八幡side
冬季休暇も終わって、学校へ久々の登校になった。勿論というか言わずもがなというか、両サイドには相変わらずオッドアイの瞳が魅力的な黒く美しい薔薇が二輪も俺の腕に視線という茨と共に抱き着いている。なんかもう慣れた。冬休みの最中にもどっかに出掛ける度に抱き着かれるから、もうすぐそうしてくるだろうなぁって予想出来るようになってしまった。
そしてその行いのせいで、新学期初日の登校にしてこの注目度である。だから皆、そんな『あぁ、この光景懐かしいな。』とか『またあの2人を………ふざけんなっ!』とか『いつもいつもご馳走様ですっ!』みたいな視線送るのやめてくんない?俺に視線向けないで2人に言って欲しいのよ、それからこれはやらせてるわけじゃねぇんだから。
狂三「久しぶりの学校ですわね、八幡さん。そして今日は私が作ったお弁当………この日をどれだけ待ちわびた事か!」
夜架「そうですね。私も八幡さんとまた一緒に学校で楽しめる日々が送れると思うと、嬉しくなります。八幡さん、3学期も楽しみましょうね?」
八幡「……あぁ、そのつもりだ。」
楽しめる生活、送れっかなぁ?
ーーー教室ーーー
「ではこれでHRを終了する。新学期早々に浮かれないようにな。」
朝のHRが終わり、1時間目は体育となった。こんな寒い時期に外でやる事なんて無いから、中で球技をする事になっている。しかもJ組と合同だ。つまり雪乃のクラスとの合同授業になる。けど何でわざわざ女子の多い国際教養科のJ組となんだ?普通ならE組とだよな?
狂三「どうしてJ組なのでしょうか?」
八幡「さぁな、取り敢えず着替えるか。お前等も着替えてこい、まさか此処で俺等男子と着替えるなんて言わねぇだろ?」
狂三「八幡さんがそう言うのでしたらこちらで着替えますが、私は八幡さん以外に裸体を見せたくはないのでお断りしますわ。」
夜架「私も狂三さんと同じ意見でお断りします。」
八幡「狂三よぉ、思っててもそれは言葉にするなよ。まぁ当然の意見なんだけどさ。」
ーーー体育館ーーー
厚木「じゃあ今日は新学期という事もあるから、その鈍った身体を少しでも直す為にリレーをやるぞ。因みにチームだが、男子は15人に対して女子が30人だから9人チームの5チームを作ってもらう。なお男子は1チームに3人とする。メンバーは自分達で決めてみろ。なんかもう雰囲気と視線だけでメンバー決まっとる奴が居るが、あえて気にしない事にする。」
先生、そこで俺を見ないでくれません?俺だって分かっちゃうじゃん。あっ、皆知ってるって?これは失礼しました。
厚木「じゃあ決めてみろや。」
すると俺の周りにはすぐに狂三と夜架、雪乃が集まって来た。そして遅れてから戸塚と川崎が来て残るメンバーは男1人の女2人だった。
晴也「比企谷、俺も入れてくれ。」
八幡「え……お前国際教養科だったのか?超がつく程信じられないんだが。」
晴也「何気に失礼な事言うな、お前………まぁいい、男子は戸塚しか居ないみたいだからいいだろ?」
八幡「おう、助かる。じゃあ後は女子だな。俺のクラスでは居そうにねぇな、だって皆葉山ん所に群がってるし。」
雪乃「全く、あの男の何処が良いのやら……私には皆目見当もつかないわ。」
狂三「雪乃さんの言う通りですわね。八幡さんの方が何万倍もマシですわね。」
夜架「いえいえ狂三さん、比べるのも可愛そうですわ。月と砂利、雲とヘドロ、香水とラフレシアくらいの差があります。」
八幡「お前等言い過ぎだろ………特に夜架。」
その後、雪乃と仲良くしている(と本人達が言っていた)3人の内2人が入ってくれた。そして普通に1時間目の授業が終わった。え?リレーの結果?普通に勝ちましたけど何か?
ーーー昼休みーーー
雪乃「比企谷君、来たわよ。」
めぐり「八く〜ん、ご飯食べよ〜!」
狂・夜・雪「………八君?」
八幡「よし食べよう。食べながら話すからその黒くて禍々しいのを周囲に晒すのやめろ。」
ほらな?朝の時点でもあったが、こういうのがあると平穏で楽しい学校生活なんて送れねぇのよ。呼び方変わっただけで何でそこまで恐ろしくなれるわけ?八幡よく分からないよ。
狂三「成る程、そのような事情が……でしたら八幡さんのベッドの心地が良かったのもそれご理由なのですわね?これで合点がいきましたわ。」
夜架「八幡さん、もしよろしければそのお店を教えてはもらえませんか?その寝具が欲しくなりました。そしてその枕を交換しましょう。」
雪乃「八幡君、今日の放課後に城廻先輩のお店へ行きましょう。私もその寝具が気になるわ。そしてそのマットが2人で使っても平気かどうかの実験も兼ねて家に来てはもらえないかしら?」
めぐり「ダ、ダメだよ皆!そういう実験なら、開発者である私がやるから!ねっ、良いよね八君!?」
八幡「お前等で行ってこい。俺と一緒に実験をしようとするなよ。」
ーーー放課後・校門ーーー
狂三「では八幡さん、早速向かいましょう。」
夜架「八幡さんのオススメする商品でしたら間違いはありません。触り心地を確かめたら、すぐに購入しましょう。」
雪乃「八幡君、手を繋いではもらえないかしら?私、極度な方向音痴なの。」
めぐり「八君、ほら早く行こっ♪」
………結果、人数が増えて下校になりました。
この時期は一気に飛ばして伝統イベントだけにしようと思ってます。バレンタイン卒業式とか(めぐりんが居るから良いよね?)とかでもいいですよね?