やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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夜架とのお買い物

 

 

八幡side

 

 

はぁ………結局あの場に居た殆ど全員と約束する羽目になっちまったよ。カナヲと甘露寺さんの誘いは無かったが、正直ありがたい。多くても困るの俺だし、予定も組めなくなっちまう。まだ直系に昇格してから1ヶ月しか経ってねぇのに、こんな調子で大丈夫かねぇ?

 

 

夜架「ふふふっ、八幡さんの部屋に八幡さんの部屋着、そして八幡さんの隣で過ごせるなんて、とても幸せな気持ちです………はぁ♡先の戦で負けた甲斐がありました♪」

 

 

艶のある声で俺の部屋着(寝る時用のジャージ)を着ながら俺の左腕に身体ごと抱き着いている夜架。正直に言うと、今の夜架の格好にはグッと来ている。寝巻きは普通なのだが、サイズが大きいせいで袖まで手首が届かず、指が少し出るくらいなのだ。ファッションでもよくあるだろ?袖長の服とかって、ああいう感じで着ている。

 

 

八幡「一応言っておくが、俺は何もしないからな?当然お前もだと思うが。」

 

夜架「勿論ですわ。幾ら八幡さんのお宅とはいえ、ご家族の皆様の睡眠の妨げになるような行為は慎みますので。」

 

八幡「何故睡眠だけに気を付けたのかは敢えて聞かないでおこう。」

 

夜架「そうしてください。さぁ八幡さん、今日は私が晩ご飯を作ります。何かリクエスト等はございますか?八幡さんの為に全力で作りますから。」

 

八幡「そうだな………じゃあお前の得意料理で頼む。今は何を食べたいとかそういうのはないからな、これなら1番って料理を作って欲しい。」

 

夜架「分かりました、メニューは決まりました。八幡さん、お買い物に出かけましょう。この格好じゃなくなるのは寂しいですが、八幡さんに美味しいご飯を頂いて貰う方が重要です。」

 

八幡「まぁ荷物持ちは必要だしな、行くか。」

 

夜架「八幡さん、私は別に八幡さんに荷物持ちをしてもらいたいから一緒に行くわけではありません。八幡さんと一緒にお買い物がしたいから行くんです、理解してもらえましたか?」

 

八幡「………あぁ、分かった。」

 

夜架「はい♪」

 

 

くっそ可愛いなおい………けど荷物持ちなんて頼まれなくてもやるよ、美味い飯の為なんだから。

 

 

ーーー行きつけのスーパー)ーーー

 

 

八幡「それで、何を作るんだ?」

 

夜架「八幡さんにはデザートも用意してありますので、日本料理を中心に家庭的な料理を出したいと考えていますので、肉じゃが、鯖焼き、だし巻き卵、ほうれん草のお浸し、お味噌汁、白米といったところでしょうか。お米は出来ていましたし、お味噌汁とだし巻き卵の材料もありましたので、必要なものは鯖、ほうれん草、挽き肉、お味噌汁の具といった所でしょう。具は何が良いですか?」

 

八幡「なら卵で頼めるか?何ならほうれん草と混ぜて作ってもいいぞ。どっちの具材も味噌汁とは相性が良いからな。」

 

夜架「分かりました。ではお買い物を楽しみましょうか、八幡さん。」ギュッ!

 

 

ちゃっかり手を握ってきてるし。まぁいいか、最近っつぅか今朝もこんな感じだったが、此処ではそんなに注目は無いしな。俺も時々このスーパー来るけど、今まで知ってる奴に会った事ってそんなに無いんだよなぁ………胡蝶3姉妹くらいか?もっと居るとは思うが、そこまで記憶に無いんだよなぁ。まぁ会ったら会ったで挨拶くらいは交わすけどよ。

 

 

夜架「八幡さん、明日の朝食はいかがなさいますか?八幡さんの朝の食卓はお米ですか?それともパンですか?」

 

八幡「どちらかと言えば米の方が多いが、パンも食べてみたいかもな。」

 

夜架「分かりました。八幡さんの家にあの機械がありましたので、朝食にはピッタリの料理が出来ると思います。期待していてください。」

 

 

ほう、自分からハードルを上げに行くか……自信があるようだが、俺を満足させられ………いやいや作ってもらう立場なのに何言ってんだ俺は?文句は言わない、口答えもしない、出された料理を一つ残さず食べる。それが作ってくれた人へのお返しというものだ。

 

 

ーーー帰り道ーーー

 

 

夜架「すみません、結局荷物を持ってもらってしまって………」

 

八幡「いいんだよ、別に。お前にはこれから美味い飯を作ってもらうんだ、このくらい任せろ。ところでスーパーで買い物してる時、デザートがあるとか言ってたが、それってやっぱチョコなのか?」

 

夜架「バレンタインデーですから。デザートにするにはちょうど良いと思います。」

 

八幡「まぁデザートは別腹ってよく言うが、食い終わった後に食べられるかね?」

 

夜架「八幡さんなら大丈夫だと思います。それに私は信じていますよ?八幡さんなら、私の作った料理全てを平らげてくれると信じていますから。」

 

八幡「おい、無駄に俺へのプレッシャーをかけるなよ。どうして俺が飯食う時もプレッシャー受けながら食べないといけねぇんだよ。普通に食わせろよ飯くらいは。」

 

夜架「ふふふっ、すみません。悪ふざけが過ぎました。ご飯は楽しみにしていてくださいね。」

 

 

当たり前だ、どうして俺がそんな思いをしながら飯に食いつかなきゃいけないんだか………食えなかったら、その残ってる分は夜架から強制的に食わせられるって言われたら、食えるかもな。

 

 

 

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