やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

157 / 321
取引条件……そして出陣

 

 

有栖side

 

 

………ん、此処は……っ!そうです、私は下校中に誰かに気絶させられて……ですが此処は一体?

 

 

???「目が覚めたようだな、坂柳有栖。」

 

有栖「………貴方はどちら様ですか?私を人質に捉えるという事の意味、分かっているのですか?」

 

???「あ?そんな事どうでもいいんだよ。アイツを………あのクソガキをぶん殴れればそれで良いんだよ!!テメェはその為に捕まえたんだからな!」

 

 

アイツ……クソガキ……これでは誰か分かりませんが、この方は過去にその人と因縁があるようですね。情報が足りません。もう少し聞き出しましょう。

 

 

有栖「それで、先程の私の質問に答えてください。貴方は一体誰なのですか?」

 

???「お前に名乗ってなんの意味があるんだ?金でも出してくれるのなら名乗ってやるよ。」

 

有栖「随分と欲張りな要求ですね?」

 

???「意味のねぇ事はしない主義でな、とりわけアイツの手下であるお前にそんな事なんてするわけねぇだろうが。」

 

 

………これで確定ですね。部下という言葉を使った時点で八幡さんに恨みのある人物のようですね。

 

 

有栖「それで貴方は何を要求するのです?そのアイツとやらに何かを要求しない限りは貴方も手出し出来ないのでは?そして違う質問です。貴方がこの千葉一帯で騒がれている窃盗犯ですね?」

 

???「へっ、見る目あるじゃねぇか。あぁそうだ、俺が盗みをやってる張本人だ。それと取引だがな………現金で1億、そして海外行きのビザを用意してもらう事、そしてクソガキをぶん殴る事だ。」

 

有栖「それが人質である私と対等な取引だと?」

 

???「あぁ。俺は1度でいいからアイツをぶん殴りてぇんだよ!奴には2度も顔を殴られた!!だから俺はその10倍はやってやらねぇと気が済まねぇ!!」

 

 

………今1度でいいからと言っていませんでした?数が増えていますよ?

 

 

???「それにだ、もうこの事は連絡してある。後はクソガキが来るのを待つだけってこった。全くワクワクするぜ、奴の顔面をボコボコに出来ると思うとなっ!」

 

 

有栖sideout

 

八幡side

 

 

有栖が拐われるとはな………しかも取引条件は現金1億に海外ビザ、そして俺と来た。2つの条件は分かるが、何で俺?俺なんかやったか?ソイツの恨みの対象が俺ってんなら俺だけに手を出せばいいものを。だが問題はそこじゃない。コイツ等だ。

 

 

橋本「だからよ!今にも坂柳は捕まってんだぜ!さっさとせめて取り返せばいい話だろうが!」

 

戸塚「お前は分かってない!相手が何人居るのかも分からない状態で敵陣に攻めたら、それこそ打撃を受けるのはこっちだ!ここは様子を見ながら策を練った方が安全だ。」

 

神室「じゃあ何?アンタはその時間の中ならアイツが何されてもいいって言いたいの?作戦練るのは構わないけどね、それだと坂柳が救えないでしょう?」

 

戸塚「だから手遅れにならないように!!」

 

橋本「それだと間に合わねぇって言ってんだよ!」

 

 

………コイツ等、いつまで討論ごっこをするつもりだ?遊びじゃねぇんだぞ?未だに方針決まらずに攻撃だの防御だの言ってんのはテメェ等だけだぞ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「おい。」

 

 

αチーム全員「っ!!!?」

 

八幡「テメェ等の討論ごっこはまだ続くのか?」

 

戸塚「そ、総代……えっと、その………」

 

八幡「テメェ等が決められねぇのなら俺が判断するぞ。葛城、テメェ等防御陣ははこの事務所の留守をしとけ。鬼頭達攻撃陣は俺と来い。有栖を助けに行く。支度しろ。」

 

葛城「待っていただきたい、総代。それではあまりにも無策、ここはもっとよく考えて「あ?」っ!!?」

 

八幡「考えてだ?今のテメェ等に考える脳があるのかよ?攻めるだの様子見るだのほざいてたテメェ等に何が出来るってんだ!?無駄口叩き合ってる暇があんなら身体動かせや、この間抜け共がっ!!」

 

αチーム『………』

 

八幡「テメェ等で判断出来ねぇのなら俺が指示を出す。おい葛城、それだけ防御に拘ってんなら、この事務所は完璧に守れんだよな?」

 

葛城「……はい、守ってみせます。」

 

八幡「鬼頭、橋本、神室。お前らも建物内の攻め方は理解してんのか?」

 

鬼頭「問題ありません。寧ろ俺の屋内戦闘は俺の専売特許です、任せてください。」

 

橋本「俺も喧嘩は得意ですけど、策練りながら攻めるのなら任せてくださいよ。」

 

神室「司令塔である橋本からの指示があったらすぐに行動します。」

 

 

上等だ。

 

 

八幡「ならすぐに向かうぞ。狂三、事務所の指揮は1度葛城達に預けろ。お前は葛城達の防衛技術を監視してろ。その様子を観察して、事が終わったら俺に報告だ。俺はコイツ等の様子を観察する。いいな?」

 

狂三「はい、八幡さん/////(はぁ………偶にしか見られない雄の八幡さんですわ/////)」

 

八幡「夜架は俺と来い。お前からの視点も欲しい。ただしお前が手出しするのは厳禁だ。」

 

夜架「かしこまりました、八幡さん/////(これが狂三さんの言っていた雄の八幡さん………確かに普段は見る事の出来ないお姿ですわ。見惚れてしまいます/////)」

 

八幡「よし、じゃあ行くぞテメェ等……出陣だ。」

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。