と、思っていたらオレンジになりました。
これは、更新速度落とすなって言われてるんやな。
頑張ります!
おーわったーよー、おーわったーよー。
とでもいうと思ったか! 諦めません、勝つまでは。
いや正直もう色々と手遅れっぽくはありますが、まだ行ける、自分はそう信じています。
まあ、リセットになったとしても、今後こう言った状況になった際、どうすればいいかの予行練習にはなりますから、今ここでリセットはありえませんがね。
一応案は1つあるので、今回はそれを試して見ましょう。
無理だろうけどなぁ。
「俺が食料を持っていたのは、中のモンスター対策だ」
「食料がカ?」
「ああ、この隠しダンジョンの中のモンスター、1種類だけ食料で釣れる奴がいるんだが、実際に見てもらったほうが早いか、付いて来い、っと、もうこんな時間か、すまないが、このあと予定があるんだ、明日でも大丈夫か?」
「……ふーん、ま、いいヨ」
やったー!! 時間稼ぎ成功!
「今日はナ」
はい、これ完全に疑われましたね。
では、明日の集合時間を伝えてとりあえずさよならしましょう。
これ以降、ずっとアルゴさん、もしくはアルゴさんの情報屋ギルドの方が交代しながら24時間365日隠蔽しながら自分の後ろをついてくるようになります。
一度ここまで疑われると、もう修正はほぼ不可能です。
一応、撒くことは出来ます。
強引にもいけますし、最前線に行っても、モンスターのレベルが高いので、情報屋の方は一部を除いてついてこれませんから。
ですが、たとえ撒いたとしても、アルゴさんの情報屋ギルドの方々は全転移門を見張っていますし、大きな街の入り口辺りにも、だいたい人員を配置しています。
つまり、大きな街によるか、転移結晶や転移門を使えば、アルゴさんたちに位置がバレてしまうということです。
で、位置を掴まれたら、待機組がすぐに動員されて、後を付けられます。
で、ほぼ間違いなくこの隠しダンジョンの入り口も見張りが立つこととなるでしょう。
めちゃくちゃ動きづらくなります。
でも、もう疑われてもある程度時間を稼がなければどうしようもない状況だったので、割り切って行きましょう。
因みに、アルゴさんを殺すのは自分のカーソルをオレンジにしなければ無理です。
基本的に自分は眠っていたり、麻痺していて動けない相手しかカーソルを変えずに処理出来ないので、いつも眠っている相手の寝床に侵入して事に及ぶわけですが、アルゴさんは、たとえギルドホームでも、宿屋でも、眠っている間は常に索敵スキルによる接近警報をセットしているため、近寄ったら起きてしまいます。
で、寝床に侵入してきた自分を見て、はいリセットーとなるわけです。
麻痺毒を持つモンスターの前に連れて行ったとしても、そう行ったモンスターが出る場所にはアルゴさんは必ず耐毒ポーションを飲んでから行くので、麻痺毒によって麻痺しているアルゴさんの腕を無理やり動かしてどうのこうのも出来ません。
誘導をして、レッドにやってもらおうにも、アルゴさんの敏捷はかなり高いので簡単に逃げられてしまいます。
一応信頼している同じギルド員の裏切りだけは警戒していないので、誰かを抱き込んでアルゴさんをヤってもらえば、カーソルがグリーンのままでもいけますが、アルゴさん、部下にはめちゃくちゃ慕われています。
いいオネーサンですから。
だから抱き込もうと思ったら、かなりの時間がかかります。
少なくとも1ヶ月以内とかは不可能です。
RTA中にそんなことをしている暇はないので、実質アルゴさんの排除は序盤でやるしかないのですが、アルゴさんがいないと攻略ペースがかなり下がるので、排除できないんですよね。
それに、アルゴさんは情報屋ギルドの側近に対して常に情報を送り続けています。
で、今からヒー坊の追跡するヨ、を最後にアルゴさんが連絡をたったら、そりゃ自分が犯人だと思われますよね?
なので、アルゴさんの排除はできません。
そして、もうこの状況では、親切な女性の排除もやめたほうがいいでしょう。
だって、アルゴさんのギルド員が常に自分を監視しているわけで、たとえ監視を撒いて、隠しダンジョンの入り口に配置されている人間の目をかいくぐって親切な女性のところに行き、処分したとしても、石碑に死亡時間と死因が書かれてしまうので、その少し前の時間に監視を撒いていて、アリバイがない自分、アウトですね。
それに、親切な女性が死んだらアルゴさんはキリトさんに絶対に知らせに行くのでね。
だからもう処分できません。
さて、では今から明日のアルゴさんへの準備と、親切な女性が見つかった時の為の時間稼ぎと、後、誤捜査誘導をしましょうか。
まず、NPCからフーデッドケープを購入します。
これは装備品の上から羽織るだけのもので、防御力はありません。
ですが、防具を外さなくてもいいので、この縛り的にはとても助かります。
これは、今からやることに必要なので、とりあえず装備しておきます。
これで顔を隠したいわけではありません。
自分には身長という、とても目立つものがあるので、たとえこれで顔を隠していても背を見れば自分が誰かなんて一目瞭然ですから。
でも今、後を付けているであろう情報屋の方に対して、顔を隠して何かやましいことでもやるつもりなのか? と思わせることは可能です。
さて、では次に、親切な女性がいる隠しダンジョンから3層離れた階層に転移門で転移します。
で、今からこの階層にある隠しダンジョンに向かいます。
情報屋の方からしたら、疑っている相手が顔を隠して、情報屋の自分ですら知らない隠しダンジョンに入った、となれば、もう、ね。
疑われていることを利用して、捜査の目をこのダンジョンに向けさせます。
もしアルゴさんたちが自分を犯人だと疑っていた場合、そこに親切な女性がいるかもと思わせる事ができますから。
で、このダンジョン、出口がもう一つあります。
いや、出口というより、転移罠で外に飛ばされるだけなのですが。
その転移罠は、この隠しダンジョンの入り口とは違う場所に飛ばされるので、これで情報屋の方を撒けます。
情報屋の方は隠しダンジョンの中にまでは付いてきません。
なぜならそのダンジョンのレベルがわかりませんからね。
そんな危険地帯に、なんの準備もなく入る事はしない為、情報屋の方は入り口で自分が出てくるのを見張っていることでしょう。
このおかげで、アルゴさんの情報屋ギルドの方々には、自分がこの隠しダンジョンに籠っていると思わせられます。
転移門は全部見張っていますからね、アルゴさんの情報屋ギルドは。
なので転移で抜け出したとも思わないわけです。
よし、誤捜査誘導完了です。
次ですね。
では、ここから転移門を通らず、迷宮区の階段を通って、親切な女性がいる隠しダンジョンのある階層に向かいます。
はーしれー! 自分は! 風になっている!
モンスターは全無視です。いちいち構っていたらキリがありませんから。
さて、では、親切な女性がいる隠しダンジョンの近くの村に向かいます。
そこで、とあるクエストを最初からまたやり直します。このクエストの途中で、アルゴさんを騙す為のアイテムが手に入るのでね。
もう分かりますよね? そう、聖人のお札が手に入るクエストです。
これをうまく使って、アルゴさんを騙しましょう。
さて、次ですね、親切な女性に会いに行きましょう。
でも、この隠しダンジョンの入り口は、見張りがいるはずなので、ちょっと近場のモンスターを石ころを投げながらかき集めて、石ころで誘導しながら、誰かが隠れていそうな場所に送りましょう。
ここだ! ……違ったか。
ならここだ! ……ふむ、いないな。
こっちか!? ……あるぇ?
ここで間違いない! ……ことはない。
う、ううん? あれ? いないぞ?
ちょうど交代のタイミングだったりしたのか? それとも、見張りを用意していない? いや、うーん。
ま、いっか! ラッキー!
はい、いま親切な女性がいるセーフティエリアの直前までやって参りました。
ここで仕込みをします。
今から、親切な女性には自分が死んだと思ってもらいます。
まず、周りにモンスターがいないことを確認します。
はい、いません。
次に、自分のHPを限界まで減らします。
自分の頭上に見えるHPゲージがもう残っていないように見えるようにしましょう。
ゲージではみえなくなっていても、実際はまだHPが1残っている、というような状態にします。
えっと、今のレベルと、自分の防具、アストグリフの性能から考えて、こことここを切ると、だいたいこのくらいまで減る、うん、間違っていないですね、ならあとは、こうして、こうして、うーん、こっちかな、で、ここを刺して、よし、HP調整完璧!
当然ですが、ミスると死にます。気をつけましょう。
では、セーフティエリアに入って、今羽織っているフーデッドケープを脱いで、耐久値を減らします。
セーフティエリアでは、HPは減りませんが、防具等の耐久値は減らす事ができます。
はい、ボロッボロー。
では、それを羽織って、行きましょうか。