やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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口約束(そういう意味と違う意味)

 

 

八幡side

 

 

八幡「………」

 

 

風間『今日は天元さんも居てくれて助かったッス!それにしてもあの人、あんなにゴツい身体してるのに動きが俊敏ッス!これは忍者である自分も負けてられないッス!とりあえず今日は取れるデータを取って引き上げるッス!』

 

天元『動画は見てくれたようだな!派手に撮れてるだろ!にしても1番奥に居るあの飯渕って野郎、俺の嫁に向かって派手に下心に満ちた目で見てやがった………俺はアイツこの事をもう許すつもりはねぇぜ!こっからは俺も派手に行くぜっ!』

 

 

………まぁ大丈夫だろう。けど天元さん、アンタは本当にやりかねないから、冗談か本気かは分からないが、派手に行くのはやめてくれ。

 

けど雪ノ下邸に行かないとなると、なんか暇になっちまったな………なんか他にやる事、無いかなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カナエ「あら?八幡さん?」

 

八幡「………カナエ。」

 

 

ーーー花屋敷・カナエの自室ーーー

 

 

カナエ「まさかあんな所で八幡さんと鉢合わせするなんて思わなかったわ。運命かしら〜?」

 

八幡「そんな簡単に運命が起こってたまるか。それよりも天元さんの事、ありがとな。」

 

カナエ「良いのよ、宇髄さんも『仕方ねぇから継子の為に一肌脱いでやるよっ!』って張り切りながら出て行っちゃったから。」

 

八幡「そうか………他の皆はどうだ?」

 

カナエ「皆よくやってくれているわ。煉獄君が居なくなって、その部下の子達もしばらく立ち直れないって思ってたんだけど、『くよくよしてたら煉獄さんに叱られる!』って言いながら任務に励んでるわ。面倒見の良い人だったから、煉獄君は。」

 

八幡「………そうだな。」

 

 

あの人の存在のおかげで、あの人が最後に言ってくれた言葉のおかげで、今の俺は此処にいる。本当に尊敬出来る人だ、あの人は。

 

 

カナエ「……八幡さん。涼さんから聞いたけど、かなり大々的に動いて調査しているみたいだけど、余り無茶はしないでね?」

 

八幡「どちらかと言うと俺は無茶をさせている側なんだけどな。けどこの事態は早く終わらせないとマズい。人体実験を、しかも人の記憶と感情を操作するなんてのは絶対にやっちゃダメだ。」

 

カナエ「そうね………私達は裏社会の、反社会組織だなんて言われているけど、表の社会でもこんな事をしている人は居るのよね。」

 

八幡「表裏は俺にとってどうでもいいが、そん中に俺の仲間が関わっているなら話は別だ。ソイツ引き摺り下ろしてぶん殴る、そして全てを曝け出して終わらせる。それだけだ。」

 

 

飯渕って奴がもう何かしているのは確定だ。後は証拠を揃えて親父に、そして警察やマスコミに垂れ流せばアイツの面子は地の底まで落ちる。まぁ爺ちゃんにも多少のダメージは来るだろうが、人を見極められなかった罰として受けて欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダキッ

 

 

八幡「んっ!?」

 

カナエ「八幡さん、落ち着いて。顔が怖くなっているわ。こんな所にまで怖い雰囲気を出さないで。小さい子供も居るんだから。」

 

 

………どうやらいつの間にか殺気を出してしまっていたらしい。

 

 

八幡「………悪い。」

 

カナエ「いいのいいの。でもね八幡さん、早く終わらせなきゃって思うのは分かるけれど、焦っても意味は無いわ。今は宇髄さんや八幡さんの組員を信じて待つのも、やる事の1つよ。」

 

八幡「……流石は胡蝶組組長様だ、説得力がある言い方をする。」

 

カナエ「茶化さないで。いい八幡さん?」

 

八幡「………あぁ、分かった。」

 

 

けどカナエさん?分かったし、殺気ももう出してないから、そろそろ放してはくれないだろうか?いつまでも抱き着かれるっていうのは、少し恥ずかしい。

 

 

八幡「……カナエ、そろそろ離してくれ。人が居ないのは分かってるが、いつまでもこの状態ってのは少し恥ずかしい。」

 

カナエ「………八幡さん、暫くこんな風に八幡さんと触れ合ってなかったから、少しだけお願い。」

 

八幡「………あぁ、分かった。」

 

カナエ「何だか不思議ね。八幡さんを抱き締めるのが凄く久しぶりに感じるわ。そう思わない?」

 

八幡「……そうだな。京都では逆だったしな。」

 

カナエ「………ねぇ八幡さん。」

 

途端にカナエが俺の名前を呼び、抱き締めるのをやめた。そして俺と真正面に向き合い、真剣な表情と不安な表情をしていた。

 

 

カナエ「さっきも言ったけど、無茶はしないでね?貴方はすぐに無茶するから。」

 

八幡「……分かってる。心配はかけちまうだろうが、危ない橋を渡ったり、渡らせるような真似はしない。だからそんな顔するな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チュッ

 

 

八幡「っ!?」

 

カナエ「……八幡さんの口約束じゃ私は信用出来ないわ。今度は八幡さんが行動で示して/////」

 

八幡「………」

 

 

何なんだよ、いきなりキスしたと思ったら今度は俺にもやらせるように言いやがって………しかも何だその不安と期待の籠もった目は!?そんな目をされたらやるしかなくなるだろっ!

 

 

八幡「……分かったよ、んっ……」

 

カナエ「んっ……/////」

 

 

………

 

 

 

 

 

………………

 

 

 

 

 

………………………………

 

 

 

 

 

カ、カナエが離してくれない…………首に巻きついた腕が離すのを拒否してやがる。

 

 

そしてこの口付け、久しぶりに行った影響からか、カナエが暴走気味になってしまい、舌まで入れるディープなヤツにまで発展してしまった………

 

 

 

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