やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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評価と攻め

 

 

有栖side

 

 

八幡「………それで、何もする事が無かったから訓練がてらに防御の戦術やら動きを実戦形式で評価していたと?」

 

狂三「はい。私もこの組の若頭、部下の強さや特性を知っておいて損はありませんから。そして結果として私はこのメンバーで行う戦術や動き方は大体8割把握できましたわ。」

 

八幡「ソイツはすげぇな………まぁこっちは夜架に丸投げしたけど、問題は無さそうだ。」

 

夜架「はい。八幡さんに言われた通り、しっかりと観察させていただきましたわ、八幡さんの動きを。」

 

八幡「………まぁそれは置いといてだ、総評価に移るぞ。お前等席に着け。」

 

 

部屋に集まった俺と幹部陣営、そして鬼頭、橋本、神室、葛城、戸塚の5人。

 

 

八幡「まずは有栖、無事に助けられて良かった。それと助けが遅れて済まない。」

 

有栖「いえ、私も不注意でした。これからは身の周りにもっと気を配ります。」

 

八幡「あぁ、そうして欲しい。そして行く前にも伝えたが、俺等でお前等の今後の方針を決めると言っていたが、お前等の観察をしていた狂三と夜架が話し合いをして結論を出す。頼むぞ。」

 

狂・夜「はい、八幡さん。」

 

 

さて、2人がどんな評価を出すのか、俺も気になるしな。少しは口も出しながら意見を聞いてみるか。

 

 

ーーー30分後ーーー

 

 

狂三「……以上ですわね。」

 

夜架「八幡さん、私達からの意見はもうありませんわ。総評をお願いします。」

 

八幡「ふむ……要約するとこんな感じか。」

 

 

ーーー攻撃陣ーーー

 

 

指揮が取れるのは数人居て、それぞれにリーダー格を置く事で臨機応変に対処可能。また全員で攻める戦法だけではなく、波状攻撃や奇襲、強襲や屋内での緊急時に陣地攻撃もできる。柔軟性の高い攻めが出来るのは魅力的。

 

だが反面、その高い柔軟性が為に正面からの正攻法は弱いと見られる。数で攻められたら太刀打ちが厳しくなるところ。

 

 

ーーー防御陣ーーー

 

 

人の出入りする所に物資と人材を投入、そして指揮官が安全な場所に居る事で最も安全な防御策を取っている事が分かる。また屋内で行った為、陣地防御も出来ていた事から、知識はあると見られる。そして人材の余りが居た為、余裕の無い箇所に人材を置けるという機動性も兼ね備えている。

 

だがここの大きな弱点は、指揮官が1人しか存在しないという事だ。もしこの指揮官が破られれば、この部隊は全滅する可能性は飛躍的に高まる。

 

 

八幡「………一長一短だな、こりゃ。どっちもどっちで良いカードと悪いカードを持ってるようで。だが決まりだ。こりゃすぐに決められる。お前等はどう思う?」

 

狂三「えぇ、私もすぐに決まりましたわ。」

 

夜架「はい、八幡さんに同意見です。」

 

有栖「ふふふっ、そんな事を聞くなんて、八幡さんも意地悪ですね。」

 

八幡「答えは同じか、じゃあ結論を言う。αチームの今後の方針は………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

攻撃だ。」

 

 

俺が答えを出したら、幹部人は納得した表情と頷き。攻撃陣からは安堵の表情。防御陣は1人が目を瞑りながら俯き、もう1人は納得のいっていないような顔をしていた。

 

 

戸塚「待ってください総代!どうしてです!?どうして攻撃陣なのですか!?理由を教えて下さい!!」

 

八幡「そうだな。さっき俺もポロッと言ったが、両陣営共に良い面と悪い面があった。だが俺は2つの陣営は互角レベルだと思っている。だがたった1つの致命的な点は流石に見逃せなかったってだけだ。」

 

戸塚「そ、それは一体?」

 

八幡「気付かないか?防御陣には司令塔が1人しか居ないという事だ。これは戦場において致命的だ。もしさっきの場で葛城がやられてみろ、お前らは錯乱して総崩れを起こす。それなら俺は指揮系統を分散させて個でありながら全で戦う攻撃陣を取ったってわけだ。」

 

戸塚「くっ………」

 

八幡「お前等の事を評価していないわけではないが、大将そして指揮官が1人しか居ないというのは敵からしてみれば格好の的だ。何せ潰す奴を1人に絞れるからだ。」

 

葛城「………」

 

八幡「とりあえず以上だ。αは近い内に部隊編成をしておけ、お前等が納得いく編成にしろよ?また揉めたりしたら、今度は俺がお前等の自信が無くなるまで叩き潰してやるからな?」

 

 

両陣営の幹部達は心の中でこう思っていた。この人ならやりかねない、っと。

 

 

ーーー比企谷家・八幡の部屋ーーー

 

 

有栖「んっ……やはり落ち着きます。八幡さんのお布団は魔法のお布団ですね。」

 

八幡「本当に此処でいいのか?実家の方が安心出来たんじゃないのか?」

 

有栖「いえ、こちらの方が安心できます。八幡さんを全身で感じられるという何にも変えられないメリットがありますので。」

 

 

俺のベッドってそんな効果あるの?

 

 

有栖「八幡さん、改めてお礼を言わせてください。助けてくれて、本当にありがとうございます。」

 

八幡「当然だ。お前は俺の仲間だぞ?いや、家族と言ってもいい。そんな奴を見捨てられるわけねぇだろ。」

 

有栖「八幡さん………」

 

八幡「お前が何度拐われても、俺が助けに行ってやるよ。今日みたいにな。」

 

有栖「……八幡さん、少し屈んでもらえますか?」

 

八幡「ん?こうか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チュッ♡

 

 

八幡「っ!?お、おいっ!?」

 

有栖「助けていただいたお礼です。因みに私のファーストキスですよ。八幡さんは私の気持ちはお気付きだと思われますので、それと一緒に贈らせていただきます。お返事は八幡さんの都合の良い時で構いません。」

 

八幡「………」

 

有栖「では八幡さん、お休みなさい。ベッドお借りします。勿論、八幡さんのベッドなのですから入ってきても構いませんからね?」

 

 

有栖(もう遠慮する気は毛頭ありませんわよ?これからは攻めて攻めて攻めまくります。八幡さんを私の物にするんですからね。覚悟しておいてくださいよ、八幡さん♡)

 

 

 

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