youth so immature   作:束白心吏

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youth so immature 3

~羽丘学園 校門前~

 

「麻弥ちゃーん!」

 

 集合時間十分前。

 待ち合わせ場所である羽丘の校門前には、彩さん日菜さんイヴさんの三人がいました。

 さ、三人とも早いですね。

 

「おはようございます! 皆さん早いですね!」

「おはよう麻弥ちゃん! 麻弥ちゃんも早いね!」

 

 それはジブンの趣味に付き合わせるわけですからね。

 同じグループのアイドルですが、それはそれこれはこれですから。

 

「おはようございます! マヤさん!」

「おはよー麻弥ちゃん!」

「お二人もおはようごさいます。早いですね!」

「もちろんだよ! ずっとるん♪ってきてた事だもん!」

「そうです! 今日はとっても楽しみです!」

 

 お二人は笑顔で言う。

 ま、眩しいっす!

 ジブンは咄嗟に彩さんの方を向く。

 い、いや、別に彩さんが輝いていないとかそういうことじゃないっすからね!?

 ………誰への言い訳なんでしょうかね?

 

「彩さん………もしかして、寝不足っすか?」

「え? そ、そんなことないよ!」

 

 視線を反らした時、彩さん欠伸してましたけど………良く見れば目元に──

 

「あー! もしかして彩ちゃん、今日が楽しみすぎて眠れなかったんじゃない?」

「ギクッ! そ、そんなんじゃないよ! 確かに楽しみにしていたけど!」

 

 ジブン「ギクッ」と口で言う人初めて見ました。

 マンガとかでもあまり見ませんけど。

 

「そ、それより! 皆可愛い服装だね!」

 

 彩さんは触れられたくないのか、話題の転換をする。

 ………確かに、皆さん可愛い服装ですね。

 イヴさんはピンクのブラウスに蓮の花の模様があるスカート。

 やっぱモデルさんって、なんでも着こなすんすね………。

 日菜さんは白を基調としたチュニックワンピースの上から青チェックのロングシャツを羽織り、黒のカプリパンツという、活発そうな格好。似合いますね。

 彩さんは花柄のついている薄黄色のミニワンピースという、これまた彩さん感のある格好。

 

「確かに。皆さん絵になってるっすね」

「麻弥ちゃんもだよ!」

 

 そ、そうっすかね………私は今日の服装を見る。

 胸元に猫のシルエットが描かれた半袖パーカーに黒のサブリナパンツ。

 ………ジブンらしさっすかね。

 

「──あら? 遅れてしまったかしら………」

「千聖さん! 全然、時間通りっす! あ、薫さんもおはようございます!」

「やあ麻弥。それに子猫ちゃん達」

 

 し、神聖すぎるっす。

 白のブラウスとプリーツスカート。黄色のカーディガンがまた一層千聖さんの神々しさを引き立てています。

 そんな千聖さんの隣に、羽丘の制服を着た薫さん。

 ………あれ? 今日は演劇部はなかったハズ。

 

「それじゃあ、私は行くよ」

「ええ、久しぶりに楽しかったわよ………かおちゃん」

「っ………それはやめてって………」

「ふふ、自主練習。頑張ってね」

 

 薫さんが早歩きで校舎に向かう。

 ………千聖さん。すごいっす。

 

「それじゃあ、行きましょう?」

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