陽乃side
秋乃「雪乃、陽乃。八幡さんとのご関係は良好ですか?少しでも進みましたか?」
雪乃「い、いえ……あの、あまり変わっていなくて……友人の関係です。」
陽乃「私も会いたいんだけど、会える時間って中々無いんだよね〜。」
秋乃「半年も経っているのにですか?何か比企谷さんにしてあげた事は無いのですか?」
雪乃「いつもはされる側の方が多いので……したと言うのなら、お弁当、膝枕、撫でる………くらいだと思うわ。」
秋乃「そうですか………陽乃はどうです?」
陽乃「私は無いに等しいかなぁ〜。さっきも言ったけど会えないんだも〜ん。」
せめて私が3歳遅く産まれていればなぁ〜。雪乃ちゃんと双子だったらって思っちゃうよね。まぁでも、男の子にとっての夢と希望がたくさん詰まってるものをくれたから、そこは感謝してるけど。
秋乃「………2人には言っておくべきでしょう。比企谷さんは既に何人かの女性に好意を持たれています。このままではいずれ、その内の女性に先を越されてしまいますよ?」
そんな事を言われても……会う機会が無いし。学校に直接行かないと会える可能性って皆無に等しいから。街を歩いてバッタリ、なんて事今までに起きた事なんて1度も無いしさ。
ーーー千葉の街ーーー
陽乃「早速!って思って街に出向いたのは良いけど、特に見たいのも無いし、回りたい場所もないんだよね〜。殆ど大学のお付き合いで色んな所回ってるし。どうしようかなぁ?」
「ねぇねぇ!お姉さん暇?」
「俺達とお茶していかない?」
わぁ~出た~典型的なナンパだよ。よしっ、少し遊ぼうかな。
陽乃「すみません、結構です。」
「そんな冷たい事言わずにさ、ちょっとだけだから!」
「そ~そっ!飲んだら終わりだからっ!」
陽乃「結構です、失礼します。」
「良いじゃんか少しくらい!なっ!」ガシッ!
「はい、1名様ご案内〜!」
陽乃「ちょっ、離し「おい、人の女に何してんだテメェ等は?」て……っ!!」
そこには私が今、会いたかった人が居た。
陽乃「八幡君っ!」
八幡「ようっ、何でお前街歩いたら高確率で絡まれてんの?前もそうだったし。」
「おいおい何だお前は?つかこの手離せよ、汚え菌が移るだろうが。」
八幡「ならテメェもこの手離しな、そしたら俺も離すからよ。コイツは今日、俺の貸切なんでな。ナンパなら他の奴を狙うんだな。」
「テメェ……調子に乗ってんじゃねぇぞ!!」
「このクソガキがっ!!」
ナンパしてきた2人組は八幡君に殴りかかって行ったけど、八幡君はその攻撃を簡単に避けてお返しって言うかのように1人ずつ顔目掛けて右の拳で殴りつけた。所謂カウンターって技だよね。
八幡「んで、どうする?」
「
「
八幡「ならもう行け、この女には2度とナンパするなよ?俺の女だからな?」
陽乃「あっ///」
八幡君はそう言いながら私の身体を八幡君自身の方へと抱き寄せて、自分の物ですよっていうアピールをした。私は八幡君の身体に手を置いてくっつく事しか頭に無かった。
そしていつの間にかナンパは居なくなっていた。
八幡「陽乃、大丈夫か?」
陽乃「う、うん大丈夫!また八幡くんに助けられちゃったね、いやぁ〜ありがとう!」
八幡「それは結構だが、お前それ何とかならねぇのかよ。人を……いや、ナンパとかの類を引き寄せるような体質をよ。」
陽乃「失礼だなぁ〜私だって好きでこうなってるわけじゃないよ!」
八幡「だと思う。」
陽乃「というわけで八幡君はあらぬ言葉で乙女である私の心を傷付けました。なのでこれから八幡君は私とデートをしてもらいます。これ決定事項ね。」
八幡「はぁ?何でそうなる?お前の予定は?
陽乃「無いよ?ただ街に来ただけ。あっ、八幡君に会いに来たのかもっ♪無意識に惹かれ会ってるんだよ私達っ!うん、そういう事だよ♪」
流石に八幡君に会えるかなっていうのは言えないけど、こういう言い方ならアリだよね。
八幡「そういうのは好きな奴に言え。俺に言っても意味ねぇよ。デートの件もお断りだ。」
陽乃「それだと私が面白くないし、楽しくないじゃん!八幡君私とデートしてよ〜!そうでないと私、誰ともに知らない人にまたナンパされて強引に連れて行かれちゃうよ〜。」
八幡「………はぁ、折角の1人の休日だってのに。分かったよ、行けば良いんだろ?けど最初に言っておく。俺はデートとかそういうのした事ねぇから、プランとかお前に丸投げするからな。」
陽乃「うんっ、大丈夫だよ♪さぁ〜て、八幡君と何処に行こうかなぁ〜?映画館も良いし、洋服も見に行きたいよね〜♪あっ、八幡君のよく行く飲食店とかも気になるし………やりたい事多くて困っちゃうなぁ♪八幡君は何かないの?」
八幡「俺はそういうのした事ねぇから分からんって。何をどう組んでいいのかも分からん。」
陽乃「そうなの?でもね、1つは絶対八幡君と行かないとダメな場所ってあるんだよねっ!」
八幡「そんなのがあるのか……それって何処だ?」
陽乃「ランジェ「はいダメです。」リー……むぅ〜最後まで言わせてよー。」
八幡(誰が行くか。これまで俺はその姿の状態の女を4人は見てるんだぞ?これ以上人を増やしてたまるかってんだ。)