やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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恐ろしい真実

 

 

八幡side

 

 

学校の授業も終わって、放課後になった。今日も俺は陽乃の家に行くつもりだ。1度家に帰って支度をしてから向かう。昨日と同じバイクでな。

 

 

ガラガラッ

 

 

雪乃「八幡君、まだ居るかしら?」

 

八幡「?雪乃か?どうした?」

 

雪乃「今日も家に来るのかしら?」

 

八幡「あぁ、カバンとか置いて支度してからな。バイクも家だし。」

 

雪乃「なら車でどうかしら?母さんが心配して登下校は車の送迎になったの。八幡君さえ良ければどうかしら?」

 

八幡「それはありがたい。あっ、狂三と夜架も連れて行って構わないか?一応護衛としてな。」

 

雪乃「構わないわ。」

 

 

これは助かった。後は車の中で倉田と山奈の進捗状況を聞いて雪ノ下さんに報告だな。

 

 

狂三「ですが、急にお邪魔しても大丈夫なのでしょうか?3人も居ては驚くのではなくて?」

 

夜架「狂三さんの言う通りです。無理にお誘いしていただかなくてもいいのですよ?」

 

雪乃「無理なんて言ってないわ。貴方達だから言うけれど、母さんも少しだけ疲れてるのよ。姉さんがああなってから1日しか経ってないけれど、やっぱり気がかりだから。何か進展とかきっかけがあったら嬉しいと思うの。だから来てくれないかしら?」

 

狂三「そんな風に言われては行かないわけにはいかないではありませんの。」

 

八幡「決まりだな。そんじゃ行くか。」

 

 

ーーー車内ーーー

 

 

八幡「なぁ雪乃、少しの間携帯をスピーカーモードで掛けてもいいか?」

 

雪乃「え?それは構わないのだけれど、どうしてスピーカーなのかしら?」

 

八幡「一応此処に居る全員に耳を通しておいて欲しいからだ。都築さんも運転しながら大雑把で構いませんので、聞いてもらえますか?」

 

都築「かしこまりました。陽乃お嬢様に関わる事ですので、しっかりと聞かせて頂きます。」

 

八幡「ありがとうございます。じゃあ………」

 

 

pipipi…pipipi…っ!

 

 

山奈『もしもし、総代ですか?』

 

八幡「あぁ、そうだ。調子はどうだ?」

 

山奈『はい。私と倉田で今も調べているのですが、私の方は大雑把なものしか分かりませんでしたが、何やら人の脳内で実験を行なっているようです。専門的な用語が多くて分からないのも多々ありましたが、刺激や記憶、感情や思考といった言葉が並べられていました。そして今、倉田がユーザーを見ているのですが『それがね、もう驚きなのっ!此処で管理しているユーザーの人達、皆プレイしているんだけど、被験者の状態でプレイしているみたいなの!だから、実験台にされているのが分かってないって事になるね!』………という事です。』

 

全員「っ!!」

 

雪乃「ちょっと待って………少し整理をさせてちょうだい。そんな事をしてどうするの?もしかして、姉さんの記憶や感情を消すつもりなの?」

 

八幡「まだ分からない。それで、他に分かった事は無いか?細かい事でも良い。」

 

山奈『被験者の中には私達八十神会の構成員の名前らしきものも発見しましたが、雪ノ下陽乃さんのは見当たりませんでした。ゲームの世界で本名を使うとは思えませんからね。短絡的な人以外は。それと今、感情欄のボードを押してみたのですが、喜びや悲しみ、怒りと言った人間に当たり前にある感情が表示されました。』

 

狂三「無闇に押してはいけませんからね?」

 

倉田『分かってますよ〜。それに強弱っていうのもあるから、下手に動かさない方が良いのかもね。それでどうかなお兄さん、何か閃きそう?』

 

八幡「………仮説にしかならないが、多分それは人間の感情を刺激しているんだと思う。何でかは知らんが、それを調べているんじゃないか?例えば………その脳を自在に操作させる為に、とかな。」

 

山奈『そんなっ!?あり得ません!人間の脳を離れた位置から操作するなんて!!』

 

八幡「だから例えだ。だがもしこの実験が終了したとしよう。そうなったら被験者達の記憶はゲームの中で過ごした日々の刺激や記憶を全て消去されていると思う。もっと悪ければ、記憶を全て消去させて自分達の駒に使うとかな。まぁこれは過激過ぎるから無いとは思うが。だがもしそれで操作が可能なら、俺が今言った事も実現可能になる。簡単に言えばマインドコントロールに近い状態だろう。」

 

 

予想以上にヤバい事をしてやがった………こりゃ本当に早く終わらせないといけない。だが研究は始まったばかりだから、まだそんなに影響は出ていないと思う。よし、これは風間にも報告だな。

 

 

八幡「山奈、倉田。お前ら引き続き調べてくれ。なるべく有益な情報を掴んでくれるとありがたい。風間には俺が連絡しておく。」

 

2人『了解!』

 

八幡「頼んだぞ。」

 

 

そして俺は電話を切った。車の中は重苦しい雰囲気に呑まれていた。それもそうだ、未だゲームから帰ってこないプレイヤーは人体実験に利用されていたのだから。しかもそこに姉もいたのであれば、ショックは並大抵のものではない。

 

 

八幡「………都築さん、今は雪ノ下の家へお願いします。お話はまたそこからにしましょう。」

 

都築「………はい。比企谷様、どうか奥様のご説明の際も、よろしくお願いします。」

 

 

母親に、か………だが真実を知った今は話すしか無いよな。そして暴走しないように釘を打っておかないとな。

 

 

 





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