やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

120 / 321
抗争の終わり

 

 

八幡side

 

 

【童満会】と【赤座鬼組】からカナエとしのぶを救出出来たのは良かったが、犠牲者があまりにも多い。敵が赤座鬼組組長を含めて大体200人近くが死んでいる。そして俺達味方は赤座鬼組に向かった奴等は分からないが、こっちの生き残りは俺だけ。だから煉獄さんを含めて26名が殉職している………あまりにも多過ぎる犠牲だ。

 

いや、今死んだ人の事を考えるのはよそう………兎に角今はカナエとしのぶを安心させてやるのが先決だ。今もまだ気を張り詰めたままだろうしな、どっかのホテルで1泊すれば大丈夫だろう。

 

 

八幡「じやあ煉獄さん……俺達は行きます。」

 

 

俺達は一先ず、童満会の事務所を出る事にした。

 

 

ーーー出口ーーー

 

 

八幡「1人で歩けるって………」

 

カナエ「ダメよ八幡さん、無理しちゃダメ。傷が酷いんだから!」

 

しのぶ「そうよ八幡!だから落ち着ける場所に着くまでは離してあげないわ!」

 

八幡「………そうかよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「比企谷さん!!」

 

「見ろ、胡蝶組長達も居る!!助けたんだ!!」

 

 

目の前には車が5台停まっているのと、夜忍一派の組員が約20名が居た。そして車の中から見覚えのある顔の奴が出てきた。

 

 

工藤「比企谷、無事やったようやな。」

 

八幡「工藤………」

 

久藤「こっち来る前に赤座鬼組の事務所に行って、残りの連中を潰してからこっち来たから、時間掛かってもうたわ。コイツ等の組員が後10人くらいおったんやけど、怪我が酷かったから、ウチの系列の病院に運んどる。命に別状は無いと思うで。」

 

八幡「………恩に切る。」

 

工藤「いや、礼なんて要らんわ。俺がもっと踏み込んで監視しとけば、こないな事にはならなかったんや。こないな事になったんは俺の責任でもある。お前とそこに居る2人には神戸本部からもなんか来ると思うけど、俺から先に言わせてもらうわ、ホンマに申しわけ無い。」

 

 

工藤は俺達に向かって頭を下げてきた。こんな事態になった事を本当に悔いているようだった。

 

 

カナエ「私達への謝罪は受け入れます。それよりも中に居る死人となった人々を手厚く埋葬してあげてください。痛みがある中で苦痛を受けながら死んでいった筈です。成仏出来るように、苦しまないようにしたいんです。」

 

工藤「………あぁ、分かった。中におる死体は敵味方関係無く同じように処理する。そっちの組員の遺骨はそっちの本部に届けるけど、ええか?」

 

八幡「八十神会に送ってくれ。場所は知ってるんだろ?そこに送れ。」

 

工藤「分かった。」

 

八幡「後、2階ホールに金髪で毛先が赤になってて、白に炎柄の羽織りを着ている人は丁重に扱ってくれ。胡蝶組の若頭補佐だ。1番奥に居る童満会の会長はとりあえず生きてる事だけ伝えておく。処遇はお前に任せる。」

 

工藤「了解したわ。じゃあお前等行くで、乱暴に扱ったらタダじゃ済まさんからな?」

 

『へいっ!!』

 

工藤「じゃあアンタ等はホテルに行って身体休ませろや。もう予約は取ってあるからそこに泊まりや。治療が必要なら医療キット持って来とるからそれ使えや。」

 

カナエ「……何から何まで助かります。ありがたく使わせてもらいます。」

 

しのぶ「ね、姉さん!コイツ等は敵なのよ!?そんなに簡単に信用しても良いの!?」

 

八幡「しのぶ、問題無い。目の前に居るこの男は神戸連合の2番頭で穏健派に所属する奴だ。3代目神戸連合会長の右腕でもある奴で、俺とは協力関係を持ってるから情報もすぐに俺に入ってくる事になってる。だから信頼出来る男だ。」

 

しのぶ「……八幡がそう言うなら。」

 

カナエ「じゃあまずは皆の治療ね。怪我のしている人は来てちょうだい。私としのぶで手当てするから。」

 

 

そして俺と夜忍一派の20名はカナエとしのぶから治療を受けた。治療が終わってからは解散となり、夜忍は現在利用している場所へと戻り、俺とカナエとしのぶは車に乗って予約したというホテルに向かった。

 

 

ーーー車内ーーー

 

 

カナエ「八幡さん、傷は痛まない?」

 

八幡「あぁ、気にするな。弾は貫通してなかったからな、取り除けて良かった。流石の腕だな。」

 

カナエ「このくらい普通よ。」

 

しのぶ「それよりも目的地って何処なんですか?」

 

 

………確かに、ホテルを予約したとは聞いていたが、何処のホテルなんだ?

 

 

「親父が予約した所は確か……【アルファ】って言うてましたわ。俺はそんな名前のホテルは聞いた事無かったんで、どんなホテルかは分からないんですけどね。けど親父は『1番高い部屋を用意しろ。』とは言ってましたよ。」

 

八幡「俺、一応修学旅行の最中なんだが……何処まで行くんだろうか?」

 

 

狂三、上手く説明してくれているだろうか?もし出来ていなかったら俺、学校着いたら絶対反省文書かされるヤツだよな。もしくはそれに停学処分も追加で。まぁそれくらいもらっても仕方ない事やってるから今更だけどよ。

 

 

しのぶ「戻らなくて良いんじゃない?こんな事があった後だもの。戻ってすぐ事情を聞かされても、疲れてそれどころじゃないもの。」

 

カナエ「そうね………八幡さんも用意してもらったホテルに泊まりましょう?その方が私達としても安心出来るから。」

 

八幡「………2人がそう言うなら構わねぇが。」

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。