やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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京都の旅 ①

 

 

八幡side

 

 

修学旅行2日目。今日は自由に京都を回っても良い日になっている。それに俺は誰からも誘いを受けていないから、久しぶりに1人で楽しむ事が出来そうだ。狂三と雪乃が誘ってきそうだが、2人には少し悪いが今回はパスさせてもらおう。俺に限らず、人間誰だって偶には1人で行動したい時はある筈だからな。2人に気付かれない内に出るとするか。

 

 

狂三「あら?八幡さんは何処ですの?さっきまでこちらに居たと思いますのに………」

 

雪乃「比企谷君は?おかしいわね、此処に居たと思っていたのに………」

 

2人「あら?(え?)」

 

狂三「雪乃さんも八幡さんをお探しに?」

 

雪乃「えぇ。その様子だと時崎さんも同じだと思うけれど、何処にも居ないのよ。さっきまで此処に居たと思うのだけれど……」

 

狂三「私もそう思ってこちらに来たのですが………どうやら一足遅かったようですわね。」

 

雪乃「誰かが誘った………いえ、比企谷君を誘うような人は私と時崎さんくらいだから、この学校には居ないわよね。」

 

狂三「だとしたら………お1人で?」

 

 

ーーー5分後ーーー

 

 

八幡「先ずは祇園に行ってみるか。その後は伏見稲荷に行って土産を買って、その後は………現地の人にオススメを聞いて回るか。急いで駅に回って1日パス券買って乗ろう。あの2人に気付かれる前に。」

 

 

逃げてるわけじゃねぇのに、何で逃避行みたいになってるんだ?

 

 

八幡「まぁいい、とにかく祇園に向かおう。この電車に乗って祇園四条駅で降りれば着く筈だ。」

 

 

ーーー祇園・四条通りーーー

 

 

八幡「ほう……此処が祇園か。昔、それこそ江戸時代頃には歓楽街だったようだが、今では古風な街並みなんだな。けど昔の風景をそのまま残しておくというのも風流を感じるから良いものだな。高級料亭なんかもあるって有名だったな。まぁそんな店に行くつもりなんてこれっぽっちも無いけどな。」

 

 

だってそんなとこに行ったら所持金が一気に底をつく。そうなったらお土産の話じゃなくなるからな。下手な勧誘には気を付けよう。

 

 

ーーー花見小路ーーー

 

 

八幡「脇道ですら昔ながらの雰囲気を感じさせるな……猫でも居たらもっと雰囲気があるだろうな。っとダメダメだ。そんな事言ってたら、音もなく雪乃が出てきそうだ。さて、のんびり「やめてくれへん?」散歩……あ?」

 

 

突然向こうの路地から何かを否定する声が聞こえた。声的には女の声だった。

 

 

八幡「……面倒ごとには関わりたくないが、仕方ない。様子だけでも見に行くか。」

 

 

ーーー路地ーーー

 

 

1「ええやないか嬢ちゃん、すこ〜しお茶するだけやないか!」

 

「それがウチには迷惑なんや!付き合ってられん、もう行かせてもらうで。」

 

2「おぉっと!いいじゃんか少しくらい〜。つれへんお嬢ちゃんやなぁ〜!」

 

3「ちょっとだけやって!ちょっとお茶するだけやからさ〜!なぁええやろ〜?」

 

 

………この京都にもこんな奴、居たんだな。あの女も困ってそうだし助けるか。

 

 

八幡「っと、その前に制服脱いどこ。寒い時用にジャンパーあるからそれ着て………うしっ。」

 

「せやから、ウチはアンタ等とは「なぁ、そこのアンタ。」っ!な、何やの?」

 

1「あん?何やお前?」

 

2「お子ちゃまは引っ込んどれや!」

 

八幡「用があるのはそっちの女だ、男は黙ってろ。お困りのようだったら、その周り飛んでるうるさいハエ3人、ハエ叩きで潰してやるが、どうする?」

 

「アンタもウチにナンパ?だったらお断りやで。」

 

八幡「俺がお前に?あり得ねぇな。困ってそうだから助けようかと思ったが、どうやら余計なお世話だったようだな。」

 

「あぁ〜待って待って!困ってる!すごぉ〜く困ってるから、ウチを助けて?」

 

 

………調子の良い奴だが、まぁいい。

 

 

八幡「つーわけだから、来いよハエ共。」

 

3「上等やこのガキッ!!」

 

1「すぐそこの鴨川に沈めたるわ!!」

 

 

ーーー5分後ーーー

 

 

1「ぐぉぉ……」

 

2「バ、バケモンかいな……」

 

3「お、お前……何モンや?」

 

八幡「何?もっとやって欲しいって?」

 

1「ご、ごめんなさぁ〜い!!」

 

2「もうしませぇ〜ん!!」

 

3「ナンパしませぇ〜ん!!」

 

 

………はぁ、まさか自由時間始まって数分後にこれとはな。やっぱ俺って面倒ごとに突っかかってしまう癖があるみたいだ。

 

 

八幡「はぁ……まぁいい。」

 

「ア、アンタ……強いんやねぇ。」

 

八幡「ん?何だお前、まだ居たのか?」

 

「なっ!?お、おるに決まっとるやろ!アンタが怪我でもせんか心配やったからや!」

 

八幡「あんな奴等程度の相手に怪我なんてしねぇよ。そういうわけだから、もう行くわ。」

 

「あっ、ちょっと待って〜!」ダキッ!

 

 

………何故抱き着いてくる?

 

 

八幡「おい、何のつもりだ?」

 

「いいや〜?ウチまだお礼してないと思うてな、させて欲しいんよ。」

 

八幡「ナンパか?それなら俺もお断りだ、あっち行け。」

 

「そんなんちゃうよ〜!お礼やって!ねっ?付き合うて?良いお店知ってるから〜!」

 

八幡「………」

 

「お願い〜!」

 

八幡「………分かったよ、じゃあ道案内を頼む。それといい加減腕を離せ。」

 

「ええやないの〜!ウチを助けてくれたお兄さんにご褒美や!それにお兄さん、意外とガッシリしてるんやね。筋肉質でウチのタイプやわ〜♪」

 

 

なんかいつの間にか面倒な事になっていってる気がするのは俺の気のせいか?

 

 

 





八幡が助けた女性は何者だろう!?
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