やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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危険な思惑

 

 

夜架side

 

 

夜架「さぁ八幡さん、お手を拝借いたします♪階段でもし足を滑らせてはいけませんから。八幡さんの大切なお身体には傷1つ付けさせませんので!」

 

八幡「……あのよぉ、ただ寝るだけだってのに何でそんなに張り切ってるのかねぇ?」

 

 

遂に………遂に至高とも呼べる時間がやって参りました!八幡さんとの就寝時間です!私も今日まで何日かはご一緒させていただいた事はございますが、あれ程八幡さんを感じられる時間はございません♡

 

何せ八幡さんの部屋、八幡さんのベッドの中、八幡さんの寝間着、そして………八幡さん本人と、八幡さん尽くしの状態で眠れるのですから………あぁ、なんという素晴らしい時間♡

 

 

八幡「なぁ、1つ聞いていいか?」

 

夜架「はい、何でしょう?」

 

八幡「もしも……もしもだぞ?俺がお前に布団を用意するって言ったら?」

 

夜架「………ハイ?」ハイライトオフ

 

 

ハチマンサンハイマナントモウシタノデショウカ?ワタシニフトンヲ?ゴジョウダンハタイガイニシテホシイモノデスネ。セッカクハチマンサントノユメノジカンヲスゴセルトイウノニ、ソノヨウナムダナジカンヲオツカイニナルリユウガリカイデキマセン。ソッコクチュウシニシテイタダクヨウニイワナケレバナリマセンネ。

 

翻訳(八幡さんは今何と申したのでしょうか?私に布団を?ご冗談は大概にして欲しいものですね。折角八幡さんとの夢の時間を過ごせるというのに、そのような無駄な時間をお使いになる理由が理解出来ません。即刻中止していただくように言わなければなりませんね。)

 

 

夜架「八幡さん、ご冗談ですよね?」ハイライトオフ

 

八幡「じょ、冗談に決まってんだろ!もしもって言ったろ!?ンな事するわけねぇだろ!」

 

夜架「あら、そうでしたか。八幡さんビックリさせないでください。」

 

八幡「お、おう……」

 

 

八幡(やべぇよ……事前に聞いといて良かった!もしも布団用意してたら、俺絶対殺されてたぞ!マジで危ねぇ………)

 

 

ーーー八幡の部屋ーーー

 

 

夜架「八幡さん、失礼ながら1つ質問させていただきます。八幡さんの部屋には香の類でも炊いているのですか?私、この部屋で眠りに入る前に必ずと言っていい程、あの気分に陥ってしまうのですが………八幡さん、どうなのでしょう?」

 

八幡「安心しろ、それはお前の頭の中が変態だからだ。俺の部屋にはそんなもん置いてねぇよ。俺からも言わせてもらうが、お前のその一言で少し鳥肌立ったぞ?今までよく自分が無事だと思えた程だ。」

 

 

八幡さんったら酷いです、きっとこの部屋にお泊まりになられた方なら誰でもなっている筈です。それこそ狂三さんや有栖さんは必ず。

 

 

夜架「ふふふっ、八幡さんならいつでもお待ちしておりますから♡」

 

八幡「そもそも俺にその気が無いから。」

 

夜架「成る程………八幡さんは待つ側ではなく、攻める側という事ですね?」

 

八幡「お前の頭ン中どうなってんの?」

 

夜架「それとも命令をして奉仕させるタイプなのでしょうか?どちらにしても八幡さんがSっ気の強いプレイが好みなのは理解しました。」

 

八幡「勝手に俺の性癖決めないでくんない?」

 

夜架「ではどちらなのでしょう?」

 

八幡「言うと思ってんの?ねぇバカなの?言うわけねぇだろそんな事。お前自分で考えろ。」

 

夜架「っ!つまり私自身の身体を以て調べろ、という事ですね?分かりました。では八幡さん、今宵は「待て待て待て待て!そういう意味じゃねぇから!何勝手に勘違いして勝手におっ始めようとしてんの?此処俺ん家だよ?家族も居るんだよ?その中でどうしてやろうって考えに至れるわけ?」ですがそれでは八幡さんの好みが分かりません………」

 

八幡「誰が調べろって言ったよ!?考えろって言っただけだろうが!お前の頭の中はどんな妄想地帯なんだよ!?お花畑か!?」

 

夜架「はい、私はいつでも(八幡さんがたくさんの)お花畑に居ます!」

 

八幡「ダメだコイツ早く何とかしないと。」

 

夜架「ふふふっ、冗談ですからそんな引き攣った顔をしないでください。八幡さんの事を考えているというのは否定しませんが、今のような危険な事までは考えていませんから。」

 

 

八幡(んな事聞いても全く安心出来ねぇよ………)

 

 

夜架「では八幡さん、明日もあるのですからお休みになりましょう?」

 

八幡「この部屋に入ってから、お前に主導権を握られているのは気のせいか?」

 

夜架「気のせいですよ。さぁ、八幡さんも布団に入って。電気を消しますから。」

 

 

そして私は八幡さんが布団に入るのを確認してから部屋の電気を消しました。さて、ここからが至高の時間なのですが、逆に勝負の時間でもあります。如何にしてこの時間を長く感じるかが肝です。早く寝てしまってはそれはそれで意味がありません。

 

 

夜架「はぁ〜………やはり八幡さんは良い香りに良い温もりをしていらっしゃいます。これだけ密着すれば八幡さんの成分を許容量オーバーしてしまいますね♪ふふふっ♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡(………俺の護衛、別の誰かに変えよっかなぁ。)

 

 

 

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