うん久しぶり、でも再開早々ディスらないでくれる!?
「何言ってんだ?俺はディスってなんかいないさ、『次は早く投稿できるよう頑張ります!』とか言っておきながら四ヶ月のサボった作者のことなんて。なぁ、雪菜?」
「うんそうだね、ここからってタイミングで行方晦まして別の作品に浮気していた作者のことなんて、全然ディスってないよ!」
二人揃ってなんだよ!俺だって色々大変だったんだよ!!
「そんじゃ雪菜、今回のレジェンドライダー紹介でもしようぜ」
あれ?無視?ちょっと?
「今回の紹介するライダーは、『仮面ライダーキバ』だよ!」
ちょっと、雪菜も?お〜い!
「仮面ライダーキバ、ファンガイアの王に与えられるはずだったキバの鎧であり、基本形態のキバフォームは力を制御している姿だ。ただ普通の人間が変身すると・・・・」
「すると?」
「死」
「・・・・え?」
「なんてな、半分冗談だ。とは言っても、死の可能性があるということは変わらない」
「そ、そんな危険なライダーなんだ・・・」
「まぁ、元々はファンガイアが使う予定のものだったからな」
ねぇ二人共〜・・・無視しないでよ〜・・。
「はぁ・・・ま、紹介も終わったし、最新話の第二十五話」
「どうぞ!!」
ねぇ〜え〜。
ギャスパーが変身したアナザーキバがリアスとイッセーの首元に爪のようなものを出現させ突き刺そうとしたが、その爪は二人の後方から放たれた光弾によって破壊された。
「ふぅ・・・間に合ったか」
駆けつけたのは悠時が変身しているゾルダだ。ゾルダが前に構えているマグナバイザーの銃口からは煙が出ている。
「あ、あなた・・何をしに・・!!」
「あ?何をしにって・・・お前達を助けに来てやったんだろうが。感謝されるならともかく、睨まれることをした覚えは無いぞ?」
リアスに理由も分からず睨まれるが、気にするほどのものでも無い。軽く受け流しながら、前方にいるアナザーキバへ意識を向ける。
「アナザーキバ・・・・・」
『アナザーライダー』ーーーーー有史の仮面ライダーとは違い、変身者の資格を持たない人間が変身することが出来る怪人。アナザーキバはその内の一体であり、仮面ライダーキバの力を宿したアナザーライダーである。
「来てくれたんですか、先輩」
「・・・その声、ギャスパーか?なぜお前が・・・・いや、キバということを踏まえるとむしろ自然か」
「おい、なんでお前がギャスパーのこと知ってんだよ!」
「うるさい、黙れ」
ギャスパーの名前を呟いただけで突っかかってくるイッセーに構っている暇なんか微塵も無い。悠時は容赦のかけらも無くイッセー・・・・とついでにリアスの時を停める。
「さすがですね、完璧な時止め・・・・だけど、それぐらいは今の僕だって・・!!」
アナザーキバの目が怪しく光り、瞬間、体を襲う違和感。悠時には通用しないものだが、今ので敵味方関係なく時を止められたものが増えただろう。
「なるほど・・・確かに前よりも神器を扱えるようになったようだ」
「わかりますか?僕は前よりも強くなった!神器を制御出来るようになったし、部長やイッセー先輩をも超えた!この力で「だからこそ!」・・?」
「残念でならないよ、ギャスパー。それはお前の力じゃない、他人から貰った・・・・仮初の力だ」
ゾルダへの変身を解く悠時。そして、新たにキバのウォッチを取り出す。
アナザーライダーを倒すには、特殊な事例を除いてそのアナザーライダーと同じライダーの力を有する必要がある。そうしなければ、アナザーライダーは幾度となく復活する。
『キバ!』
ウォッチを起動すると、闇夜から奇怪な蝙蝠が出現し、悠時の周りを羽ばたき始める。
「よー!久しぶりだな、悠時!お前が俺様を呼ぶなんて、随分と珍しいじゃねぇか!」
「今回は相手が相手だからな。・・・力を貸せ、キバット」
「うぉ!?ありゃキバか!?にしても随分と怪物っぽい見た目をしてやがる」
「実際に怪人だからな、いくぞ」
「いいのか?ファンガイアじゃないお前がキバの鎧を使うのは、いくらお前だろうと危険だぜ?」
「・・・構わないさ、あいつを止めるためだ」
「よっしゃ!キバって行くぜ!!」
悠時の顔の周りを優雅に飛び回っていたキバットは、悠時が掲げた右手に収まる。悠時はキバットを左手に近づけて噛ませ、体内に魔皇力を注入する。
「っ・・・・変身」
魔皇力を注入したことで腰に出現した『キバットベルト』にキバットを掴まらせる。すると、キバットを中心に波紋が広がり、悠時の体がステンドグラスのように変化し、割れるように破裂する。すると、そこには体の至るところを
『仮面ライダーキバ・キバフォーム』ーーーー本来であればファンガイアと呼ばれる怪人の王が所有し、行使することが可能なキバの鎧の一つである。
「あれは・・・・・祝え!平成という時代を駆け抜けたライダーの一人!
グール達を片付け悠時のもとへ駆けつけたウォズは、悠時がキバに変身しているのを見た瞬間に高らかに叫ぶ。この場に他の誰かがいればこう言ってくれただろう・・・・・『急にどうした!?』ーーーと。
「・・・・・」
「・・・・・」
一触即発の雰囲気を醸し出しながら睨み合う二人のキバ。どちらが先に動き出すか、お互いが相手の動きを注視し、なかなか動かない。
そんな空気を変えるかのように、すぐ近くに一つの光弾が落ちてきた。ただの流れ弾だったようで、その後も攻撃が続くことはなかったが、二人のキバはそれを合図に、同時に動き出す。
「ふん!」
「はぁ!」
お互いの腕が交差するように相手の顔を捉える。そのまま流れるようにキバの左足がアナザーキバの胴体を捉えるが、アナザーキバはマントを翻して後退する。
それと同時に、アナザーキバを守るように三体の怪人が姿を現す。狼、人魚、フランケン・・・・本来であればキバットに使役される『アームズモンスター』だが、歴史の歪みにより今はアナザーキバに仕えている。
「あぁ!お前ら、なんでそっちについてんだよ!!」
キバットベルトにぶら下がっているキバットが、3人のアームズモンスターを見て声を荒げる。しかし、返事は無い。
「こんのバカ狼共が!!」
「歴史が歪んでいるんだ、仕方ないさ。それに、大した問題じゃないさ」
「はぁ?」
戦闘中にも関わらず呑気に会話する悠時とキバット。そんな彼らの目前では、アナザーキバが狼のアームズモンスター『ガルル』に手を向けている。すると、ガルルの体は彫像に変化し、そこからさらに剣状のへと変化する。
「今だ、キバット!」
「おう!『ガルルセイバー』!!」
その瞬間を見計らい、キバットは所有している『フェッスル』のうち、青いフェッスルを吹き鳴らす。それに反応するように、アナザーキバの手に収まりかけていたガルルセイバーは急に動きを変え、キバの左手へと収まった。その瞬間、キバの左腕の
「祝え!平成という時代を駆け抜けたライダーの一人!
「なっ!?」
アナザーキバが驚愕の声を上げる。無論、ウォズにではなくガルルセイバーを奪われたことに対してである。
「グゥゥ・・・ウォオオ!!」
キバは自分とアナザーキバの間にいる二体のアームズモンスターをガン無視し、ひとっ飛びでアナザーキバに飛びかかりガルルセイバーを突き立てる。
「っ!」
右腕でそれを受け止めるアナザーキバ。キバはその勢いのまま、型の無い荒々しい動きで斬撃を繰り返す。それらの斬撃をマントを翻して回避し、そこから無数の蝙蝠を模ったエネルギーが無数に出現する。
キバはガルルセイバーを放り捨てると、腰のホルダーから緑のフェッスルをキバットに噛ませる。
「『バッシャーマグナム』!!」
先ほどのガルルと同じように、今度は人魚のアームズモンスター『バッシャー』が彫像へと姿を変え、さらに銃形状へと変化してキバの右手へと収まった。すると、左腕は再び
「祝え!平成という時代を駆け抜けたライダーの一人!
「いい加減諄い!!」
意気揚々と祝っていたら自分の魔王から叱られた従者。心なしかしょんぼりしているように見える。
「ふぅ・・・・」
心を落ち着かせるように一息つく。そして、空中を飛び交う無数の蝙蝠を見据え、バッシャーマグナムから水の弾丸を放つ。
「うあ!?」
その弾丸が直撃したのは蝙蝠ではなく、その奥にいたアナザーキバだった。
「おぉ!すげぇな、あの穴を通して弾丸を当てるなんてよ!」
「このフォームだからこそ可能なことだ。他のフォームじゃそう簡単に出来る芸当じゃない」
キバが行ったことは単純、飛び交う蝙蝠の隙間を縫って奥にいるアナザーキバに攻撃しただけだ。先ほどのガルルフォームが速力に特化している形態なら、このバッシャーフォームは視力に特化している。この形態だからこそ成功せしめた攻撃なのだ。
「さて、あとはこいつだ」
本体を攻撃されたことで消失していく蝙蝠の間を悠々と歩きながら紫のフェッスルを取り出す。
「『ドッガハンマー』!!」
バッシャーマグナムを放り投げ、残った最後のアームズモンスター『ドッガ』が姿を変えた彫像がさらに変化したドッガハンマーを両腕で掴む。それに合わせ両腕、胸は紫の鎧を纏っているような姿へと変化し、複眼も緑から紫へと変わる。
「う・・つゥ・・ぁあ!!」
ドッガハンマーを引きずりながら近づいてくるキバに恐怖しつつも、なんとか体を動かしてキバを殴りつける。しかし、キバは全く微動だにしない。
「そんな・・!?」
「ふっ!」
両腕でドッガハンマーを持ち上げ、勢いのまま叩きつける。ドッガハンマーが叩きつけられた箇所は大きく凹み、ただの人間であったならば簡単に潰されて終わっていただろう。幸いにもアナザーキバは肉体を蝙蝠に変えてその場を離れたために無事ではあったが、もしも今の攻撃が直撃していたら・・・・・。
ーーーーーー戦ってはいけなかった。相手が誰だろうと関係ない、この人は容赦無く叩き潰してくる。せっかく手に入れた
もはや戦う意志は残っていない。一刻も早くこの場から逃げたかった。いつものように、いつもの部屋で、いつもの段ボール箱の中に・・・・・・・そう思っても、体が動かない。まるで時を止められてかのように、自分の意志に反して体が動かないのだ。
「っ・・・どうして・・どうして・・!?」
「いくら逃げようとしても無駄だ。お前の時を止めてるからな」
いつの間にか最初のキバフォームへと戻っていた悠時がアナザーキバの・・・・否、ギャスパーの様子を見て語りかける。
「心の弱き者が強大な力を手に入れると、その人物は大きく歪んでしまう。今のお前はまさにそれだ・・・・ギャスパー、その力はお前が持ってはいけないものなんだ」
先ほど使った三本のフェッスルが入れられているホルダーとは逆側にあるホルダーに入れられている赤いフェッスルを取り出し、キバットに噛ませる。
「『ウェイク・アップ』!!」
キバは
「はぁあああ・・・・・はぁああああああ!!」
空中で回転し、動けないアナザーキバに飛び蹴りを放つ。その瞬間にギャスパーの時間を動かし、背後にあった旧校舎の壁へとぶつける。
「はぁあ!!」
「ウァアアアああああああ!!?」
壁にキバの紋章が刻まれた瞬間、アナザーキバは爆発を起こした。
・・・・・・・・・・・
「ふぅ・・・・っ!」
アナザーキバを撃破し、変身を解除した瞬間に膝を着く悠時。キバへ変身したことによる負担が襲ってきたのだ。
「おぉい、大丈夫か?だから言っただろう」
「っつ・・あぁ、このぐらい、覚悟の上だ・・・ん?」
そんな彼の足元へと、一つのウォッチが転がってくる。悠時が所有しているウォッチとは形状が違い、普段はライダーの顔が描かれている場所にはアナザーキバの顔が描かれている。
「こいつは・・・・!」
「我が魔王!!」
刹那、背後から感じた殺気に振り向き、迫りくる光弾に気づく。ウォズの手によって悠時は回収されたためにその光弾は不発に終わったが、感じる殺気が消えることは無い。
「はは・・・・こんなタイミングで裏切りかよ・・・・なぁ、白龍皇」
月の光を受け、一際光り輝く白銀の鎧を身に纏いし男が、彼らの前に降り立った。