八幡side
………少しだけ学校への道のりが重い。昨日俺の正体がバレたからな。いや、別にバレたからといって何かがあるわけじゃないんだが、教室に入った途端に質問攻めとかマジで止めて欲しい。
狂三「随分と浮かない顔ですわね、八幡さん。まぁそれもその筈ですわね。正体がバレてしまったんですから。」
八幡「あぁ、阿鼻叫喚にならない事を祈る。」
狂三「きっとそれは無理でしょうね。」
………狂三さん、希望をそんなにも早くへし折らないでもらえません?希望あってもいいじゃん!
ーーー学校ーーー
雪乃「………っ!比企谷君、おはよう。」
八幡「おぉ、雪乃………なんか少し安心した。普通に挨拶してくれて。」
雪乃「挨拶をするのは基本じゃない。それに貴方の正体は知っているから問題無いわ。これまで通り、いつも通りにするだけよ。」
狂三「雪ノ下さんの言う通りですわ。私達は八幡さんが何者であろうと、関わりを無くすつもりは毛頭ありませんわ。」
八幡「……ありがとな、お前等。」
あぁ………コイツ等って最高だ。
ーーー教室ーーー
狂三「来る途中、いくつもの目線がありましたわね。流石は八幡さん、有名人ですわね。」
八幡「うっせ。分かってんだろうが……まぁいい、雪乃とは此処でお別れだな。」
雪乃「そうね、ではまた後で。」
八幡「あぁ、さて入るか。」
狂三「えぇ。」
ガラガラ〜
ガヤガヤッ!……シィ〜ン…………
『うわぁ、アイツ来たよ。』みたいな顔すんのやめろよ。俺だって来たくなかったよ。まっ、普通にしてればいっか。
「な、なぁ……ちょっといいか?」
八幡「………何だ?」
「お前ってさ………やっぱヤクザなの?」
八幡「そうだとしたら?」
「い、いや別に。何でもねぇよ。」
その後は特に何かを言われる事やされる事もなかった。けどこれだけは言わせてもらう。ビビり過ぎ。
ーーー昼休みーーー
八幡「あぁ〜今日の午前授業も終わったな。」
狂三「お疲れ様です、八幡さん。さて、今日は私の当番ですから、2人きりになれる所に向かいましょうか♪そう、2人っきりになれる場所へ♪」
八幡「含みのある言い方だな。まぁいいや、そんじゃ早速「比企谷八幡は居るか?」……ん?」
教室に来たのは………男の3人組だった。てか誰?
八幡「俺が比企谷だが、なんか用?」
1「お前が比企谷か……お前ヤクザなんだってな?昨日のアレで有名人だぜ?」
八幡「……それで、なんか用か?」
2「おいおい、俺ら先輩だぞ?ちゃんと敬語使えよ。目上の奴はちゃんと敬えよ。」
3「そ~そっ!ヤクザとは違うのっ!今のお前はただの学生で俺等はその先輩なんだからよっ!」
八幡「………話終わり?じゃあ行くか、狂三。」
狂三「はい、八幡さん。」
『ちょっと待てやっ!!!』
八幡「何だよ突然大声上げやがって……ビックリするじゃねぇか。」
2「何だよじゃねぇだろうが!!お前さ、自分の立場分かってんの?」
1「後輩のお前は俺等に逆らうなっって意味だよ!何勝手に話終わらせてんだよ!」
八幡「………それだけか?ならもういいな、行くぞ狂三。」
ガシッ!!
3「テメェ……ふざけてんじゃねぇぞ?」
1「あんまり調子乗ってると、ぶん殴っぞゴラ。」
2「いやもうボコしていいだろ、こんな奴。」
八幡「………ボコされんのはテメェ等だよ。」
俺は胸元を掴まれていた腕を掴んで、その腕を逆方向へと回して先輩面してる男1を転ばせた。
もう1人の男はそれに巻き込まれて一緒に倒れる。
最後の1人は一応残しておいた。皆気付いてると思うけど、俺は一切殴ってないから。
1「………」プルプル…
八幡「で、アンタ等は一体何がしたかったわけ?」
1「い、いや……俺達はただ……調子乗ってるお前にお灸を据えてやろうと………」
八幡「おいおい何だよそりゃあ。くっだらねぇ理由だな。大体いつ俺が調子に乗ったって話だよ。腹立つからぶん殴ろうか?」
1「ヒ、ヒィッ!!」
葉山「ヒ、ヒキタニ君!!それ以上はやめるんだ!!殴ったら問題に、グッ!!?」
八幡「おい、今お前なんつった?ヒキタニって誰?狂三にも言われてたよな?俺さ、自分の名字に誇りを持ってんだよ。俺は自分の苗字を弄られんのってすげぇ嫌いなんだわ。あん時は狂三が言ってくれたから理解してくれたと思っていたが、まさか2度間違えるバカが存在するとは思ってもみなかったぞ。感心したぞ、悪い意味でな。」
葉山「がっ……あ"あ"っ!……ググッ!!」
八幡「それとも何?本人に言われないと分かんないか?なら言うぞ?しっかり聞いておく事だな。俺の苗字は
俺は葉山の首を放す。葉山は苦しそうに咳をしながら床で四つん這いになっている。
八幡「……おい、そこの金髪が身代わりになってくれた事に感謝するんだな。こんなくだらねぇ事してる暇あったら受験勉強でもしてろドアホ。行くぞ狂三。」
狂三「3度目の正直、ですわね。」
マジでそれ。あぁ〜やっと飯が食える〜!しっかし無駄な時間を過ごしたもんだな〜ホント。