やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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女性を守るのは男性の役目

 

 

八幡side

 

 

ーーー八十神会事務所ーーー

 

 

あの後俺達は家に帰った後、すぐ八十神会の幹部全員に招集をかけた。流石に事態が事態だ、少人数では動けないからな。

 

 

天元「それで八幡、何だって急に俺等を集めたんだ?幹部会の報告はこの前で終わってただろ?」

 

八幡「いえ、それとは別件です。今日の下校の時に俺と狂三、夜架の3人で下校をしていた時、阿保露組の奴等が接触してきました。それと正直に手を挙げて欲しいのですが、この中でこの1週間、何処からか視線を感じた人は居ませんか?」

 

カナエ「……そういえば確かに誰かから見られているような気はしたわ。」

 

しのぶ「えぇ、私もそれは薄々感じていたわ。」

 

甘露寺「私も2人と同じね。」

 

有栖「私は特に感じませんでしたが、鬼頭さんが誰かに見られていると教えてくれました。」

 

実弥「んだァ?女ばっかじゃねぇかァ……その阿保露組っつーのは変態の集まりかよォ?」

 

狂三「私達の所に来ていたのは、その組内でも保守派に位置する方達でした。そして保守派の人数は極端に少なく、殆どが現在の阿保露組組長を支持している過激派という形になりますわ。」

 

義勇「………しかし解せない、何故このタイミングでこのような事を?」

 

しのぶ「それに女性だけに目を付けるというのも不可解です。幾らこの八十神会の過半数が女性で出来ている組だからと言って………」

 

 

………気にしてる事をグサリと言うなよ、男の組員も増やそうと思ってるんだからよ。

 

 

有栖「今のところは様子見しか出来ない、という事でしょうか、八幡さん?」

 

八幡「あぁ。以前に白石の叔父貴と狂四郎から忠告は受けているが、俺達の組は全員集合出来る時間ってのは限られてる。情報を交換出来る手段は幹部会か携帯で連絡を取り合うくらいだ。」

 

有栖「何にしても、独断行動は危険という事ですね。行動する際は複数の方が望ましいですね。」

 

カナエ「特に私達女性はね。私やしのぶ、蜜璃ちゃんは戦う術を持ってるから1人でも何とか出来る部分もあるけど、やっぱり心配ね。有栖ちゃんなんかは特に危険ね。」

 

八幡「とりあえず今話した事は各自でも理解出来ていると思う。この場に居る全員は持っている部下達にこの事を知らせて複数人での行動を取るように呼びかけろ。それから不死川さん、冨岡さん、伊黒さん。」

 

実弥「何だァ?」

 

伊黒「何だ比企谷め?」

 

義勇「………」

 

八幡「3人にはカナエとしのぶ、甘露寺さんの護衛についてもらいたいと思ってます。不死川さんがカナエ、冨岡さんがしのぶ、伊黒さんが甘露寺さん、それぞれ頼めますか?」

 

伊黒「ふん、俺はお前に命令されずとも甘露寺を守るつもりでいた。今回はお前を試すつもりで黙っていたが、どうやら分かっていたようだな。いいだろう、その護衛引き受けた。」ネチネチ

 

義勇「(俺は胡蝶の妹か。奴は確か病院で患者を見ていたな。そうなれば俺も病院通いになるというわけか。だがこれも総代の命だ。)……承知した。」

 

実弥「あァ、任せとけ。もし胡蝶姉に手ェ出す奴が居たら、片っ端から切り刻んでやるぜェ。」

 

八幡「程々に頼みますよ?それから天元さんは自分の嫁さんを守ってくださいね?」

 

天元「言われるまでもねぇぜ!!」

 

行冥「総代、私と時透はどうすれば良いだろうか?いつも通りかな?」

 

八幡「2人には花屋敷を守ってもらいたいです。元胡蝶組《九柱隊》の中でも最強の悲鳴嶼さんと天才剣士の時透なら安心出来ます。頼めます?」

 

行冥「総代に頼られたのであれば、尽力いたそう。不届き者には裁きを与えよう。」

 

無一郎「僕もそれでいいよ。取り敢えず知らない奴は斬っちゃえばいいんだよね?」

 

八幡「ちゃんと相手を確認してからな?」

 

無一郎「うん、分かった。」

 

 

よし、取り敢えずはこれで組の内部は安心だろう。八十神会の事務所も守れるのなら守りたいが、人が居ないからどうしようも無い。

 

 

八幡「それから有栖、お前は鬼頭と橋本に守ってもらえ。一緒に居る神室もな。」

 

有栖「分かりました。」

 

八幡「俺等も充分に気を付けるぞ。組長に若頭だ、1番狙われやすい立場だからな。」

 

夜架「もし何かあった場合は私が対処いたします。」

 

八幡「あぁ、頼んだぞ。」

 

 

八幡sideout

 

阿保露組side

 

 

ーーー阿保露組事務所ーーー

 

 

若頭「それでお前達、首尾はどうだ?」

 

「それがですねカシラ、こりゃ意外と難しいですぜ?奴等結構散り散りになってるんで、いっぺんに捕らえるのは無理だ。」

 

「あぁ、全くだ。けどよ……近くで拝んでみてぇもんだぜ。遠くであれだけなら、近くなら……グフッ、グヘヘへ。」

 

若頭「やめろお前達、あの女共は安保露様が欲された者達だ。阿保露様の許可無しでの手出しはならんぞ、分かっているのか?」

 

「分かってますよカシラ。俺等だってそんな真似はしませんよ。」

 

「若頭様、どうか私の話も聞いてください!」

 

「小笠原伊里音、お前はまだそんな世迷言を言っているのか?何度も言っただろう、我が阿保露組は不滅!そしてこの近島栗生(きんとうくりお)が居れば、あのような紛い物の直系組など恐るるに足らん!!」

 

伊里音「………」

 

 

伊里音(どうして………どうして誰も聞いてくれないの?もうすぐこの組の破滅が近付いているのに。10人の供物を捕らえてしまえば、白き神獣の逆鱗に触れてしまうのに………)

 

 

 





なんかドンドン出て来ちゃいました……

近島栗生……ヒュアキントス・クリオ
小笠原伊里音……カサンドラ・イリオン
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