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ーーー童満会・事務所ーーー
京都にある童満会の事務所には、童満会の精鋭50人と会長である童満と、赤座鬼組の組長の赤座鬼とその構成員50人が集まっていた。そして組長の部屋には組のトップである童満と赤座鬼がいる。そしてその部屋の中には腕を後ろに組まれた状態で縛られているカナエとしのぶの姿もあった。
童満「ん~君達はやっぱり良い女だよねぇ〜。千葉の奴等もどうかしてるって俺は思うよ。何でこんなにも良い女をほったらかしておくのかって。俺だったらすぐにプロポーズするのにさ。君達自身もそう思わないかい?自分達は凄く良い女だってさ。」
カナエ「………」
しのぶ「………」キッ
童満「そんな顔で睨まないでおくれよ〜。俺は君達と仲良くしたいんだ。俺としても君達をこんな風に縛りつけるのだってしたくないんだ。けど暴れられたら困るから仕方なく縛っているだけ。抵抗をしないというのなら、その縄だって解いてあげるんだからさ。」
カナエ「じゃあ何もしないからこの縄を解いてくれないかしら。私達は手出ししないから。」
しのぶ「ね、姉さん!何を言ってーーー」
カナエ「しのぶ、今は手を出してはダメ。」
しのぶ「っ………」
童満「あははははっ、そうそう♪手を出しちゃダメだからね?俺は気にしないけど、赤座鬼殿が何をするか分からないからね。」
赤座鬼「………」
童満「でも残念っ♪縄は解いてあげない♪だってそんな反抗的な目で見られたら、解く気も失せちゃうからね。悪いけど、君達はそのままだからね。」
童満は下卑た笑みを浮かべながら拒否をした。最初から叶える気など無かったのだろう。
カナエ「………悲しい人だわ。」
童満「………どういう事かな?」
カナエ「貴方は自分の意思を何処に置いて来たの?貴方の目には自分の意思が宿ってない。何かに取り憑かれたかのように虚な目をしているわ。【万世極楽教】だったかしら?悪い事をした人を殺す、それの何が楽しいの?この世の中には苦しみながらも、もがきながら生きようとしている人は山のように居るわ。それを貴方達は何の躊躇も無く皆を殺した。貴方の組員を見て思ったわ、なんて可哀想な人達なんだろうって。人殺しでしか自分の価値を見出せないと思ってる。」
童満「………」
カナエ「貴方は自分の意思を持っていない、ただの人形のような人だわ。きっと私達を攫ったのだって、誰かに言われてやった事なのでしょう?」
童満「………何でそんな酷い事を言うのかな?俺が人形だって?俺はちゃんと意思を持ってるぜ?」
カナエ「じゃあ何故貴方は親の立ち上げたこの組に居座り続けているの?何故上にのし上がろうとしないの?何故「黙れっ!」………」
童満「俺の事を分かっているような口ぶりで喋るな!いいか、君達は人質でもあり餌でもあるんだ!君達は交渉材料なだけで用無しになったら、俺の奴隷になる運命なんだ!道具に過ぎない君達が主人に向かって口出しをするな!」
激昂した童満はカナエに怒鳴りつけるように暴言を吐いた。その言葉に対してカナエは表情1つすら変えていなかった。
それどころか、笑みを浮かべていた。
童満「何だい?何がおかしいんだい?」
カナエ「いいえ、何でもないわ。ただ、私を奴隷にしても意味は無いと思うわよ。だって私は1人の男の子に購入される予定だから。」
童満「………何だって?」
しのぶ「姉さん、それって………」
カナエ「ふふふっ、何でかしらね。こんな状況だというのについ信じてしまうの、彼が………八幡さんが助けに来てくれるんじゃないかって。」
しのぶ「………八幡が。」
赤座鬼「………おい、そこの女。」
カナエ「っ、何かしら?」
赤座鬼「その八幡とかいう奴は、強いのか?」
カナエ「………えぇ、強いわ。貴方達なんかよりもずっと強いわ。私が認めた殿方ですもの、弱い筈が無いわ。」
カナエの余裕ぶりに童満は苛立ちを見せていた。絶望するはずのこの状況に何故か笑っていられる彼女の精神の強靭さに………いや、想いの強さに。
童満「成る程……じゃあその八幡っていう男を君達の前に連れて来させれば、少しは変わるのかな?」
2人「っ!!?」
童満「あっ、今良い反応だったね〜♪よし決めた!今からその八幡っていう男を連れて来させよう!それはもう君達が嫌という程の絶望するくらい、ボロボロの状態でね♪」
カナエ「やめなさい!!八幡さんは関係無いわ!!無関係の人を巻き込むのはやめなさいっ!!」
童満「んんぅ〜聞けないなぁ〜♪だってもうこれまでに数え切れないくらい殺してるしね。今更やめろだなんて言われてもやめる気なんて無いよ。それに、その八幡って男を君達の前でボコボコに出来るのなら、これ以上無いくらいの快感があると思うんだよ♪楽しみだと思わないかい?」
しのぶ「アンタは……地獄に落ちるべきだわっ!!」
童満「あはははっ、そうかもね♪でもそうなっt「教祖様〜!!」ら……何だい?今とっても良いところなんだ、邪魔をしないでもらえるかい?」
「て、敵襲です!!敵が来ました!!」
童満「………敵?数は?」
「10人くらいです!」
童満「何だその数か……蹴散らしなよ。」
「そ、それが………何処からか分かりませんが、我々の会員が既に半数近くやられていて……赤座鬼の叔父貴の組員も………何人かが。」
童満「へぇ………敵の特徴は?」
「1人、刀を持った奴が居ました!白い羽織りに炎模様、制服のような格好をした奴が仲間を次々に斬り伏せて行ってます!」
カナエ(っ!煉獄君っ!!)
「あともう1人っ!真っ黒い格好をしていて、我等の会員を次々に殴って蹴っての繰り返しで無力化して行ってます!一部の髪の毛が重力に逆らって飛び出ていました!!」
しのぶ(っ!!八幡っ!!)
童満「ふぅん………赤座鬼殿、君は行くんだろう?好きに暴れてきなよ。」
赤座鬼「………そうさせてもらう。その中に八幡という男が居たら、動けないようにして此処に連れてこよう。」
童満「頼むよ〜。」