やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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八幡、1日執事!

 

 

八幡side

 

 

………最近、色々な事が起き過ぎて精神的に少しだけ追い込まれているような気がしないでもない。修学旅行で他の組の組長と若頭を助けたり、名古屋にプチ旅行をしに行ったり、休みの始まりに寝かされたり、拐われた組員を救出したりと、何故立て続けにこんなにも俺の身の周りに変な事が起きてるんだ?なんかもう………少し落ち着きたい。

 

少しだけでもいいから俺に休みを、本当に気の休まるひと時を与えてくれるような出会いは無いんだろうか?それを与えてくれるのだったら、知り合いだとしても誰でも良いから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

麗「あら八幡、どうかしたの?」

 

 

………散歩中の俺に話しかけてきたのは、車………ではなく、黒い高級車に乗った俺の姉の比企谷麗だった。今日も今日でかなりオシャレしてやがる。

 

 

八幡「よう、麗姉さん。少し散歩をしているだけだ。あんまりゆっくり出来てなかったから。」

 

麗「そうなのね、貴方も無理はしない事よ?先走っても良い事があるとは限らないのだから。」

 

八幡「分かった。」

 

麗「それはそうと八幡、今日の予定はその様子だと無いのよね?」

 

八幡「ん?あぁ、まぁな。」

 

麗「なら私の家に来なさい。でも今は仕事があるから……っ!そうだわ、今日1日私の秘書になってもらおうかしら。」

 

 

何言ってんの俺の姉は?

 

 

八幡「出来るわけ無いだろ。俺を姉さんの所の組員と一緒にするなよ……俺にそんな大それた事が出来るわけ無いだろ。」

 

麗「大丈夫よ、無理な事は押し付けないわ。ただ、私に次の予定を教えてくれたり、コーヒーを淹れたり、肩を揉んだり、膝枕をしたり、頭を撫でたり、抱き締めたりしてくれれば良いだけよ。」

 

八幡「内容がどんどんエスカレートしてるのは気のせいじゃねぇだろ。はぁ……姉さんには言ってなかったが、俺は休みたいんだ。それなのに休日に働かされたらっ!?」

 

 

突然横から現れた細身の男に蹴りを入れられそうになったが、何とかガード出来た。しかもかなりの速さだ……多分ウチの組員じゃ反応は出来ない。

 

 

八幡「いきなりなにしやが……るっ!!」

 

???「麗様の提案を断つとは……愚かな奴だ。身の程を知れっ、愚か者!」

 

八幡「いきなり現れておいて何なんだその言い草は?お前こそもっと考えて行動するんだな。」

 

???「……粋がるなよ小僧。いますg「何をしているのかしら、阿練(あれん)?」っ!れ、麗様!私はこの無礼者が生意気な口を聞けぬようにと思い!」

 

麗「無礼者?そこに居るのは私の1番大切で1番この世で愛している子よ?私の弟、八幡によくもそんな口が聞けたものね?さっき愚か者とも聞こえたけれど、それは気のせいかしら?」

 

阿練「っ………も、申しわけございません。」

 

 

阿練っていう人の冷や汗がとんでもねぇ……だくだくじゃん。すき家の牛丼汁だくのレベルじゃねぇ。それにしても麗姉さん、怒り過ぎじゃね?……たかが俺をバカにされたくらいで、目が凄く冷たいんだけど。冷ややかってレベルじゃない。極寒だよ。

 

 

麗「私に謝っても何を許せばいいのか分からないわ。それに謝る相手が違うのではないの?」

 

八幡「あぁ~姉さん?俺は別に気にしてないからその辺にしろよ。俺はこんくらいの悪口なんて、言われてても無視してるから。」

 

麗「………そういえば貴方、八幡を蹴ろうとしたわよね?それについての謝罪も残っているわよ?」

 

 

いやいやどんだけ謝らせたいのっ!?大丈夫だって!!本当に気にしてないから!!

 

 

八幡「いや、それも大丈夫だ。蹴りなんて鍛錬とかでマシンで受けてるから。(そんなマシンねぇけど。)だから謝らせようと思わなくていいぞ?」

 

麗「………」

 

阿練「………」

 

麗「……いいわ、八幡の心優しさに免じて許すわ。けど覚えておきなさい阿練、もしも次に同じような事を起こせば、土下座では済まないと思いなさい。」

 

阿練「………は、はい。」

 

麗「もういいわ、さっさと運転席へ戻りなさい。」

 

 

麗姉さんは投げ捨てるように阿練さんに伝えると、阿練さんはそれに従って車へと戻った。

 

 

麗「ごめんなさいね八幡。」

 

八幡「あぁ、問題ない。苦労してるんだな。」

 

麗「ほんの少しよ。けれど困ったわ。今日は阿練が秘書なのだけど、こんな事が起きてしまったから、今日はもう顔を見たくないわ。」

 

 

執事日替わり制度なのかよ………統一させた方がよくね?けどまぁ姉さんも苦労してそうだし、俺にもしぶり続けた責任はある。引き受けるか、気分転換がてらにやってみればいいか。

 

 

八幡「分かった。秘書は1日俺が引き受ける。それでいいか?」

 

麗「あら、いいのかしら?」

 

八幡「気分転換にな。難しいのは本当によしてくれよ?何したらいいか分からなくなるから。」

 

麗「うふふ、分かったわ。じゃあ乗ってちょうだい、会社に行ってすぐにそれらしい服装にしなくちゃいけないものね。うふふ、楽しみだわ♪」

 

八幡「……アンタは仕事する気あるんだよな?今の姉さんからは仕事してくれそうな感じがしないんだが?」

 

 

本当に大丈夫かよ……マジでさっき言ってた事しかしないような気がしてきた。それだけしかしないのなら、俺本当に帰るからね?

 

 

 





阿練さん………ごめんなさい。

阿練さんはダンまちⅡに出てきたアレン・フローメルさんです。因みに大樽さんはオッタルさんです(名前だけ出てきた話があります。)

八幡の1日執事勤務はどうなる?
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