やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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怒りと無情

 

 

ーーーーーー

 

 

八幡と煉獄、そして赤座鬼が対峙してから数十分が経過した。両者互いに一歩も譲らない状態で切り傷も打撲も一切受けていなかった。

 

 

赤座鬼「やるな……俺とここまで対等に戦えたのは、お前達で3人目だ。」

 

八幡「フォローしながら戦っているってのに、あっちはそれを簡単に防いでくる。とんでもない身体裁きだ。普通の奴じゃまず無理だ。」

 

赤座鬼「さて、次はどっちから攻める?俺はどちらからでも構わないぞ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

煉獄「………このままでは埒があかない。比企谷少年、君は先に行けっ!!」

 

八幡「え?」

 

煉獄「この者に時間をかけ過ぎれば、組長達の命も危なくなってくる!!俺がこの者の相手を引き受ける。君は組長達の元へと向かうのだ!!」

 

八幡「で、ですが……」

 

赤座鬼「通すと思っているのか?俺を倒さない限りはこの先へは進めないと思え。」

 

煉獄「そうか!!貴様には俺の相手は荷が重過ぎたか!!それは済まなかった!!比企谷少年、此処は2人で行こう!!どうやらあの者は俺と1対1では自信が無いらしい!!」

 

 

八幡(いや煽っても無駄ですって。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤座鬼「誰がそんな事を言った?勝手な解釈をするな。良かろう、八幡、お前はこの先へ行くが良い。杏寿郎を見捨ててな。」

 

煉獄「聞くな少年!!見捨てるのでは無い、君は俺にこの場を託し、俺は君に組長達を託したのだ!!奴の言葉に耳を傾けるな!!」

 

八幡「分かってますよ煉獄さん。じゃあ俺は先に行かせてもらいます。赤座鬼、そこを通るから手出しするな。」

 

赤座鬼「安心しろ、俺は弱者がするような真似は絶対にしない。」

 

 

八幡は警戒心を漂わせながら正面を歩いていく。そして赤座鬼を通り過ぎて奥の扉を開けてそのまま先へと進んで行った。

 

 

赤座鬼「お前も馬鹿な事をしたものだ。この先にもまだ俺の構成員が居る。まぁ童満の奴と違って全員殴り合うスタイルだが、幾ら八幡が強くとも、無傷で奥の部屋まで辿り着くのは無理だろう。」

 

煉獄「俺の継子を舐めてもらっては困る!!比企谷少年は熱い魂を持っている!!必ずやり遂げてくれる筈だ!!だから俺はお前を此処で倒す!!」

 

赤座鬼「……やはり素晴らしい男だ、お前は!威勢も良く度胸もある。殺すのが惜しいっ!!」

 

 

そしてまた、赤座鬼の拳と煉獄の刀が交差する。

 

 

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八幡side

 

 

「おい来たぞ!!殺っちまえ!!」

 

「行くぞコラァッ!!」

 

『おおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!』

 

八幡「デッケェ声でうるせぇ上にテメェ等邪魔なんだよ………そこを退けぇ!!!」

 

「ぐはぁっ!!?」

 

八幡「ぶん殴られてぇ奴からかかって来い!!ぬるま湯育ちのテメェ等に痛みってもんを教えてやるからよっ!!」

 

「何わけ分かんねぇ事言ってアグボォッ!!?」

 

「テメェこのっ!!」

 

「遅ぇっ!オラァッ!!」

 

 

バゴォッ!!

 

 

「ぐああああぁぁぁっ!!」

 

余所見してんじゃねぇっ!!」

 

 

ドガッ!!

 

 

八幡「………ってぇなコラァ!!」

 

 

バギッ!!!

 

 

「うぶっ!!?」

 

 

殴られても怯まず、それどころかその倍以上で返してくる八幡に赤座鬼組の構成員は八幡の強さと気迫に戦慄を覚えていた。

 

 

八幡「こっちはなぁ、死ぬ覚悟で来てんだよ……もっと必死に止めてみろやぁ!!こんなもんか!?」

 

「お、お前行けよっ!」

 

「無茶言うな!殺されるぞっ!」

 

「俺まだ顔を壊されたくねぇ!」

 

八幡「来ねぇんならこっちから行くぞ?テメェ等を残しておくと後々厄介だからな。」

 

「い、嫌だっ!俺はまだ死にたくねぇ!!」

 

「お、おい逃げるなっ!!親父に殺されるぞ!!」

 

八幡「逃がすなっ!!誰1人として生かしておくな!!童満会と赤座鬼組は徹底的に潰す!!」

 

 

すると横の通路から現れた夜忍一派の構成員が赤座鬼組の構成員を声を出す事もさせないまま静かに暗殺した。喉笛を切ったのだ。

 

 

八幡「お前ら生きて帰れると思うなよ?ウチの仲間に………カナエとしのぶに手を出したんだ、これくらいの事は予想は出来てただろ?」

 

『………』

 

八幡「前に来て俺と戦って潔く負けて殺されるも良し、後ろに逃げて無惨に殺されるも良し、こっから飛び降りるのも良し、まぁ飛び降りたところで俺の仲間が外にも居るからどのみち助からないがな。」

 

「ま、待ってくれ!取引をしないか!?」

 

八幡「はぁ?」

 

「俺達はもうお前に手出しをしない!!童満の伯父貴が居る場所にも案内する!!だから俺達を見逃してくれ!!どの道俺らは助かったとしても、親父に殺されちまう!!その前に俺らは足洗って逃げたいんだ!!だから頼む!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「白けさせやがって………だったら俺が今すぐ此処でテメェ等を殺してやるよ。そんな生温い覚悟で………」

 

 

八幡はその辺に転がっていた鉄パイプを拾ってそのまま大きく上に持ち上げた。

 

 

「や、やめてくれっ!!頼むっ!!」

 

八幡「この世界に………」

 

「や、やめろおぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「入って来るんじゃ………ねぇよ!!!!!

 

 

ドガァッ!!!

 

 

八幡「逃してくれ?俺が逃すと思うか?あれだけの人を殺しておいて自分は生きるのか?冗談も大概にしろってんだ。今度はテメェ等が死ぬんだよ。」

 

 

 

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