やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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あんな風にはなりたくない

 

 

八幡side

 

 

その後も陽乃と大学の案内を続けて、かなりの時間が経過した。その間、色々な人からの興味・嫉妬・羨望の視線があり、声も掛けられたりした。その中には食堂で絡んできたアイツは居なかったのが救いだ。奴には炒飯の事でイラついてるから、目の前には現れないで欲しい。

 

 

陽乃「ようやく全部回れたよ〜。いやぁ〜大分掛かったね、どう?楽しめた?」ノビィ∼

 

八幡「あぁ、また来てみたい。昼飯を満足に食えなかったから。」

 

陽乃「そこなんだ………まぁその時は連絡してよ。また私が一緒に行動してあげるからさっ!」

 

八幡「あぁ、そうする。そんでこの後はどうする?かなり歩き回ったから休憩でもするか?」

 

陽乃「それもそうだね、じゃああそこのベンチで休憩しよっか。ちょうど自販機もあるから飲み物も買えるしね。」

 

 

座る前にジュース選ぶか、さてと………

 

 

八幡「陽乃、何飲みたい?」

 

陽乃「じゃあさ、微糖のコーヒーってある?今は少し甘いのが飲みたい。」

 

八幡「分かった。微糖コーヒーな………」

 

 

今は1月だし、あったかい方にするべきだよな。俺は………サイダーでいいか。

 

 

八幡「ほれ。」

 

陽乃「ありがとう、あぁ〜あったかい!八幡君は気が利くなぁ〜♪はいお金。」

 

八幡「いや、いい。こんくらいで要求したりしねぇよ。安っぽいが案内の礼だと思ってくれ。」

 

陽乃「じゃあ遠慮なく頂くね。八幡君はサイダーだけどさ、寒くないの?平気?」

 

八幡「あぁ、大丈夫だ。別にそこまで寒いわけでもないしな。それに今日は割とあったかいしな。」

 

陽乃「………ところでさ八幡君、気付いてる?私達、今凄く見られてるよね。」

 

八幡「視線に敏感でない奴でも流石に気付くだろう。そこら中の窓や廊下から見られてる。隠れながらのつもりだろうが、気配で分かる。」

 

陽乃「やっぱり噂が広まるのは早いね〜。私達は別に付き合ってないのに……そうなれば嬉しいんだけどさ。ねぇ八幡君?」

 

八幡「………」

 

 

そこで俺を見ながら言わないでくれ、頼むから。

 

 

陽乃「………ねぇ、もう皆に見せつけてあげない?私達はもうここまで進んでるって事。」

 

八幡「見せる必要ねぇだろ。」

 

陽乃「うん。けどさ、1度見せつけてしまえば変に突っかかって来る人も居なくなると思うよ?さっきの食堂がいい例だよ。だからさ、今ヒソヒソと見てる彼等に、私達のキスでも見せてあげようよ。」

 

八幡「……この状況でもダメなのか?」

 

 

………今の俺等の状況は、陽乃が俺にもたれかかるような形で耳元で囁いている。端から見ればとんでもない距離感だろう。

 

 

陽乃「良いじゃん、もう。」ササヤキ

 

八幡「何が良いん「良い加減にしやがれよ、この野郎がっ!!!」だ………何だ?」

 

陽乃「……また彼だよ、良いところだったのに。」

 

 

怒鳴り声で俺達に近付いて来たのは、さっき食堂で俺等に絡んで来た男だった。それも数人のお仲間を連れて来ていた。しかもさっきも面子が違う。

 

 

1「テメェ……何見せつけてくれてんだよ、あぁ?」

 

八幡「俺からは何もしてない……って言っても、どうせ信じてはもらえないんだろ?それと別に見せつけてるつもりは無いんだが?」

 

1「こっちは何見せつけてんだって聞いてんだよ!!質問に答えろよっ!んな事も出来ねぇのか!?」

 

八幡「あれが質問ならもっと分かりやすく言えよ。巷の不良の方がもっと分かりやすいぞ?で、別の奴まで連れてきてなんか用か?俺等は少しゆっくりしてから帰るつもりなんだが?」

 

2「なぁおい、コイツ雪ノ下さんと一緒に居るからって調子乗ってんじゃねぇの?」

 

3「『カッコつけなきゃ!』とか思ってるんじゃね?だとしたら笑えるわマジで!!」

 

4「おいおい言ってやるなって!心の中じゃ絶対ビビリまくってんだからよ!」

 

5「そーそっ!手加減してやれって!あんまり虐めちゃうと泣いちゃうからww」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「ベラベラブーブーとうるせぇハエ共だな?煽りはそれで終わりか?陽乃、少しの間俺のサイダー持っててくれ。またこぼされたら堪らん。」

 

陽乃「うん、分かった。」

 

 

こういう調子に乗ってる奴はその心を折るに限る。そりゃもう徹底的にな。狂三ん時のアイツがいい例だ。名前もう忘れたけど。

 

 

八幡「お前はどうせ1対1じゃ俺に勝てないからコイツ等連れてきたんだろ?小心者のやりそうな事だ、お前のオツムじゃ思いつくのはこの程度の事だろうよ。俺からしてみれば徒党を組んで相手を嬲ろうなんて弱者のする事だ。んでお前等はコイツに呼ばれたから来たってだけのモブ1、2、3、4ってところか?俺を本気で怒らせたいんだったらもっとマシな煽り方しろよ。顔面偏差値だけの脳内ミジンコパスタ頭が。」

 

 

1「このクソガキがっ!!!もう許さねぇぞ!!ぶっ殺してやる!!」

 

2「舐めやがって!!お前みたいな不細工に言われたくねぇんだよ!!」

 

 

そう言って5人の大学生は俺に向かって殴りかかって来た。あまりにも単調な動きだったから、俺は炒飯をぶち撒けた奴の腹目掛けて足裏蹴りをしてから右のパンチを顔にかまして、2人目には足払いをしてから肘鉄を腹に直撃させた。

 

 

2「うぉえ!!うああああぁぁぁ!!」

 

1「うがぁぁぁ………!」

 

八幡「………んでどうする?お前等もやるか?やるんだったらお前等の未来は道端で倒れてる以外無いからそのつもりでな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2〜5『う、うわあぁぁぁぁぁぁ!!!

 

 

んだよ、意気地のねぇ野郎共だな。さてと……

 

 

八幡「んでどうよ?徒党組んだ挙句、返り討ちにあった気分はよ?さぞご満悦だろう?今なら出血大サービスでまだ続けてやるぞ?どうだ?」

 

1「い、いや!もうやめてくれ!!もうお前にも雪ノ下さんにも手は出さねぇ!!だから、もうやめてくれ!!頼むっ!!」

 

八幡「おいおい、遠慮すんなよ?食い物の恨みは凄いっていうだろ?言っておくが俺は昼飯の件、許したつもりはねぇぞ?お前には礼しないといけないと思ってるんだよ………なぁ、いいだろ?」

 

1「ひ、ひぃ!!お、お願いします!!もうやめてください!!お昼代は払います!!お釣りも結構です!!こんな事もう2度としません!!だからもうやめてください!!」

 

 

おぉ……めっちゃ綺麗な土下座。見事で綺麗ではある。けどこんな惨めな姿にだけはなりたくない。

 

 

八幡「はぁ……もういい、昼代なんて要らん。もうやめてくれって誠意伝わったからもうどっか行け。それとお前言ったからな?こんな事もう2度としないって………破ったら分かってるよな?」

 

1「は、はいっ!!!」

 

八幡「はい、解散。」

 

1「すいませんでした~っ!!!」ピュ∼!!

 

 

………マジであんな風にはなりたくねぇ。

 

 

 





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