回はおやすみねぇ〜。

「あ?なんでだよ、しっかりライダー出てんだろ」

そうだけど、今回何もしてないじゃん?次の戦闘回の時に紹介しようかな〜って。

「ん〜、まぁいいか。それじゃ、今回はこのまま本編だ」

楽しんでってねぇ〜。


第二十一話

「それじゃあ皆、行くわよ」

 

会談の日、グレモリー眷属の一同は旧校舎に集まっていた。

 

「小猫、ギャスパーをよろしくね」

 

「はい、部長」

 

「部屋に俺の携帯ゲーム機やお菓子を置いとくから、好きに使っていいぞギャスパー」

 

「はい・・・・・」

 

イッセーに返事をするギャスパー。だが、その目はどこか虚で視点が定まっていないようにも思える。

 

「?」

 

「イッセー、行くわよ」

 

「あ、はい」

 

ギャスパーと小猫の二人を旧校舎に残し、他のメンバーは会談が開かれる本校舎へと向かう。すでに他の参加メンバーは集まっており、後はグレモリー眷属を残すのみである。

 

「失礼します」

 

最初にリアスが部屋へと入り、その後に眷属が続く。それと同時に視線が幾つも向けられる。のだが、リアス達は一瞬の内にそれらの視線が気にならなくなった。三大勢力のトップ陣と同じ様に椅子に座ってテーブルを囲む人物。その人物は緑色の装甲を身に纏っているが、リアス達はその人物が誰なのかはすぐに分かった。それと同時に疑問も持つ。何故ここにいるのかを。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

会談に参加することになった悠時。まだ他のメンバー・・・特にグレモリー眷属には正体を知られるわけにはいかないので今回も変身しての参加をしている。ちなみに変身しているライダーはゾルダだ。

 

「妹とその眷属だ。先日のコカビエル襲撃で彼女達が活躍してくれた」

 

入ってきたグレモリー眷属一同を魔王サーゼクス・ルシファーが紹介する。

 

「テメェ、なんでここにいやがる!!」

 

案の定、まだ悪魔になったから日も長くないイッセーはゾルダへと詰めかかってくる。

 

「イッセーやめなさい!」

 

「でも部長!!」

 

「そいつを呼んだのは俺だよ、赤龍帝」

 

今にも殴りかかる様な勢いのイッセーに声をかけたのは、テーブルに足をかけながら座っているアザゼルだった。

 

「そいつもお前達と同じコカビエル襲撃の際の立役者だから、今回は人間代表として参加してもらってんだ」

 

言っとくけどサーゼクスやミカエルは承知の上だぜ?と、続けて言うと、イッセーは嫌々ながらも拳を抑える。

 

「悪いね、妹の眷属が・・・・」

 

「・・かまわん、もう慣れた」

 

「そう言ってもらえると助かる。さて・・・・今ここにいるメンバーは『聖書の神の不在を認知している者である』という前提のもと、話を進めよう」

 

重苦しい空気に包まれる中、三大勢力+αによる会談が始まった。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

「・・・・以上が、私、リアス・グレモリーとその眷属悪魔が関与した事件の報告です」

 

報告を終えたリアスはサーゼクスに促されて席に座る。会談が始まって数十分が経過していたが、今のところ順調そのものといった進み具合。悠時も傍観を徹底している。

 

「さて、アザゼル。この報告を受けて堕天使総督の意見を聞きたい」

 

この言葉に、部屋中の視線がアザゼルへと集中する。

 

「先日の事件は我が堕天使中枢組織『神の子を見張る者(グリゴリ)』の幹部コカビエルが単独で起こしたものだ。奴の処理に関してはそこのオーマジオウが行った。消滅した以上、俺たちにできる事はもう何も無い。この間転送した資料にも書いてあっただろう?それが全てだ」

 

「説明としては最低の部類ですが・・・・あなた個人が我々と大きな事を起こしたくないという話は知っています。それは本当なのでしょう?」

 

「あぁ、俺は戦争に興味なんてない。コカビエルも俺のことをこき下ろしていたと、そちらの報告でもあったじゃないか」

 

(ふぁ〜・・・眠)

 

「アザゼル、一つ聞きたい。ここ数十年神器持ちの人間を集めていると聞いたが何故だい?最初は戦力増強を図っていると思っていたのだが・・・」

 

白い龍(バニシング・ドラゴン)を手に入れたと聞いた時は強い警戒心を抱いたものです」

 

「ただの研究さ。なんなら、資料の一部をお前らに送ろうか?それに、研究はしても戦争まではしねぇよ。・・・ったく、俺への信頼は三すくみの中でも最低かよ」

 

「そうだね」

 

「そうだな」

 

「そうね」

 

サーゼクスとミカエル、セラフォルー・レヴィアタンの3人がほぼ同時に頷く。

 

(どんだけ信用されてねぇんだ、この総督・・・)

 

「ちっ、神や先代ルシファーよりはマシかと思ったが、お前らはお前らで面倒臭い奴らだ。こそこそ研究するのもこれ以上性にあわねぇ。あー、わかったよ。なら、和平を結ぼうぜ。元々そのつもりだったんだろう?」

 

部屋中から驚きの声が上がる。サーゼクスやミカエルも和平のこと自体は考えていた。だが、まさかそれが堕天使総督であるアザゼルから持ちかけられるとは思っていなかったのだ。とはいえ、断る必要は全く無いわけで。

 

「私も悪魔側も、確かに和平を持ちかける予定でした。このままこれ以上三すくみの関係を続けていても今の世界の害になる。天使の長である私が言うのもなんですが・・・戦争の大本である神と魔王は消滅したのですから」

 

「はっ!あの堅物ミカエル様が言う様になったね。あれほど神、神、神さまだったのにな」

 

「・・・失ったものは大きい。けれど、いない者をいつまでも求めても仕方がありません。人間達を導くのが我らの使命。神の子らをこれからも見守り、先導していくのが一番大切だと、セラフのメンバーの意見も一致してます」

 

「おいおい、今の発言は堕ちるぜ?・・・って、『システム』はお前が受け継いだんだっけか」

 

「我らも同じだ。魔王がなくとも種を存続するために、悪魔」も先に進まねばならない。戦争は我らも望むべき者では無い。次の戦争をすれば、悪魔は滅ぶ」

 

サーゼクスのその言葉にアザゼルも頷く。

 

「そう、次の戦争をすれば三すくみは今度こそ共倒れだ。そして、人間界にも大きく影響を及ぼし、世界は終わる。俺らは戦争をもう起こせない」

 

「神がいない世界は間違いだと思うか?神がいない世界は衰退すると思うか?残念ながらそうじゃなかった。俺もお前たちも今こうやって元気に生きている。・・・・・神がいなくとも世界は回るのさ」

 

(zzz・・・・・)

 

それから先は現存の兵力やら各陣営での対応等の話に移った。先ほどよりも緊張感が弱まったようで、張り詰めていた空気も軽くなっている。

 

「と、こんなところだろうか?」

 

サーゼクスの一言に、色々なところから息を吐く音が聞こえる。一通りの重要事項は話終わったらしい。

 

「あぁ、これで俺たち三大勢力の方はある程度終わったし・・・・・次はお前の番だぜ」

 

アザゼルがそう言うと、部屋中の視線がゾルダに集中する。それでもゾルダは微動だにしない。

 

「人間代表として参加してほしい・・・・・とはいったが、正直それはこの場に来てもらうための建前だ。実際はお前個人に聞きたいことが山ほどあってな。例えば・・・・・・お前が持つその力や、お前自身のことだ」

 

アザゼルの鋭い視線がゾルダに向けられる。だが、ゾルダは一向に喋らない。

 

「どうした?せめて話せるかどうかぐらいは教えて欲しいものなんだが・・・・・ん?」

 

「zzz・・・」

 

「って寝てる!?」

 

部屋中でずっこけた音が鳴る。まさかこの様な重大な会談の最中に寝るような者がいるとは誰も思ってなかったのである。

 

「おいこら起きろ!お前の話の番だ!!」

 

「ん・・んぁ?なんだ、終わったのか?」

 

「お前なんでこの空気の中で寝られるんだよ。ほら、お前の話だ」

 

「ん〜、何から話すか・・・・」

 

色々と言いたいことはあるが、どこから話すべきなのか。

 

「・・・・かつて、ある組織に拐われ、その身を改造された人間がいた」

 

何の話なのか。誰もが疑問に思ったが、決してそれを口にする者はいなかった。

 

「そいつは本来ならばその組織の目的のために悪事を働く存在になるはずだったが、一人の研究者によって正義の心を持った改造人間になった。そして、そいつは人を守るために戦う戦士となった。これが、『仮面ライダー』の始まり」

 

仮面ライダー・・・・三大勢力の面々は初めて聞く単語だった。ゾルダはそのまま話を続ける。

 

「その後も仮面ライダーは多く誕生していったが、平成の始まりと共にしばらく新たなライダーは誕生しなくなった・・・・・。そして2000年、再び新たなライダーが誕生した。それから2018年までのライダーを総称して『平成ライダー』と呼ばれるようになった」

 

「平成ライダー・・・?」

 

「そう・・・・俺が持つ力は全平成ライダーの力、それを受け継ぎし王の力だ」

 

 

 

 




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