しのぶside
ここまで……ようやくここまで来られたわ。ここに来るまではたくさんの強敵が居たけど、あと残るは3人ね。
※ジャンケンです。
あそこで八幡が白麗会の会長にチョコレートケーキを食べさせられているのを見るのはほんの少し癪だけど、それも私がこの戦いに勝てば見なくて済むし、それ以上の事も出来るわ。最低でも4回、この死戦を潜り抜ければ私の負けよ!
※ジャンケンです。
負けるのは私なんだから!!
しのぶsideout
有栖side
さて、ここまでは計算通りです。しかし戦いというのは状況によって様々な形に変化するもの。これまでの戦い方で通用する程、この先の戦いは生温くはないでしょう。
※ジャンケンです。
勝戦ならぬ負け戦では順調に勝ち星を上げてこられました。けど目の前に居る御三方は夜架さん以外、私はよく知らない方々です。先の戦だけでは情報が少な過ぎます。これまで以上に戦術を練らなければなりませんね。
※戦術3つしかないジャンケンです。
八幡さんの隣を手に入れるのは、私ですよ?
有栖sideout
雪乃side
ふぅ………姉さんの屍を超えて漸くここまで来れたわ。とても長い道のりだったわ。けれどまだ、大きな戦いが残っているわ。それも絶対に負けられない戦いが。
※陽乃さん死んでないし、ただのジャンケンです。
今日会ったばかりの人には悪いけれど、私は八幡君を譲る気は毛頭無いわ。そして絶対に勝つわけにはいかないわ、必ず負けて見せるわ!そして八幡君の部屋と八幡君を手にするのは私よ!
※意気込み中失礼ですが、ジャンケンです。
八幡君、今日はたくさん語り合えるわよ?
未織side
こないイベントがあるのは予想外やったけど、順調や!ウチにも運がついてきとる証拠や!けどまだ気は抜けへん、今残っとるのは八十神会の幹部連中や、生半可な覚悟じゃウチがやられてもうわ。
※覚悟も何も、ただのジャンケンです。
ウチは関西に構えとるから八幡ちゃんには気軽に会いに行けへんけど、今回は譲れへんわ!折角学校を公欠扱いにしてまで八幡ちゃんにチョコ渡しに関東まで来たんや、この勝つわけにはいかん戦いはウチが負けて貰ってくで!
※負け逃げは分かるんですが、ジャンケンです。
八幡ちゃんとの1日はウチが貰うてくからね?
未織sideout
夜架side
まさか私がこんな終盤にまで残れるなんて……これもジャンケンの神様が負けろとお告げになられたのでしょう。ここまで来たら最後まで負けなければなりませんね。
※ジャンケンの神様なんて存在しません。運任せのジャンケンです。
この戦いに負ければ八幡さんを独占出来るばかりか、お部屋にも入れるという超がつく程の豪華商品……皆さんには申しわけありませんが、この勝負、負けさせていただきます!
※……僕の言いたい事、分かりますよね?せーの、
ジャンケンです。
夜架sideout
八幡side
あの4人から鬼気迫るような気迫を感じる……何?そんなにマジなのお前等?たかが俺の部屋ってだけで?俺の部屋で寝れるってだけでそんなにやる気出せんの?もっと他になんかあったろ!?
八幡「なぁ、さっきから真面目ではあるが、本気でマジレスしていいか?」
麗「何かしら?」
八幡「お前等ってあれくらいマジでやってたの?」
『勿論っ!!』
甘露寺「私はゲーム感覚だったよ~。」
どうしよう………この中にまともな奴が1人しか居ない事実について皆で考えてみない?いやなんかもう怖いんだけど………そんなに泊まりたいのなら部屋貸すよ?俺は抜けるけど。
八幡「俺の部屋ってそんなに価値ある?」
カナエ「バカにしてはダメよ八幡さん。私達にとっては喉から手が出る程、欲しい商品なんだから。」
八幡「……久々に聞いたお前のガチトーンだから信じる事にするわ。にしても……燃えてるよな。」
麗「私の作ったチョコケーキが溶けないか心配だわ。溶けてなくなる前に食べてちょうだいね、八幡。じゃあ次よ、あ~ん。」
八幡「あむっ………」
………スッゲェ美味いんだよなぁ。
しのぶ「じゃあ……行くわよ?」
4人「はい。(えぇで。)」
しのぶ「最初はグー!」
5人『ジャンケン、ポンッ!!』
7人『おぉ〜………』
勝負が大詰めの時のあいこって、こういう声よく出すよな。まぁ初めて出したけど。
しのぶ「行くわよ。ふぅ〜……最初はグー!」
5人『ジャンケン、ポンッ!!』
未織「ウソやあぁぁぁぁぁ~!!!」アタマカカエ
しのぶ「よしっ!!」
雪乃「やったわ!」
有栖「ほっ………」
夜架「ひとまず、ですね。」
あっ、未織が負けた。
未織「折角こっちまで来たのにこれは無いって〜!八幡ちゃん助けてぇ〜。」
八幡「俺に言われてもな………日帰りかホテル取ってあるんじゃないのか?」
未織「………今日、関西に帰るんよ。」ズゥ-ン
………ドンマイです。
しのぶ「さて、これで後は4人ね。けど私は八幡の部屋でお泊まりした事が無いから、2人には負けを譲って欲しいのだけど?」
有栖「あらしのぶさん、これは勝負ですわよ?ならば手抜きや手加減はご無用。それに情けも。それに私もこの勝負を譲るわけにはいきませんから。」
夜架「私もです。私は八幡さんの妻兼護衛役なのですから、常にご一緒するのは当然です。なのでこの勝負は私が頂きます。」
雪乃「ではその間をとって私に負けを譲ってはもらえないかしら?この中では1番彼との交流が少ないのだから、それくらいは良いのではないかしら?」
………俺の錯覚か?しのぶが般若、有栖が虎、夜架が龍、雪乃が蛇を背中から具現化させてるように見える。
しのぶ「行くわよ………あっ、どうせだから4人一緒に掛け声をかける事にしない?」
有栖「えぇ、いいですよ。少し緊張しますが……」
夜架「私も大丈夫です………」
雪乃「私も構わないわ………」
しのぶ「じゃあ改めて行くわよ………」
しのぶ「せーのっ!」
4人『最初はグー、ジャンケン、ポンッ!!!』
しのぶ「あ…………」
有栖「こ、これは………」
夜架「そ、そんな………」
雪乃「こ、こんな事が………」
夜架「ま、負けました………私が、優勝です!やりました、やりましたよ八幡さん!」
しのぶ「あ……ああぁ………」ガクッ
有栖「最後の最後で……勝ってしまいました………こんな事が………」ガクッ
雪乃「そんな……ここまで、負けられたのに………」ガクッ
はい、というわけで俺の部屋を賭けた長い長い戦いは切姫夜架の優勝で幕を閉じたのであった。
………ジャンケンです。