やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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執事業務その①

 

 

八幡side

 

 

麗「とまぁこんなところね、執事の業務は。後はその流れに沿ってやってくれればいいわ。後は八幡の機転次第ね。どれだけ気の利く事が出来るかが、ポイントになってくるわ。」

 

八幡「普段から滅多に会わないのに、機転を効かせるなんてハードル上げるなよ。まぁやるだけやってみるけどよ。」

 

麗「肩の力を抜きなさい。いつも通り、自然体でいいのよ。張り過ぎてたら疲れるもの。」

 

八幡「はぁ………」

 

 

やるとは言ったものの、出来る気がしない。1番最初から無理そうなんだぞ?

 

今日の(阿練さんがやる筈だった)内容はこれだ。

 

 

1.△△社社長の訪問、そして提携を組むかどうかの判断。

2.自社開発部門の打ち合わせ。

3.各グループの代表を集めた定例報告会。

4.書類整理・雑務。

5.社長のフォロー業務(自身の業務も兼務。)

6.社長の憩いの時間。

 

 

こんな感じだ。にしても最後の何だ?社長の憩いの時間って何?ただ姉さんが寛げば良い話じゃね?

 

 

麗「それじゃあ午後の最初のお仕事はなんだったかしら、八幡?」

 

八幡「(丁寧口調で行くか)……はい、先日お電話を頂いておりました、△△社の社長が訪問並びに我が社との提携を希望している模様です。」

 

麗「………そう、ありがとう八幡。(良いわ……八幡今の口調。恐らく世界で私だけね、この美声を聞いたのは。)お相手はいつ来るのかしら?」

 

八幡「予定では13時、なので30分後に到着されると思われます。」

 

麗「じゃあ八幡、応接室に向かってお飲み物とお茶菓子の準備を。それと必要な書類があったら………分かるかしら?」

 

八幡「一通り阿練さんから必要になりそうなものは手渡されております。」

 

麗「そう……ならいいわ。じゃあ行きましょう。」

 

八幡「………なぁ姉さん、まさかとは思うが、その格好で行くのか、今日1日?」

 

麗「そうよ?似合わないかしら?」

 

 

いや似合うよ?似合うけどそれ、目のやり場に困るだろ。特に男の社員とかは。

 

 

※フレイヤの服装はダンまち2話の神会(デナトゥス)で着てたドレスです。

 

 

八幡「いや、似合ってる。」

 

麗「ありがとう。」

 

 

もう、何も言うまい。この会社は姉さんの城なんだ、部外者の俺が口出しするもんじゃないよな。

 

 

ーーー12:45・受付ーーー

 

 

△社長「△△社の社長だ、今日は貴社の社長とお話をしに訪問させてもらった。」

 

受付「少々お待ち「私がお相手いたします。」は、はい、お願いします。」

 

八幡「お話は伺っております。社長の秘書をしている者です。社長は既にお待ちになられておりますので、ご案内いたします。」

 

△社長「うむ、では頼んだ。(なんだ男か。此処の社長はとんでもない美人だと聞いてわざわざ来てやったというのに………女の秘書を寄越さないでどうする気だ?)

 

 

この男の視線………こりゃ提携が狙いっつーのもあるが、1番の目的は姉さんに会う事だろうな。下心しかねぇ目になってやがる。このままお引き取り願いたいものだ。しかもこんなにブクブク太りやがって……何食ったらこんな風になるんだ?大量唐揚げにマヨ2リットルくらい?

 

 

※社長の見た目はオバロドの肥満漢である、スタッファン・へーウィッシュです。

 

 

八幡「こちらになります。社長、△△社社長の○○様がお見えになりました。」

 

麗『入れて差し上げて。』

 

八幡「はい。失礼いたします。」

 

 

俺は扉を開けて豚男を中に入るように誘導させた。中には姉さんが優雅に足を組んで座りながら、メッチャ高そうなカップでコーヒーを飲んでいた。いやいや、相手の社長さん来てるのにそれは無くない?

 

 

△社長「これはこれはお初にお目にかかります。△△社の社長をしております、○○と申します。今回はこちらのご要望に答えていただき、誠にありがとうございます♪(うおっほほほぉぉぉ〜噂に違わぬ容姿だ!まさに絶世の美女!それにあの胸っ!!私の目に狂いは無かった!!)」

 

麗「いえ、こちらこそよろしくお願いします。有意義なお話になると思いますわ。」

 

 

姉さん………普段通りの顔をして笑顔になってるが、俺には分かる………すげぇ嫌そうな顔してる。そらそうだ、俺が姉さんの立場でも嫌だよ、こんな豚を自分の会社に入れるの。既にもう後悔してるし。この人居なくなった瞬間に歩いた道をくまなく除菌してるわ、確実に。

 

 

麗「まぁ立ち話ではお疲れになりますから、どうぞお掛けになってください。」

 

 

そこからは社長同士の話し合いになったのだが、どうもこの男は姉さんのご機嫌取りをしているようだ。だがそれは無駄だ、姉さんはそういうの嫌いだから。逆に言えば、姉さんが気に入った相手としか、本当に交渉はしない。ていうかこの男は最初から終わってる。だって脂汗かいてる時点で清潔感の欠片も無ぇじゃん。

 

 

△社長「それでですな、もう1つ希望していた事がありましてな!我が社と御社の提携を希望していまして、どうでしょう?」

 

麗「折角ですが、そちらはお見送りさせていただきます。私と貴方は今日出会ったばかりで話したのも数分。その相手に提携は少し早過ぎると思っていますの。」

 

△社長「しかしですな比企谷社長、この社会も弱肉強食。力強い後ろ盾がなければ崩れて行きますぞ?今1度、お考えください。」

 

麗「いえ、私の考えは変わりません。まだおたくの会社とは提携する気はございません。」

 

△社長「ぐぬぬぬ……しかしだな「社長、そろそろ次の打ち合わせのお時間が迫ってきております。」な、何っ!?」

 

八幡「そろそろ準備をなされた方がよろしいかと。△社長、比企谷社長は普段から社員達と共に新たなアクセサリー等の開発や研究を共に携わっているのです。△社長には申しわけないのですが、こちらにも都合がございますので………今回は。」

 

△社長「………いいでしょう。では私はこれで失礼する事にしよう。あぁ、見送りは結構。」

 

 

そう言うと足早に去って行った。そして俺は扉ガ閉まったと同時にすぐに除菌スプレーとタオルを持って、ドアノブ、ソファ、テーブルの上を除菌して、使用したカップを急いで水洗いしてから除菌した。そしてそれを済ませた後に部屋に置いてあった空気清浄機を作動させ、良い匂いのするスプレーを部屋中にかけた。

 

 

八幡「お疲れ様でした、社長。」

 

麗「えぇ、貴方もお疲れ。それとご苦労様。貴方も少し休みなさい、隣に座っていいから。」

 

八幡「いえ、それは最後の時間にとっておきます。ですが、少しだけ肩を下させていただきます。」

 

麗「えぇ、そうしなさい。」

 

 

あぁ〜………疲れた。

 

 

 





八幡、お疲れ様。皆さんもこのご時世なので、手洗いうがいや除菌には気を配りましょうね。

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