やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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物語、少しだけ飛びます。


報告と罰

 

 

ーーーーーー

 

 

ーーー千葉仁堂会・本部ーーー

 

 

八幡達が千葉に帰還してから1週間の時が過ぎ、平和な日を過ごしている。八幡が学校へと向かうと、様々な目で見られていたものの、めぐりと雪乃の2人は1週間も学校を休んでいたから本当に心配していた様子だった。2人の他にも戸塚や川崎、その他八幡を良く評価している者が教室に来て彼の様子を見に来る程だった。

 

そんな歓迎を受けた八幡だが、今日は学校ではなく千葉仁堂会の本部へと来ていた。理由は会長である比企谷修作によって召集がかかった緊急幹部会を行うからだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

闇烏「胡蝶殿、ご無事なようで何より。」

 

カナエ「ありがとうございます。それよりも闇烏頭目も感謝します。組員を八幡さんに貸していただいたおかげで私と若頭は無傷でした。」

 

闇烏「目的の者達を助けられたのだ、骸となったあの者達も本望だろう。」

 

麗「それにしても長い事京都に居たようだけど、何かあったの?普通ならすぐにでも敵の本拠地から出るところなのに。」

 

八千代「その事を今回話すのよ。八幡、アンタも辛かったら座りなさいよ?」

 

八幡「いえ、俺はこのままで平気です。」

 

カナエ「八幡さ〜ん、私の所にはいつでも来ていいからね〜。」

 

しのぶ「姉さん!はしたないわよっ!」

 

麗「八幡、私の膝も空いているわよ。」

 

大樽「会長、お戯れが過ぎるかと。」

 

八幡「………いえ、結構です。」

 

新庄「かぁ〜モテモテじゃねぇか!比企谷の倅はよぉ!なぁ時崎?」

 

狂四郎「俺はもう見慣れちまったよ。アイツの周りには必ず女が居るからな、もしかしたらそこの2人以外にも侍らしてるかもしれねぇぜ?」

 

2人「………八幡さん?(八幡)」

 

八幡「んな事実ねぇだろうが狂四郎、変な事言ってんじゃねぇよ。」

 

狂四郎「へへへっ、悪いな。」

 

白石「……相変わらず騒がしい連中だ。そのガキと話すのがそんなに楽しいってのか?俺には理解出来ねぇな。」

 

カナエ「まぁ白石さんには一生分からないと思いますよ?何せ、親も同然である比企谷組に敵対しているようなものですから。」

 

白石「チッ………」

 

 

そして話している内に扉が開き、修作が入って来た。そして1番奥のソファに辿り着いて座ると、組長達も続いて座った。

 

 

白石「んで、会長。今日は何の幹部会で?」

 

修作「うむ、先刻起きた件についてと今後についてじゃ。お前等にも話しておく義務があると思ったからじゃ。」

 

修作「皆も知ってる通り、先日は胡蝶組組長とその若頭が敵対組織である神戸連合に連れ去られた。これについては仁堂会の本部預かりとしておったが、修学旅行に行っていた我が孫、八幡と偶々そこに居合わせていた胡蝶組若頭補佐の煉獄がこれに対処し、神戸連合系の組織である童満会と赤座鬼組との抗争が起きた。結果としては我々の勝利を収め、その後に神戸との話し合いを行った。」

 

それからも修作の話は続き、そして………あの話に移った。

 

 

修作「そしてこれは重要な事じゃ。よく聞いておくのじゃ。この会合で我等千葉と神戸は五分の盃を交わした。つまりは同盟という事になる。」

 

 

『っ!!?』

 

 

「会長、それは一体どういう事ですか!?」

 

「納得出来る説明をっ!」

 

「敵である神戸とだとっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

狂四郎「喧しいわっ!!今会長が喋ってんだろうが………小学校で習わなかったのかよ?先生が話してる時は静かしにようってよぉ?親が話し終わるまで待てねぇのかテメェ等は?」

 

『………』

 

狂四郎「………会長、続きを。」

 

修作「うむ、主な理由としては………」

 

 

そこから修作の盃を交わした理由についてを話していた。納得した者も居れば、微妙な顔をしている者も居た。敵が同盟になる、恨みを持っている者からしてみれば、心中穏やかではないだろう。

 

 

修作「お主等に限って無いとは思うが、神戸連合にちょっかいを出すでないぞ?神戸は儂等に手を出したら、問答無用で処刑しておるようじゃからな。儂にそのような事をさせるでないぞ?」

 

 

八幡(いやいや爺ちゃん、そんな言い方してたら何人かは絶対にやる流れになるぞ?まぁそんな事するような奴はこの組織には居ないと思うが………)

 

 

修作「次に八幡の事についてじゃ。今回の一件、知らなかったとはいえ、勝手な行動をしたのは事実。じゃがこの行動がなければ胡蝶組の2人は助けられてはいない。そこでどのような処罰が良いか、案のある者はおらんか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カナエ「会長。」

 

修作「胡蝶か……何か良い案でもあるのか?」

 

カナエ「はい。まず初めに私の組は人数が大幅に減少して現状の総組員数は30人にまで落ちました。このまま胡蝶組を続けていくのは困難だと自分でも理解しております。そこで、私の胡蝶組を解散とし、その後釜に比企谷八幡さん率いる八十神会を直系へと昇格させるというのはいかがでしょうか?私達胡蝶組が取り仕切っていたシノギ、場所を全て八十神会に引き継ぎという形を取り、八幡さんにその責務を全うしてもらう、というものです。」

 

白石「な、何だとっ!?」

 

修作「………」

 

カナエ「勿論八幡さんお1人だけでは心細いと思われますので、胡蝶組だった者は私を含め全員、八十神会へと吸収されます。」

 

八千代「会長、私もその案に賛成です。他に案が無い以上は待っていても仕方ないので、これが良いと思います。」

 

白石「俺は反対です!ソイツは少し前に組を持ったばかりの新参者です!そんな奴に直系組長を任せるのは危険過ぎるっ!!」

 

狂四郎「そうか?俺は良いと思うけどなぁ。だって親父の息子だろ?面白そうじゃねぇか。」

 

 

大多数の直系組長が八幡の直系昇格を推し進めていた。場内が盛り上がる中で、八幡は何1つ発言していなかった。何か思うところがあるのだろうか?

 

 

 

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