やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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若頭と完全攻略

 

 

狂三side

 

 

八幡さんと私は千葉の商店街で少し歩いてから、近くにある公園で一息ついています。正直に申しますと、八幡さんはお惣菜を2人分買って、飲み物も2人分買ってからこの公園へと来ました。私の分………なのかは分かりませんが、今は八幡さんの気の済むままに行動させましょう。

 

 

八幡「狂三、さっきは止めてくれて助かった。こんな形で悪いが、礼をさせてくれ。今はこれくらいしか思いつかなくてな。」

 

狂三「いえ、お気になさらないでください。私も八幡さんのあの姿は、その………あまり見たくないものでしたので。」

 

八幡「揚げ物ばかりだが、好きに摘んでくれ。」

 

狂三「はい、では頂きますわ。」

 

 

そこからは無言で先程買ったお惣菜を食べていましたわ。おにぎりも買っていましたので、味に飽きる事はありませんでした。ですがやはり八幡さんは先程の事を気にしているのか、表情があまり優れていませんわ。

 

 

狂三「八幡さん、そんなに気を落とさないでくださいまし。こんなのはよくある事ですわ。」

 

八幡「………だが俺は自分の姓を侮辱されたとはいえ、あんなにも痛めつけた。いくら怒っていてもあれはやり過ぎた……」

 

狂三「八幡さん………」

 

八幡「感情任せに暴力を振るっちまうなんてな………俺はまだまだだな、親父や直系組長達の背中は遠過ぎる。やっぱあの時断っておいて良かった。俺にはまだ直系なんて早過ぎだし、なる資格もねぇ。」

 

狂三「そんなに自分を卑下しないでくださいまし。感情任せになってしまうのは仕方のない事だと思いますわ。だってまだ高校生、大人ではありませんわ。世間一般では大人に見られがちではありますが、精神はまだ未熟ですもの。」

 

 

私だって怒ってしまう時はありますわ。近頃はありませんが、私が転校した初日に八幡さんの苗字を間違えて呼んだ方や、八幡さんを悪く言う方には、『仲良くしたくない。』『仲良くお付き合いする気は無い。』と言ってしまいましたから。

 

 

狂三「八幡さん、良いではありませんの。八幡さんは今回の事に関して、自分を低く評価する必要は無いと思われます。ご自身の姓をバカにされたのですから、怒って当然ですわ。八幡さんは間違った事なんて何1つされていないと私は思っていますわ。たとえしていたとしても、私や夜架さん、そして教室に居たクラスメイトが証人になってくれますわ。」

 

八幡「狂三………」

 

狂三「なので八幡さんは八幡さんのしたいように行動してくださいまし。あまり羽目を外し過ぎた行動はいけませんが、今回のような事なら誰にも文句を言われる筋合いはありませんわ。」

 

 

私は寧ろ、生意気な1年生を躾けれくれてとても嬉しかったです!それに最後は私のストーカー行為もやめるように言ってくださいましたし。彼の答えは聞いていませんが、これに懲りたらやる事は無いでしょう。

 

 

八幡「……偶に俺はお前に勝てない時があるな。俺は総代なのによ………」

 

狂三「いえ、それは違いますわ八幡さん。私はトップである八幡さんが間違えた道に進まないようにサポートをする役目ですわ。八幡さんは八幡さんの道があります。その道が正しければ八幡さんの剣となり盾となるのが私であり、道を誤った時があれば、その道を正すのも私でもあります。八幡さんは決してお1人ではありません。私がついていますわ。私は貴方の……若頭なのですから。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「狂三、ありがとな。」

 

狂三「いえ、当たり前の事を言っただけですわ。」

 

 

八幡(………出来れば俺は狂三にはこの組にずっと居て欲しい。それにこの関係は続けていたい。っ!そういえばこの前姉さんと話した時の事を聞いてみようか……)

 

 

八幡「………なぁ狂三、1つ聞いてもいいか?」

 

狂三「はい、何でしょう?」

 

八幡「あぁ~正直に答えて欲しいんだが、俺がもしお前に『お前は俺のだから俺の傍に居ろ。』なんて言ったらどう思う?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

っ!!!!?!!!???!!?

 

 

狂三「あ、あの………八幡さん、い、今、私に何と?」

 

八幡「だから俺がお前に『お前は俺のだから俺の傍に居ろ。』って言ったらどう思うって。」

 

 

は、はははははははは八幡さんっ!!?い、いきなりどうしましたの!?そ、そそそ、そのようなプロポーズのようなお言葉をき、急に言われましても!!

 

 

狂三「え、えと………あの………わ、私は、す、既に八幡さんのものですので、ず、ずっと傍に居る所存ですわ/////」

 

八幡「………そうか。」

 

狂三「は、はい………「それなら。」えっ………んむっ………っ!!?」

 

 

は、ははははは八幡さんが、こ、こんなに近くに居て………し、しかもキ、キキ、キスまでしてる!?

 

 

八幡「………んっ。」

 

狂三「はぁ……はぁ……/////」

 

 

八幡「それならこれでお前はもう俺のものだ。俺以外の男の傍には行くなよ?いいな?」

 

 

あぁ………八幡さん、そんな事を言われてしまってはこう答えるしか無いではありませんか/////

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

狂三「はい♡/////」

 

 

八幡さん、私はもう八幡さんに完全攻略されてしまいましたわ………/////

 

 

 





やばい………八幡が行ってはいけない方向に行っている気がする。
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