やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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情報提供 ②

 

 

八幡side

 

 

古川「『感情と記憶の操作』だと?そんな事が許される筈が無い!」

 

八幡「えぇ、その通り。ですがコイツ等は昏睡状態の人間を利用して実験をしています。ゲームの中に入っている間は生身の人体は無防備ですからね。それに買ったばかりのソフトやハードに仕掛けが施されているなんて誰も考えないでしょうしね。」

 

古川「………それで、他に何か情報は?」

 

八幡「……この情報とは無関係ですが、主任研究員でありリーダーを務めている飯渕は、ゲームの押し売りも行なっていましたよ。店先で半端強引な形でね。後は………雪ノ下建設のご令嬢を少ししつこくつきまとっていましたね。病院を用意したから移してはどうかと。そして後1つは、総武高の新聞部にも俺が営業妨害をしたというデマ情報を流してました。」

 

古川「………」

 

八幡「もしこの研究が成功でもしてしまったら、今囚われている300人の記憶や感情がこの研究員達の思うがままにされてしまいます。それはとても危ない事です。記憶を改竄でもさせられたらと思うと、ゾッとします。俺からの情報提供は以上です。」

 

古川「……こんなデータを君達が作ったとも思えないし、作り話にしても現実的過ぎる。それに何よりも君の喋り方………本当に危機感を覚えさせるような、危ないのを悟らせるような喋り方だ。」

 

八幡「本当に危険ですから、このまま放っておいたら。目的は分かりませんが、碌な事には使わないでしょう。」

 

晴也「親父……」

 

古川「比企谷君、この情報は買わせてもらっても構わないかな?」

 

八幡「勿論です。ただ、条件として俺の名前や組織名は出さず、匿名の情報提供者として扱ってください。火種が飛んでくるのは嫌なので。」

 

古川「分かった、約束しよう。」

 

八幡「それとなるべくはこの社だけでなく、各出版社にこの情報をばら撒いて欲しいんです。慎重に気付かれないように。そしてこれは重要です、このニュースはすぐには出さないでください。」

 

古川「?何故だい?」

 

八幡「もうそうなったら、相手は逃げる準備をする筈です。絶対に逃さないように、広く大きな網と分厚い壁を作っておくんですよ。様々な新聞社や出版社のマスコミ、TV局や専門家といった網と壁をね。」

 

古川「徹底的に潰す、というわけだね?」

 

八幡「はい。そして他社に情報を流す時にはこれを必ず伝えてください。情報を流すのは今日から4日後の夕刊、と。もしそれが守れない、出来ないようであればその会社とは協力関係を持たなくて結構です。」

 

古川「おふざけ半分でやる様な事では無いからね。じゃあ最初から真面目な声で話すとしようか。」

 

八幡「お手間をお掛けします。」

 

古川「少し待ってて、今編集長を呼んでくるよ。」

 

 

………はぁ、古川さんはこの作戦に乗り気のようだ。だが編集長がこれに乗ってれるかどうかだ。

 

 

ガチャッ

 

 

「比企谷君、この情報提供は感謝するよ。素晴らし過ぎる情報だ。そして君の作戦、我が社は喜んで協力しよう。私の部署に居る社員をフルに使って、各社にこの情報と流出日を伝える事にしよう。そしてもしも、非協力的な会社にはこちらから断って切る。そして情報を伝えたら、例え同業であっても情報の交換は行わない。これで合ってるかね?」

 

八幡「はい。その会社での出し方に任せる方針で行きます。」

 

「分かったよ。それじゃあ古川君、君はこの会社の中でこの情報に1番詳しい人間だ。君が文を書きなさい。いいね?」

 

古川「分かりました。」

 

八幡「では、よろしくお願いします。あっ、それと知っていればでいいのですが、TV局で知り合いはいませんか?」

 

「TV局で?あぁ、それなら私がいつも得た情報を渡している○○TV局の局長が居るから、その人に連絡を入れておくよ。いつがいいんだい?」

 

八幡「この後行きます。今はとにかく時間が惜しいです。出来る事は今の内に済ませます。」

 

「君は行動的で良いね。分かった、伝えておくよ。さて、それじゃあ私も本腰を入れよう!」

 

 

ガチャッ

 

 

『君達、少し聞いてくれ!』

 

 

古川「編集長、気合い充分だな……比企谷君、この情報は有効的に使わせてもらうよ。けどいいのかい?このUSBを貰っても?」

 

八幡「構いません。後2つはあるので。その内1つはTV局に渡す予定ですけどね。」

 

古川「……ははっ、恐ろしい高校生だね、君は。」

 

 

ーーー外ーーー

 

 

八幡「よし、これで一先ずはOKだな。少しだけ余裕が出来てきた。後はTV局に行くだけだが、もう遅いな。古川、付き合わせて悪かった。」

 

晴也「いいって。けど俺、お前を敵にしなくて本当に良かったわ。もしお前を標的にしてたら………俺多分、学校で生きていないだろうな。」

 

八幡「大袈裟だな,狂三、お前もお疲れさん。2人は先に帰ってくれ。俺はTV局に行くから。」

 

狂三「ですが、どうやって行くんですの?歩きでは時間が掛かりますわよ?」

 

八幡「バイク。」

 

 

ーーー○○TV局ーーー

 

 

ブロロロロロッ

 

 

八幡「ふぅ………にしても今日はラッキーだ。こうやって新聞社のパイプも作れて、TV局にも情報提供が出来る。さっき編集長から電話があって今日は大丈夫って言ってたらしいから、さっさとネタ持っててやろう。」

 

 

後忘れてはいけないのは、出すのは4日後っ!!

 

 

 

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