やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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新作品です。よければ見ていってください!


彼の名は………

 

 

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ーーー千葉県・某所ーーー

 

 

千葉県には1つの大きな組織があった。その組織の名前は千葉仁堂会。日本の中でも有数の暴力系組織で、その力は他の組織からも一目置かれている。関東一円を拠点としており、直系団体が80団体で構成員が18,000人のかなり大きな組織だった。

 

その中でも1番の武闘派であり、かつ1番組織に貢献しており、地域発展の為に力を入れているのが、同じく千葉で活動している千葉仁堂会の直系組織である、比企谷組だった。

 

 

これは、比企谷組に所属している1人の少年の物語である……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「だから、やめて下さい!」

 

1「良いじゃねぇか、ちょっとくらい!俺たちはただお茶しようぜって言ってるだけなんだからよ〜。」

 

???「それが迷惑だって言ってるんです!」

 

2「何でさ〜?お茶代は俺たちが持つのにさ〜。そこまで頑なに断られると、なんかこっちもイライラしてくるんだよね〜。」

 

3「おい、もういいだろ。早く連れてってヤる事ヤろうぜ。もう待ちくたびれた。」

 

1「そうすっか、なぁお嬢ちゃん。もう我慢の限界なんだわ。大人しくついてきてもらうぜ。」

 

???「ちょっ!?や、やめなさい!」

 

 

スーツを着た男3人が1人の女性を連れ去ろうとしていた。だが男の力に敵うわけもなく、連れ去られようとしていた………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「おい、オメェら何やってんだ?」

 

3「あぁ?何だテメェ?」

 

???「質問したのに質問で返してんじゃねぇよ。何やってんだって聞いてんだよ。」

 

1「見りゃ分かんだろ、これからお楽しみの時間に入ろうって所だよ。ガキには関係ねぇから引っ込んでな。」

 

2「そーそー!着いてきても鼻血出して気絶するだけだからさ!」

 

???「大の大人がピーピーピーピー喚きやがって。クソうるせぇんだよ。」

 

3「んだとゴラァ!!?」

 

2「おい、さっきから言いたい放題だなお前?俺らが誰か分かってんのか?」

 

???「あ?だったら何だよ?テメェらに俺が倒せんのか?」

 

「「「っ!?」」」

 

 

急に変わった少年の雰囲気に男たちは思わず息を呑んだ。

 

 

???「………来いよ。3人まとめて相手してやるよ。3人纏めてならかかって来れるだろ。」

 

 

1「コノォ……舐めてんじゃねぇぞ!!!」

 

2「その生意気な口からボコボコにしてやる!!」

 

3「サンドバックじゃゴラァ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果から言うと、男たちは無様に路上に転がっていた。少年の方は無傷だった。

 

 

???「………はぁ、やっぱりお前ら白石組か。どうせ上からの命令だろ?違うか?」

 

1「うぐっ!……そ、そうだ。俺たち、お、親父に命令されて………やっただけだ。」

 

???「お前に言っても無駄だが、もうやめにしてもらいたいものだ。何回目だよ、俺らのシマを好き放題にするの。ケツ拭いて謝んのはこっちなんだぞ。」

 

1「っ!?お、おい!お前まさか………比企谷組なのか!?」

 

???「あ?だったら何だよ?」

 

1「い、いや、何でもねぇ。」

 

???「もうこんな真似するんじゃねぇぞ。次はこんな程度じゃ済まされねぇからな?もう行け。」

 

1「あ、あぁ………」

 

 

男は仲間2人を引きずりながら去って行った。

 

 

???「さて……おい、そこの。怪我はないか?」

 

???「う、うん……助けてくれてありがとう。」

 

???「礼を言われる筋合いはねぇよ。俺はただ自分のシマを守っただけだ。お前を助けたわけじゃねぇ。組の為にやっただけだ。」

 

???「そ、そうなんだ………あのさ、君って何者なの?あんなに強いし、それに見た感じ私よりも年下っぽいよね?奢ってあげるからさ、少し話さない?」

 

???「………俺をお茶に誘うんだったら、まずその薄い鉄仮面を外すことだな。」

 

???「っ!?………分かるの?」

 

???「俺には分からねぇ方が難しい。」

 

???「………へぇ。」

 

???「そっちの方が良い顔してんじゃねぇか。俺はそっちのお前の方が好きだぞ。」

 

???「あはは、お世辞をどうも。」

 

???「世辞じゃないんだが……まぁいい。俺はもう行く。お前も帰りは気を付けろよ。」

 

 

少年は話を切り上げ、近くに置いてあったバイクに跨って去ろうとしていた。

 

 

???「あっ、ちょっと待って!君の名前教えてよ!」

 

???「………比企谷八幡だ。」

 

???「比企谷………もしかして、私のお母さんがいつも言っている、あの?」

 

八幡「おい、何ブツブツ言ってんだ?名乗ってやったんだ、お前の名前も教えろよ。」

 

???「そ、そうだったね。私は雪ノ下陽乃。陽乃で良いよ。」

 

八幡「陽乃か……会うことはまず無いだろうが、覚えておくことにする。じゃあな。」

 

 

八幡はバイクに乗ってエンジンをつけ、ヘルメットを被ってから、その場を去った。

 

 

陽乃「比企谷八幡くん、かぁ………ふふふっ、何だか面白い子と出会っちゃったなぁ!帰ったらお母さんに比企谷組について聞いてみよっと!」

 

 

ーーーーーー

 

 

ブロロロロロッ

 

 

八幡「ふぅ………」

 

 

八幡(ったく、白石の叔父貴にも困ったもんだ。ウチらのシマを手に入れようったって無駄なのによ。親父と俺がいる限りはこの組は終わらせぇよ。)

 

 

八幡「ただいま〜。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「お疲れ様です、若っ!!!」」」

 

 

飯食って今日は寝るか………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





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