SAOメインメニュー縛りRTA   作:アルシャ

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第0話 神様転生

 シャアルです、珍しく連続更新です。

 

 皆さんに聞いて欲しいことがあります。

 最近自分、仕事のしすぎで幻覚が見えるようになりました。

 幽霊かな? 透明ですし。

 自分にこんな霊感があったのか……

 

 しかし美少女! いいね! 

 仕事の疲れから変なものを見ているというのはわかっていますが! 美少女が見えるなら何だっていいですよね!! 

 

ぼ、僕が美少女だなんて、そんな当たり前のことわざわざ言わなくてもいいんだよ?  

 

 でも、どうせ見えるなら自分好みの幽霊が見えて欲しかったですよねぇ、じぶん、SA○のシノンとかみたいにクールなキャラが好きなんですよ、だからシノンが見えて欲しかった。

 

 全く、分かってないなぁ。

 

……ふぅーん

 

 え? ボクっ娘が嫌いか、ですって? 

 

 当然大好きです! 

 いいですよねボクっ娘! 良くないですか? 

 大好きです! 大好きです!! 大事なことなので2回言いました! あれ、3回? まあいいや、最高! 

 幻覚? 幽霊? 大いに結構! こんな美少女が見えるなら自分勝ち組だぜ! 

 

……ふ、ふーん、そうなんだ

 

 という自慢がしたかったから、連続更新しました。

 では、本編をどうぞ。

 

 ───────────────────────

 

「……ん? ここどこ?」

 

 確か、小説を更新して、それでベッドで眠ったはずだったんだけど? 

 辺りは見渡す限りの白、なんか凄い。

 

 ……夢か。

 

「やぁ、こんにちは」

 

「ん? おはよう……? あ、幽霊だ!」

 

 あれ? でも幽霊が透明じゃない? 実体化? おお!? 

 

「ううん、僕は幽霊じゃないよ、神だよ」

 

「おお! 自分のこと神って言うボクっ娘幽霊だ!」

 

「僕は幽霊じゃないよ! 神だよ!」

 

「透明じゃなくなったからって、幽霊は幽霊じゃないの?」

 

「だから! もともと僕は神なの! 幽霊じゃないの!」

 

「頑なに自分を神だと思い込んでる幽霊だ!」

 

「幽霊じゃないよ! 神だよ!」

 

「透明だったのに? 幽霊だったのに?」

 

「透明=幽霊じゃないよ! ただ現世への接続を最低限にしていたから姿が透明だったの! 他の人に見られたら面倒だったし!」

 

「現世への接続、死者の国からの接続? やっぱり幽霊じゃないか!」

 

「違うよ! 僕は神だよ!」

 

 ………………

 

「神!」

 

「幽霊!」

 

「神!」

 

「幽霊神!」

 

「幽霊外してよ!」

 

「神!」

 

「そう!」

 

「神幽霊!」

 

「違う!」

 

 ………………

 

「神!」

 

「神!」

 

「神!」

 

「神!」

 

「神!」

 

「神!」

 

「……あれ? いいんだよね?」

 

「神!」

 

「うん、僕は神だよ」

 

「おお! 神!」

 

「大神じゃないよ、神だよ」

 

「狼?」

 

「獣じゃないよ、神だよ」

 

「神!」

 

「……ふふっ、そう、僕は神だよ」

 

「神!」

 

「今僕は気分がいいんだ、だからね、君の願いを叶えてあげようと思ってね」

 

「神!」

 

「そのついでに、僕のお願いも、聞いて欲しいなって」

 

「神! なになに? 迷子? 安心して! 自分も迷子だから! ここどこか知らないし!」

 

「それのどこに安心できる要素があるのかな?」

 

「ほら、自分だけじゃないって思えば、なんか頑張れる気がするでしょう?」

 

「そう? ……そっか、じゃあ、他の人も……」

 

「どうしたの? 神?」

 

「ううん、君、昨日願ってたでしょ? SAOやりたいなーって、だから僕がSAOのある世界に転生させてあげるよ!」

 

「おお! まるで夢みたいな話だ! ……あ、夢か」

 

「夢じゃないよ?」

 

「え? だって頬をつねったら……痛いよ? うん、夢だ」

 

「夢なら痛くないんじゃないの?」

 

「あ、そっかぁ……うん、夢だな」

 

「現実逃避はやめようね」

 

「はーい」

 

「僕は世界の創造は専門外だから出来ないけど、デッドコピーくらいなら出来るから、SAOのコピー世界に君を転生させてあげる、しかも! 特典もつけてあげるよ!」

 

「おお! 特典! なになに!?」

 

「そうだね、まず君はずっとSAOを遊んでいたいって言ってたでしょ? だから、ずっと遊べるように時間を巻き戻すリセット能力を上げるよ! 僕は運命と時の女神だからね」

 

「おお! 凄い!」

 

「で、君はSAOをやるなら、なんの武器種を使いたい?」

 

「二刀流!」

 

「そう、じゃあ二刀流のスキルを強化しておいてあげるね」

 

「神!」

 

「うん、僕は神だよ」

 

「ああ、さっきの神は、褒め言葉の神だから」

 

「そう? ありがと! じゃあ、あと2つ! なんでも好きな特典をあげるよ!」

 

「最強になりたい! あと超絶イケメンになりたい!」

 

「うん、じゃあ、肉体を最強にしておいてあげるね、あと容姿もイケメンに……うーん、でも、美醜の感覚は人それぞれだから……そうだ、リアルの体は僕の好みにしておいて、彼のSAO内でのアバターを自由にクリエイトできるようにしてあげよっかな、茅場のアバターの強制変更措置を僕の力で割り込んで、彼だけはゲーム内アバターのまま遊べるように、うん超絶イケメンにしてあげるね」

 

「やったー!」

 

「あと、長時間プレイに耐えられるように、魂の保護もしてあげるよ!」

 

「やったー!」

 

「その代わり、君にはRTAをやって貰いたいんだ」

 

「RTA? なんだっけ? リアルタイムアタックだっけ?」

 

「そう! 最近僕、それにハマっちゃってね、SAOにリアルに入ってタイムアタックして欲しいんだ! あ、勿論十分SAOの世界を楽しんだ後とかで構わないよ?」

 

「ん? それRTAじゃなくない? まあいいか……うーん、だけどなぁ」

 

「あれ? 何か嫌なことがあった? こんなにもサービスしてあげているんだよ?」

 

「いや、なんか夢とかじゃなくてマジっぽい話だし、真面目に考えてみたんだけど、やっぱり転生はいいかな、ごめんな」

 

「……なんで、ねぇなんで? なんでなの? ねぇ?」

 

「確かにSAOやりたいなーって思ったりはしたけど、実際に転生してSAOやるってなると、家族と離れ離れになるんだろ? かと言って家族も一緒に転生させるなんて嫌だし、まあ、こう言うのは妄想だから楽しいんであって、現実になったらあれだろうからな、悪いけど」

 

「……君に、家族がいるから、現世に繋がりがあるから、ダメ、なんだよね? ……なら」

 

 パチン! 

 

「SAO、やってくれるよね?」

 

「だから自分には……自分には……家族……が……?」

 

「何を言っているの? 君には元々」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「家族なんていないじゃないか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そう、だったな」

 

「うん! 君には現世に、家族どころか、友人も、恋人も、誰一人いないじゃないか! だから、いいよね? SAO、やってくれるよね?」

 

「あ、ああ」

 

「はい決まり! じゃあ、細かいことを説明していくね、まず、RTAをやってもらうんだから、目標時間を決めないとね! うーん、そうだね……何もしなくとも2年間でクリアされるから……1年半以内! どう?」

 

「え? 楽勝じゃね?」

 

 だってヒースクリフ倒せばいいだけでしょ? 1年半なんてかかりようがないよな? 

 

「君には簡単だったかな? まあ、とりあえず目標時間は1年半! これ以内にクリアを目指してね!」

 

「はーい」

 

「じゃあ次に、時間を巻き戻すリセット能力の説明をするね、この力は、SAOの正式サービス開始の6ヶ月前から、SAOの正式サービスのチュートリアルが始まる前までの間の好きな時間まで時を巻き戻せる力なんだ」

 

「え? その間だけなの? ゲーム中に1時間だけ巻き戻すとかはできないの?」

 

「出来ないよ、だってそれはセーブ&ロードみたいなものじゃないか、SAOはオンラインゲームだよ? オンラインゲームでセーブ&ロードは出来ないでしょ?」

 

「う、うん、まあそうだけど、ああ、だからリセット能力ってことか」

 

「そう、で、この能力が発動する条件は、任意発動の他に、チュートリアルまでにSAOをプレイしないこと、RTAの目標タイムまでにクリアできず、SAO開始から2年半が経過すること、目標タイムを過ぎてからゲームをクリアすること、そして死ぬことだよ」

 

「……えっと、なんか色々条件があるな、で、任意発動の方法は?」

 

「とある動作を、まあ、やってみればわかるよ、あと君の他にも走者を用意するね」

 

「走者?」

 

「うん! 君の現世から適当に誰か選んで、君を送る世界とは別の世界で、同じようにSAOでRTAをしてもらおうと思うんだ! それで、他の人にタイムが抜かれたら再走ね」

 

「さいそう?」

 

「さあ! 僕の手を取って! SAOの世界に連れて行ってあげるよ!」

 

「あ、ああ……っ、……」

 

 本当に、いいのか? 

 

「どうしたの?」

 

 ……

 

「違う」

 

「え?」

 

「……違う違う違う! 自分には……自分には、家族が、っぐっ」

 

「……へぇ」

 

「がぁぁぁぁぁ!!!!! ……自分には……家族がいたはずだ!」

 

「……すごいね! まさか僕の強制運命改変に抗うなんて! ますます君を気に入っちゃったよ!」

 

「自分に、何をした!」

 

「君の運命を、現世に誰との繋がりもない人生を歩んできた運命に書き換えただけだよ?」

 

「何だと? ……ふざけるな! 勝手に自分の人生を書き換えやがって! 自分には家族がいたはずだったのに! 家族だけじゃない! 自分には、友人も沢山いて! 恋人だっていたはずなんだ!」

 

「……え? 君には元々、友人も恋人もいないよ?」

 

「……え? そうなの?」

 

「うん」

 

「……そっかぁ」

 

「じゃあ、行こっか?」

 

「……うん」

 

「あ、因みに、昔は君にも友人がいたらしいよ? LIN○と一緒に消えたみたいだけど」

 

「……え?」

 

「まあ君の運命は、昔にも誰一人友人がいなかった運命に書き換えちゃったけどね! じゃあ、行ってらっしゃーい!」

 

「……おいこらまてこのくされ」

 

 

 ……………………

 

 

 ついに、SAOの正式サービスが始まる。

 

「楽しみだなぁ、あの神は許せないけど、SAOはずっとやりたかったからな! よし! リンクスタート!」

 

 

 ……………………

 

 

 よし! 遊ぶぜー! 

 なんせ神から最強の体をもらってるからな! 

 

 ……って! リアルの体が最強でもゲームには何の反映もされねぇじゃねーかよぉぉぉぉぉ!!!! 

 

 違うんだよ! リアルの体を最強にして欲しかったんじゃないんだよ! ゲームで最強になりたかったの! 

 この平和な日本で! リアルで最強でも何の意味もないだろ! 

 

 ……ま、まあいい、超絶イケメンにはしてくれていたからな。

 許してやらないこともないかな? 

 

 ……いや、許せないなぁ。

 

 まあ、あんな神のこと考えるのなんて時間の無駄だ! 

 遊ぶぞー! 

 

 えっと、まずスキルスロットにスキルを入れるから、メインメニューを開いて

 

 

 ………………

 

 

 ん? あれ? 何でログアウトしてるんだ? ん? バグ? 

 

 まあいいや、もう一回SAOやるか。

 

 

 ………………

 

 

 さて、まずメインメニューを開いて

 

 

 ………………

 

 

 あ? またログアウト……違う、これ、時間戻ってる? 

 

 ……は? ……あ。

 

「任意発動の条件は?」

 

「とある動作を、まあ、やってみればわかるよ」

 

 ……あの神、リセット能力の任意発動とメインメニューを開く動作を被らせやがったぁぁぁぁ!!!!! 

 

 ざっけんなぁあああああああ!!!!! 


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