やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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交渉

 

 

八幡side

 

 

橋本「あの、総代………助けに行くって言ったましたが、何で1億を持って来たんです?」

 

八幡「相手の素性が分からない以上、変に警戒心を持たせないようにする必要がある。それに敵は何故かは分からんが、俺の組の情報を知っていた。なら答えは1つ、他の組の陰謀、って事になる。」

 

神室「まさか……八十神会に敵対する組なんて、この千葉には1つも………いいえ、1つありましたね。白石組、ですか。」

 

八幡「そうだ。確信は無いがその可能性は高い。最近はなりを潜めてたが、ウチの幹部を拐った時点でその可能性しか無いってところだ。」

 

鬼頭「だが橋本、どうする?敵は未知数で屋内の形状も分からない。お前ならどう攻める?」

 

橋本「そうだな………俺なら「そんなの正面からで充分だろ。」え!?」

 

神室「ちょっ!?比企谷総代、本気ですか!?」

 

八幡「あぁ。今回はお前等の技術を見る為にこうやって引っ張ってきたが、条件は出す。その1つが正面突破での正攻法だ。作戦を立てるのならこれは大前提だと言っておく。」

 

 

さて、コイツ等はどんな策力を立てるのか、見せてもらおうか。

 

 

八幡sideout

 

有栖side

 

 

ーーー30分後ーーー

 

 

???「………」

 

有栖「………」

 

???「………」

 

有栖「………すみません。」

 

???「あ?」

 

有栖「責めるわけではありませんが、何故このような遠回りなやり方を?八幡さんを直接狙えばいいではありませんか。」

 

???「……俺と奴の腕じゃあどう足掻いても俺が確実に負けるからだよ。だからこうやって人質を取ったんだよ。」

 

有栖「……そこまで八幡さんを恨む貴方は一体?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「俺はな、千葉仁堂会直系 白石組若頭補佐だった大藪ってんだ。」

 

有栖「っ!成る程、白石組の方でしたか。でしたら八幡さんを恨むのも当然ですね。」

 

大藪「勘違いしてるとこ悪いが、俺は別に白石組だから奴を毛嫌いしているわけじゃねぇ。」

 

有栖「?ではどうして?」

 

大藪「……お前に話しても仕方ないが、半年前に雪ノ下の令嬢を拐った時が始まりだった。俺は奴に殴り掛かったがあっさりと殴り返されて作戦は失敗に終わった。その後は簡単だ。親父の期待には答えられず、俺は白石組から破門になった。そっからは窃盗を繰り返す毎日だよ。そして偶々奴を見かけた時には殺意が湧いた……そして決めたのさっ!あのガキに仕返しをしてやろうってな!!」

 

 

………八幡さんとの戦いに敗れた方でしたか。しかし残念です、貴方では八幡さんは倒せません。

 

 

大藪「奴には大人の力って奴を見せつけてやろうって思ってな、お前を盾にでも使えばどうとでもなるだろ。奴は仲間を大切にするみたいだしな。」

 

有栖「……お言葉ですが、八幡さんはその程度で屈するような方ではありません。断言します、貴方では八幡さんには勝てません、絶対に。」

 

大藪「言ってくれるじゃねぇか……大した度胸じゃねぇか。その生意気な口、俺が塞いでやってもいいんだぜ?俺の口でな。」

 

有栖「っ!!」

 

大藪「はっ!今の反応を見るからに、何も知らねぇガキって事かよ。コイツぁ良い!あのガキにも良い見せしめになる!!お前の体でなぁ!ヒヒヒヒ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バァンッ!!!

 

 

大藪「っ!!?な、何だ!?」

 

有栖「……遅いですよ、八幡さん。」

 

八幡「よぉ……この部屋からすげぇ胸糞悪い言葉が聞こえたんだが、誰が言ったんだ?なんか『見せしめ』だとか『口を塞ぐ』とか聞こえたんだがよぉ………お前か?」

 

大藪「何だ来たのかよ。せっかく楽しんでやろうと思ったのによ……まぁいい、持ってきたんだろうな?1億と海外ビザを?」

 

八幡「………」

 

大藪「おぉっとぉ〜それ以上は近付くなよ?この女に傷が付くぜ?」

 

八幡「………1つ質問してもいいか?」

 

大藪「あ?何だよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「どこから殴られたい?やっぱ顔面か?」

 

大藪「テメェ、ナメた口聞きやがって!!この女がどうなってもいいのか!?」

 

有栖「っ!?」

 

 

大藪さんは私を持ち上げて私の首元にナイフを突きつけてしました。

 

 

八幡「ほう……それなら俺にも考えがあるぞ。お前がナイフなら………俺は銃だ。」

 

 

八幡さんがそう答えた瞬間、制服の内ポケットから拳銃を取り出して、大藪さんに銃口を向けました。

 

 

大藪「なっ!テ、テメェ………!」

 

八幡「動くな。おい、少しでも有栖に傷を付けてみろ、その時はマジで許さねぇ。1億も渡さねぇしビザもやらん。くれてやるのは鉛玉と俺の拳と蹴りだけだ。そのナイフを捨てろ。そしたら俺も拳銃をしまってやる。」

 

大藪「そんな命令誰が聞くか!!俺がこうしてる限り、お前も撃てないだろ!!お前が先に銃を捨てろ!!1億とビザもこっちに渡せ!!そうしたら俺もナイフをしまってやる。」

 

有栖「は、八幡さん………」

 

八幡「心配すんな、俺が絶対助けてやる。俺は仲間を絶対に見捨てねぇ。」

 

大藪「大きく出たなクソガキッ!!碌に手も出せねぇ状況でどうやってコイツを助ける!!?出来るもんなら見せてもらいたいねぇ!!ほら、やれるもんならやってみやがれ!!」

 

 

八幡さん………

 

 

 

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