やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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答えになってない答え

 

 

八幡side

 

 

八千代「そう………アンタも漸くあの子達の気持ちに気付けたようね。少し安心したわ。」

 

八幡「………って事は母ちゃんは知ってたのか?」

 

八千代「当たり前じゃない、寧ろ何でアンタはその思いに気付かないのかって怒鳴りたくなる思いもあったわよ。はぁ………カリスマ性は涼から受け継がれているけど、まさか涼以上の鈍感性を受け継がれているとは思わなかったわ。」

 

八幡「悪かったな、親父よりもすげぇ鈍感で。」

 

八千代「まぁいいわ。それで、その話だけど………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごめんなさい、私には何が悩みの種なのか全く分からないの。」

 

八幡「はぁ!?俺の話聞いてたか!?」

 

八千代「勿論聞いてたわよ、その上で言ってるのよ。八幡、アンタ極道でしょ?それなら愛人の1人や2人居てもおかしくないわよ。」

 

八幡「8人居てもか?」

 

八千代「………そういう前例は聞いた事ないわ。けど答えが出ないんだったら、全員もらっちゃえば良いのよ。別に悪い事するわけじゃないんだし。勿論、皆の意見は尊重しなくちゃならないけど。」

 

八幡「………予想外の答えだ。」

 

八千代「私なら良い答えを出してくれそうな予感、してたんでしょ?」

 

八幡「………まぁ、少しは。」

 

八千代「でも残念っ!私も極道色に染まったのよ?いくら名家の生まれでも20年も極道の暮らしをしてたら、そりゃこうなるわよ。」

 

 

どうやら期待してた俺がバカみたいだ………

 

 

八千代「でもね八幡、アンタの考えている事はとても重要な事なのは確かよ。だってそれを真剣に考えてるって事はその1人を絶対に幸せにするつもりで考えてるんでしょう?」

 

八幡「当然だ、でなきゃ考えない。」

 

八千代「うん、やっぱりアンタは優しいわね。だからあの子達もアンタに惚れちゃうのよね。じゃあ八幡に質問よ、アンタはその優しさをあげるとしたら何人にする?」

 

八幡「………意味が分からないんだが?」

 

八千代「じゃあ質問を変えるわ。アンタが優しく出来るとしたら何人?人数も限定した方がいいわね。じゃあ………10人の中で選びなさい。それと、余った人は優しくしないっていう結論になるわ。赤の他人の存在っていう風に解釈しなさい。」

 

 

な、何だその究極の質問は?そんなの10人に決まって………っ!そしたら俺は10人平等に優しくするって事だよな?そしたら………くそっ!頭が回らない!どんな風に考えるっ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「んだよ、甘酸っぺぇ事で悩みやがって……羨ましいねぇ全く。俺もやってみたかったもんだぜ、その贅沢な悩み方をよ。」

 

八幡「っ!!?親父っ!!?」

 

涼「よっ、帰ったぞ~。」

 

八千代「また長い事空けてたわね。」

 

涼「悪かったよ。済まねぇな八千代、寂しい思いさせちまった。暫くは一緒に居るからよ。」

 

八千代「………えぇ。」

 

 

………こんな2人、今まで見た事無いんだけど。

 

 

涼「んでぇ〜?お前の贅沢な悩み事ってのは、ヒロイン1人決めて一直線ルートを選ぶか、気に入った女全員囲んでハーレムルートの2つで迷ってんだろ?良いじゃねぇかハーレムで。」

 

八幡「んな適当に決められっか!!」

 

涼「オメェのウジウジしてるとこ見てもう分かってんだよ、お前はあれこれ考えてどれが1番幸せに近いかを考えてやがる。御大層な事じゃねぇか……けどよ、それが答えでもあるんだぜ?」

 

八幡「………どういう事だよ。」

 

涼「どういう事ってそりゃお前、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんだけソイツ等の事を考えてやれんだったら、全員幸せにするなんて余裕で出来んだろ。」

 

八幡「って結局「そう思うのも仕方ねぇ。けどこの前な、麗の奴から電話が掛かってきてよ。お前の口から他の男の所に行って欲しくないって言われた事がすげぇ嬉しかったんだと。それと雪ノ下建設の社長からも電話があって『最近、娘達がとても穏やかかつ色々な顔をするようになりました。これも全て比企谷さんのおかげです。』って言葉を貰った。お前と居るだけでこんだけ変われる女が居るんだぜ、そう思ったら1人を決めちまうより、全員囲っちまった方がいっぺんに幸せな顔を見られるんだぜ?その方がお前も気分良いじゃねぇか!」………」

 

 

すげぇ大胆な考え方だ………今までの俺には絶対に出来ない発想だ。今も無理か………けど、親父の言ってる事にも共感出来る。

 

 

八幡「………」

 

八千代「まぁ、私達はアドバイスをあげる事くらいしか出来ないから、最後は八幡、アンタが決めなさい。」

 

涼「そ~そっ!俺も色んな人生の選択をしたもんだったなぁ〜………まっ、人生のパートナーを選ぶ時は八千代一択だったけどな!」

 

八千代「懐かしいわね、ホント。アンタが家にいきなり押し掛けて『娘さんを俺にください!!』なんてドストレートに言うんだから驚いたわよ。」

 

涼「いや〜マジであの頃はお前しか居なかったんだって。今もお前しかあり得ないんだけどよ。そんくらい、俺の目には広橋八千代って人間しか映し出されてなかったんだからよ。」

 

八千代「やめなさいよ、息子が居る前で……恥ずかしいでしょう!」

 

涼「ほら見ろ八幡!昔話を皆ですれば、こんな風に照れながらも嬉しそうな顔を見られるんだぜ?」

 

八千代「私を出汁にするんじゃないわよ!」チョップ!

 

涼「イテッ!」

 

 

………なんか良いな、こういうの。もう少し、考えてみるか。

 

 

八幡「もっかい考えてみるわ、ありがとな。」

 

涼「あぁ、じっくり考えとけ。」

 

八千代「相談なら乗るからね。」

 

 

 





さて、八幡なりの答えはどう出るんでしょうかね?
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