八幡side
竜胆「いやぁ〜ええ飲みっぷりしてますなぁ〜比企谷はんは!ほい、一献一献っ!お茶やけど!あっははははははははっ!!」
修作「いや何、竜胆殿の注ぎが上手いからじゃよ。竜胆殿もお注ぎいたしましょうぞ。」
竜胆「おぉう、これはどうもっ!」
………ウチと神戸の会長2人が何故こんなになっているのかというと、数分前に遡る。
ーーー数十分前ーーー
竜胆「………」
修作「………」
流石に理由も無しじゃ断るんじゃないか?
竜胆「………ははっ、成る程のう。比企谷会長も苦労しておられるようだ。その目を見れば分かりますわい。」
修作「やはり分かってくれますかな?流石は構成員23,000人を従えているだけの事はある、大した洞察力ですな。いや恐れ入りました。」
竜胆「いやいや、こちらも同じですわ。跳ねっ返りの多い事でもう参っとるんですわ。なしてそないに戦争したいんやって思うくらいにですわ。ワシは戦争なんてこれっぽっちもしとうない。子分は子も同然やのに、その子を死なせに行かせるような真似ワシには出来まへんって。」
修作「おぉ……分かりますぞ、心の底から共感出来ますぞ。竜胆殿は頂点に立つ者としての義務や責務も心得ているようだ。」
竜胆「それは恐縮ですわ。せやけどそないな事言ってホンマはワシの事試しとったんやないですか?比企谷会長の顔見とったら分かりますよ?」
修作「いやはや気付かれましたか、目利きに関しましては竜胆殿に勝てる者は居ませんな。」
竜胆「褒め過ぎですじゃよ!いやぁ気分ええわっ!おう、茶とつまみになる食いもんでも持ってこいや!流石に朝から酒はアカンッ!せやけど一応神酒も用意しとけやっ!」
「へいっ!」
………そして今に至るわけだが、そんなこんなの会話をして会長同士が意気投合して話が弾んでる。俺らはどうすればいいの?
竜胆「あっはっはっはっ!!ん?おぉ工藤、お前らも楽にせぃや!麦茶用意しとるからそれで話でもしとってらええわ!客人に失礼の無いようにのう!」
工藤「はっ、ありがたく。ほんなら八幡、俺と飲もかっ!酒やないけど、お前とは1回話してみたかったんや!付き合えやっ!」
灯夜「ならば俺も付き合わせてもらう。娘からお前の事は聞いている。個人的な興味も深まった。君からも話を聞かせてもらいたい。」
八幡「は、はぁ………」
工藤ならまだいいが、この人の事はよく分からん。本部長をしてるみたいだが、やっぱ算盤弾くのが上手い人なのだろうか?
カナエ「あらあら、これはどうもご丁寧に〜♪」
霧崎「そちらのお嬢さんも。」
しのぶ「ど、どうも………」
押しが強いのか、あっという間にお茶会みたいになってしまった。ていうかさっきまで話し合いしてたのに何でこんな事になってんだ!?
工藤「いやぁ流石親父や〜!ウチ等ん事を1番によう理解してくれとるわっ!」
灯夜「あの眼にはやはり驚かされる。」
工藤「そや八幡!この際や、盃交わそうやっ!勿論五分の盃やで!!前言ってたやろ?お前と盃交わしたいって!なぁええやろ?」
八幡「何で俺だよ?もっと他に居るだろう?」
工藤「いいやおらんっ!絶対におらんっ!お前程の男は絶対におらんて!なぁええやろぉ〜!」
八幡「何で俺とそんなに………」
工藤「………前にも言うたけど、俺は俺が気に入った奴としか盃を交わす気にはなれん。お前の事は前から気に入っとったけど、今回の件でもっと気に入った!せやからお前と杯交わしたいんや!なぁ頼むて〜!」
八幡「あぁもう分かった!分かったから引っ付いてくるなっ!「ホンマかっ!?じゃあ待っとれや!今すぐ神酒持ってくるわ!」あっ、お、おい!何なんだアイツ………あの〜司馬さん、あの人っていつもあんな感じなんですか?」
灯夜「……工藤がこんな態度を取るのはまず無い、気を許した人間だけだ。まぁ此処に居る者達は全員知っているがな。」
八幡「そ、そうですか………」
灯夜「それよりも比企谷八幡、昨日は娘が世話になったようだな。親の私からも礼を言わせてもらう。世話になったな。」
八幡「い、いえ………」
灯夜「ところで………娘に手を出しておらへんやろなぁ?未織に手ぇ出したら許さへんで?まさかとは思うけど、やる事やった、何て言わへんやろなぁ?」ゴゴゴゴゴ…
こっわっ!!!この人こっっっわ!!!何!?突然人変わったんだけど!?司馬の事大好きフリスキーかよ!?自分の娘大事なのは分かるけどよ、過剰過ぎんだろ!!親バカ過ぎるわ!!
八幡「だ、大丈夫です!手は出しておりません!京都を案内してもらっただけです!」
灯夜「ほう……にしては未織は楽しそうに君の事を話してたんだが、昼食には何処に行ったのかな?」
八幡「えっと、鰻屋ですけど……錦市場の。」
灯夜「何やとぉっ!!!?」
八幡「えっ!?な、何か!?」
灯夜「おんどりゃあ娘に何ちゅう所に連れてってもろうてんねん!!あの店はな、未織のお気にNo.1の店なんやで!!その店にお前とやとぉ〜!?」
ヤバい、この人ヤバい人だ。情緒不安定だよ………早く何とかしないと。
工藤「おう、持ってきたで〜って何しとんのや?」
八幡「いや、司馬さんが娘の話になったら急にこのテンションになったんだが………」
工藤「あぁ、ソイツ超ド級の親バカやから。」
八幡「見たら分かるわっ!」
工藤「おっ、えぇツッコミやっ!よっしゃ、次は俺と盃やっ!ホレ、盃持てや!注いだるわ!」
マイペース過ぎんだろう………俺今も胸ぐら掴まれてるんだけど?助けてくれよ。
本当、何故だ?