youth so immature   作:束白心吏

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youth so immature 7

~二時間後 江戸川楽器店 休憩スペース~

 

 一通りの説明を終え、ジブン達は休憩スペースに座り、少し休憩と雑談をしていました。

 

「──すいません。語りすぎてしまいました」

「いいよいいよ。アタシも楽しかったし」

 

 リサさんは笑って謝罪を受け入れてくれました。

 とはいえ、本来なら必要ない事まで喋ったのは事実。

 いつの間にか合流していたパスパレの皆さんにも「まあ麻弥ちゃんだし…」みたいな空気が流れています。

 

「リサもそう言ってるのだから、謝る必要はないわ」

「………いえ、ジブンもテンション上がってましたので」

 

 それに少し罪悪感もありますし………。

 少し恥ずかしさも込み上げてきて、持ってきていた飲み物を少し飲む。

 外が暑いからと持ってきたものですが、まさか屋内で暑くなって飲むとは思いませんでした。照れ隠しの意味合いが強いですけど。

 

「ところで、大和さんはコラムのことで悩んでいると聞いているのだけど」

「へ?………あ、そうです」

 

 唐突な話題の転換。そして今ジブンを悩ませている問題を友希那さんが話題にしたことに、思わず生返事をしてしまいました。

 友希那さんは気にせず続ける。

 その表情はとても真剣で、ジブンは止めることができませんでした。

 

「まりなさんも言っていたわ」

「え? まりなさんもいたの? どこ、友希那?」

 

 リサさんが店内を見渡す。

 ジブンも連れて見渡しましたが………もういなそうですね。

 

「用事があったらしくて、私と少し話してすぐ帰ったわ」

「そっかぁ。少し残念かな………」

 

 ジブンももう少し話したかったのですが………まあ後でも大丈夫な話ですし、今はコラムについてですね。

 友希那さんは一つ咳払いをして話の続きを始める。

 

「──私達も少し何か言えとのことだけど………正直、私はコラムなんて書いたことないから何とも言えないわ」

「え?」

 

 友希那さんはジブンの声を気にせず続ける。

 

「けれど、麻弥さんのコラムに向ける情熱があるのはわかるわ」

「………」

「麻弥さんの思うように書いてみたらどうかしら?

 もちろん。私にはコラムなんてわからない。けど、その情熱には、共感できるのよ」

 

 ………ジブンの思うように。

 その言葉が、反芻される。

 ジブンの心に、染み渡るような感覚がしました。

 

「………友希那さん。リサさん。ありがとうございます」

「いえ、私達も機材の説明をしてもらったのだからお互い様よ」

 

 ──ジブンの中で、何かがカチリと、パズルのピースのように、はまったような気がしました。

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