やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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八幡の味方

 

 

八幡side

 

 

八幡「そうか………じゃあお前の家にも匿名で届いてたのか。狂四郎、やっていなければ良いが……」

 

狂三「お父様なら大丈夫ですわ、あれでかなり用心深い性格でもありますから。何より、その用心深さは比企谷組現組長の八幡さんのお父様からお教えになられた賜物だとも言っておりました。心配は無いと思われますわ。」

 

八幡「ウチにも届いたがやらないようにはしている。そういや今朝のニュースは見たか?」

 

狂三「勿論ですわ、またゲームにのめり込む方が増えておりますわね。」

 

八幡「しかも今度はこの関東地方が特に多い。それと狂三、気付いてるかどうか分からないが、なんかピリピリするんだよ。」

 

狂三「それは気のせいではないと思いますわ。八幡さん、つけられていますもの。」

 

八幡「やっぱりか………敵意は無いが、視線が隠し切れてなかったからな。」

 

狂三「どうしますの?」

 

八幡「ほっとく。何かあれば対処はする。」

 

 

それから何事もなく俺と狂三は学校に登校して、教室に入った。だが、教室に入った途端に視線が一気にこちらに集まった。

 

 

八幡「………何だ?」

 

「なぁ比企谷、この記事って本当か?今朝新聞部がすげぇ勢いで作って出した記事だ〜って言いながら配ってたんだけどよ。」

 

八幡「………」

 

 

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比企谷八幡、ゲーム欲しさに営業妨害!!

 

最近全国で有名な某VRゲームで世間は騒がれている!そのゲームの人気は数日間やってもゲームから出てこない程!!そんなゲームを購入する人の数は未だ衰えず、現在も尚購入希望者が殺到している。そんな中、当校の生徒であり、ある意味注目の的である2-F組の比企谷八幡はゲームを購入する目的で某ゲーム売り場に来たところ、並ばずに強引に購入に迫った!!関係者によると『まさかこんな形で来るとは思わなかった。皆順番に買いに来てくださっているのに、これはあんまりだ。』とコメント。本人確認は取れていないが、お店の従業員の態度を見るからにこれは明らか!総武高新聞部はこの事について詳しく調査をしていきたいっ!!

 

記載 総武高新聞部

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八幡「………」

 

「ど、どうなのかなぁ〜って皆気になってたんだ。私達は比企谷君がそんな事する人じゃないって思ってたから、新聞部の人達にも抗議したんだけど、もう確信してるみたいで話も聞いてもらえなかったんだ。それで、せめて比企谷君に確認だけでもって思ったんだ。」

 

八幡「成る程な……結論から言うとだが、確かに俺は昨日ゲーム売り場には行ったが、ゲームを買ってはいない。ってうか興味も無いしな。何なら証人だって居るしな。」

 

「だ、だよなぁ〜!」

 

「うん、そうだと思ってた!けど、どうしてこんな記事が出回ったんだろうね?」

 

八幡「引っ掛かるのはこの新聞部のコレを書いた奴だ。どうやってこれを入手したのかが気になる。まぁどの道、俺はまたこの学校から変な目で見られるだろうけどな。」

 

「冬休みも近いってのに、変なことで学校を騒がすなってんだよ。」

 

 

ただの新聞だけなら良いが、学校も巻き込んできたら大事になってくる。それだけ目障りな存在だって揶揄しているようなものだ。こんな事する奴は、昨日会ってる人間の中で1人しか思いつかないしな。

 

 

ーーー昼休みーーー

 

 

雪乃「そう……私のクラスでもその話題で持ちきりだったわ。けれど安心して良いと思うわ。この学年で貴方を疑う人は9割居ないと思うから。」

 

八幡「残りの1割が怖いところだな。新生徒会が発足して間もないのに、大変だな。」

 

めぐり「でもでも、こんな事が起きたらまた嫌な事が起きそうだよね、皆気を付けてね?」

 

八幡「あぁ、分かってる。」

 

 

ついでに余談だが、めぐりは生徒会長を引退していて、新しい生徒会長に雪乃が当選した。副会長に本牧って奴と書記に1年の藤沢、そして庶務に一色って奴ともう1人………名前忘れた。とりあえずこのメンバーが雪乃の生徒会メンバーだ。これによって奉仕部は廃部になったが、雪乃はこの活動をお悩み相談室という形で生徒会の仕事として継続していくみたいだ。

 

 

狂三「そういえば、3年生ではその記事についてはどのように広まっていますの?」

 

めぐり「うぅ〜ん7割嘘で2割が中立、1割が本当ってところかな。比企谷君の信頼度の高さは文化祭で皆に伝わってるからね。」

 

狂三「1年生の状況が知りたいですわね。ですがこの中で1年生と交流があるのは生徒会の関係で雪乃さんくらいですわね。桐原君とは絶対に関わりあいたくありませんし、あれ以来はもう会ってもいませんから。」

 

八幡「そうか、なら安心だ。約束破ってたらどうしようかと思ってたし。」

 

 

ガラガラッ

 

 

「比企谷八幡は居るかっ!?」

 

 

……何だアイツ?ん?手にはメモ帳とペン、それに後ろにも何人か居やがるな。成る程、新聞部の連中か。けど今はやめて欲しいところだな、旨い飯を食ってる最中だし。

 

 

「比企谷君なら居ないよ、お昼ご飯食べに行ってるから。」

 

「そうだな……アイツがよく行ってる場所は……特別棟の屋上とか、中庭と……後はグラウンドだな。その辺り探してみたらどうだ?」

 

 

俺、その辺りで飯食った事無いけど?俺がいつも食ってる場所は教室、テニスコート前のベンチ、前の奉仕部部室、生徒会室くらいだぞ?

 

 

「そうか、情報感謝する!行くぞっ!」

 

 

もう行っちまった………嵐みたいな奴等だな。

 

 

八幡「なんか悪いな。別にほっといても良いんだぞ?俺の客なんだし。」

 

「いいんだよ別に。この学校で比企谷に絡んでくる奴といえば、大抵は嫌な奴だしな。」

 

「そうだよ!この教室に居る間は、私達が比企谷君を守らなくちゃね!クラスメイトなんだし!」

 

 

えぇ〜何この人達、メッチャ良い人達じゃん。1万円ずつお小遣いあげよっかなぁ………

 

 

 





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