やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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サービス

 

 

八幡side

 

 

だから飲み過ぎるなって言ったのに。あの調子じゃあ明日はダウンしてるだろうから、水はあげておいた方が良いよな。アイツ自分で酒強いとは言ってたが、確かに強かった。今でこそあんな調子だが、15杯も色んな酒飲んで自我持ってるのは強いって言えるよな。俺はまだ分からんからなんとも言えないが。

 

酔っ払いの対処は比企谷組の奴等で慣れてるから平気だが、その後なんだよな……さっきも思ったが2日酔いが1番面倒だと俺は思う。だって調子出ないんだろ?俺だったら参っちまうね。頭も身体も動かすの怠かったらやる気起きないも同然だしな。

 

 

八幡「……まぁ良い、さっさと水持ってくか。遅くなったらなんて言われるかわからんしな。」

 

 

ーーーベッドルームーーー

 

 

八幡「ほれ陽乃、水持ってきたぞ。」

 

陽乃「わぁ〜ありがとぉ〜♪八幡君の入れてくれた愛情たっぷりのお水だぁ〜♪」

 

八幡「ただの水道水だけどな。」

 

陽乃「んっ…んっ…んっ……ふぅ〜。うん、少し落ち着いたかもね〜。でもまだまだ酔いは残ってるみたいだね〜。」

 

八幡「飲むのは良いが、程々にな。」

 

陽乃「今日みたいな嬉しい事があった日なら良いでしょ?」

 

八幡「飲み過ぎない程度ならな。」

 

陽乃「えへへ〜分かった♪」

 

 

何か次もやりそうだな……そして仕舞いには俺の事呼んで『家まで送って〜♪』とか言い出しそうだ。

 

 

陽乃「……ねぇ八幡君、近くに来てよぉ〜。八幡君が居ないとあったかくないー。」

 

八幡「俺は湯たんぽじゃねんだ、今かけてる布団で我慢しろ。」

 

陽乃「いや〜あぁ〜、八幡君と一緒が良い〜。ねぇ近くに来てよ〜。」

 

 

………幼児退行する上にわがままかよ。精神が完全に小さいお嬢様じゃねぇかコイツ。

 

 

八幡「はいはい分かったよ、行けば良いんだろ。」

 

陽乃「えへへ〜言う事聞いてくれる八幡君好きだよ〜♪普段から好きなんだけど〜♪」

 

八幡「そうかいそうかい、それはありがとよ。それ飲んだら早く寝ろよ?じゃねぇと明日絶対辛い目に遭ってると思うから。」

 

陽乃「………ねぇ、八幡君。何処行くの?」

 

八幡「ん?すぐそこの床だが?」

 

陽乃「何で?」

 

八幡「何でって、寝る為。」

 

陽乃「……今すぐ戻ってくる、そしてまたさっきの場所に戻って!」

 

八幡「お、おい、何だって急に大声出して「いいから早く〜!」わ、分かった……」

 

 

何なんだ?

 

 

陽乃「い〜い八幡君?ベットは1つしか無いの。だから今日は一緒に寝るのっ!床とかお風呂とかで寝るのはダメなんだからねっ!八幡君は私と一緒に寝るのっ!絶対だからねっ!」

 

八幡「いや、だが「文句も異論反論も受け付けませぇ~ん!もう決まった事なの!八幡君は今日、私と一緒に寝てもらうんだからねっ!」……因みに拒否権はあるのか?」

 

陽乃「無いっ!」

 

 

ダメじゃねぇか………最初から逃げ場無いって何だよ。俺の事最初から逃す気無いだろ。

 

 

陽乃「という事で〜……はい、どうぞっ♪」

 

 

陽乃は掛け布団を上げて中に入ってくるように誘ってくる。本来なら断りたいが、今の陽乃は酔ってるから俺の話を聞いてくれるとは思えない。素直に聞いておくしか選択肢が無い。

 

 

八幡「じゃあ入るぞ。」

 

陽乃「はぁ〜い♪1名様ご案内〜♪えへへ〜八幡君本人に匂いだぁ〜あったかぁ〜い♪

 

八幡「おい、おぶった時にも言ったがあまりくっつくなよ、眠り辛いだろ。」

 

陽乃「えへへ〜……やぁ〜だ♪」

 

八幡「ったく………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陽乃「……八幡君、ありがとう。」

 

八幡「……え?」

 

陽乃「私今日ね、凄い楽しかったんだ。今もそうだよ?こんな話し方だけど、凄く酔ってるし凄く眠たい。けど、私はこの時間をもっと長く過ごしたいし……君と一緒に居たい。だから寝る時も君と一緒に居たいんだ。迷惑かもしれないけど、今日と明日は私のわがままを聞いてくれないかな?千葉に戻ったらいつも通りにするから。」

 

八幡「………陽乃。」

 

 

酔ってるとはいえ、こんな風に思っていたのか。思いつきの行動とはいえ、陽乃も思う事があったんだろう………仕方ないな。

 

 

八幡「……1回手を離せ。」

 

陽乃「え?う、うん……」

 

八幡「言っとくがこんな事すんのは初めてだからな?誰にも言うんじゃねえぞ。」

 

陽乃「え、えっと……」

 

八幡「もっと寄れ。」

 

陽乃「う、うん………/////」

 

 

俺は陽乃の正面を向いて陽乃を自分に寄せてから髪を撫でた。こんな事誰にもやった事無いから陽乃がどう感じているか分からないが、今日だけなら構わないだろう。

 

 

八幡「……こんなのでも良ければ、サービスだ。」

 

陽乃「………八幡君。私、酔いが覚めちゃったみたい。今すっごく頭が冴えちゃってるの。ねぇ八幡君、もっと撫でて?君の撫で方、凄く気持ち良いからもっとして欲しい///」

 

八幡「さっきまでベロベロだった奴の言葉とは思えないな。まぁいい、今だけだからな?」

 

陽乃「うん///」

 

 

さっきから嫌がったり、拒否するような素振りは一切見せないで、寧ろ何だか俺の匂いを嗅いでいるようなないような……いや、嗅いでるなコレは。スゥーハァーって声っていうか匂いを嗅ぐ音が聞こえる。

 

陽乃「ありがとう、八幡君。」

 

八幡「寝るまでこうしてやるから。」

 

陽乃「……うん、本当にありがとう。」

 

 

 

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