やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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戦争 ①

 

 

ーーーーーー

 

 

ーーー組長室ーーー

 

 

阿保露「ふふふふっ、よく来てくれた!美しい淑女の諸君。我が城に来てくれた事を光栄に思うと共に誇りに思うと良い……まずは自己紹介から。私が阿保露組を束ねる長、阿保露である!」

 

『………』

 

阿保露「さて、こんな形にはなってしまったが、君達は私の組に入ってもらう。勿論の事だが私の可愛い子供達と同じように働かせるつもりは無い……ただ、私の寵愛を捧げる身となってくれればそれで良いのだ。君達はそれだけで使命を全う出来るのだ、良い話だろう?特に………」

 

 

阿保露は歩き出すと、狂三の近くで止まった。

 

 

阿保露「君はあの比企谷八幡のお気に入りだったね?もし君を貰ったと奴に言ったら、どうなるのか………私は実に楽しみなのだよ!」

 

狂三「………」

 

阿保露「それにしても、よくこれだけの麗しい女性を集められたものだ……中には極道者でもないのも居るようだが?」

 

近島「その者達は八十神会の庇護下に置かれた店の娘達です。雪ノ下家の令嬢と城廻家の娘です。阿保露様のお眼鏡に叶うと思いましたので、連れて参りました。」

 

阿保露「中々気が利くではないか、良くやったぞ近島。お前は本当によくやってくれる。」

 

近島「ありがとうございます!」

 

阿保露「ではそろそろ君達に問うとしよう。まずは誰から私の寵愛を受けたい?私は誰からでも良いのだぞ?この私からの愛を受けられるのだ、大変名誉で光栄だろう?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

狂三「死んでもお断りですわ。」

 

阿保露「………何?」

 

狂三「私は既に八幡さんに、八十神会総代に身を捧げた者。それを他の組の、しかもこんな真似をするような男に捧げる身体は持ち合わせていませんわ。」

 

夜架「狂三さんの言う通りです。貴方程度の方に体を許す程、私の身体は安くはありません。」

 

阿保露「はははっ!何を言うかと思えば……君達は彼に見捨てられてこちらに来たのだろう?ならば「八幡さんはそんな方ではありません。」……ほう?」

 

狂三「あの方なら必ず私達を救い出しに動いてくれている筈ですわ。今頃、此処に攻め込んで来ている頃合いだと思いますわ。」

 

阿保露「………よし、ならば今宵はお前からだ。その減らず口を叩けないように、しっかりと身体に叩き込んでやらなければなぁ………徹底的にだ。ぐふっ、ぐふふふふ!」

 

 

陽乃(八幡君、早く来て!!このままだと狂三ちゃんが危ないっ!!)

 

雪乃(八幡君、早く!!)

 

めぐり(八君……お願い!!)

 

 

バァンッ!!

 

 

「お、親父!!阿保露の親父!!!あっ、頭も居ましたか!!た、大変です!!」

 

阿保露「何だ?私はこれから大事な時なんだぞ?邪魔をしてくれるな!」

 

「それどころじゃありません!!奴等が……八十神会が攻め込んできました!!」

 

近島「何かと思えば、そんな事は想定出来た事だろ!!あんな奴等返り討ちにしてしまえ!!」

 

「そ、それが………たった1人の男の手で第一部隊が突破されてしまったんです!!」

 

近島「な、何だとっ!!?」

 

「既に屋敷の中に入り込んで交戦中!!しかもとてつもない勢いなのでいつ突破されるか分からない状況ですっ!!」

 

近島「この馬鹿共がっ!!これだけの兵が居ながらこの私が出なければ何も出来んというのか!!?もういい、私も戦に出る!!」

 

 

若頭である近島栗生も組長室から出て行き、阿保露は一気に焦燥感に駆られていた。まさかこんなにも早く攻め込まれるとは思っていなかったのだろう。

 

 

阿保露「あの男め………っ!フンッ、まぁ近島が行ったのだ、直にカタがつくだろう。」

 

 

ーーー屋敷前ーーー

 

 

「や、やめろぉ!やめてくれぇ〜!!」

 

「死にたくねぇ、死にたくねぇ〜!!」

 

実弥「あァ?なら選べ……楽に死ぬか、苦しみながら死ぬか、どっちか選べェ………」

 

 

実弥は容赦の欠片も無く相手を蹂躙していた。阿保露組構成員を現状で1番多く倒している人物だろう。その証拠に彼の白い羽織りや顔は返り血で染まっていた。

 

 

 

無一郎「この程度?君達弱いね。どうやって生きてこれたの?どうでもいいけどさ。それにコレ要らないから返すよ、縫い付けたら治ると思うよ。」

 

 

無一郎は感情の起伏があまり無いせいか、切り落とした腕や足を平然と元の持ち主へと帰していた。

 

 

無一郎「まぁ縫い付けたとしても、総代からは皆殺せって言われてるから、君達も殺すんだけどね。」

 

「「「ひ、ひいいぃぃぃぃ!!!」」」

 

 

 

義勇「………俺は今、(殺しをしている事に)イライラしている。だからお前等は早く死んでくれると(斬る事をしなくて済むから)助かる。」

 

 

義勇も無一郎同様にあまり表情に変化が無いが、イライラしているようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天元「アイツ等、めちゃくちゃ暴れてんな。まぁ柱が3人も居るんだ、俺は別に此処に居なくても問題は無ぇよな。じゃあ八幡、俺は組長を探して来るぜ、ついでに女達もな。」

 

八幡「あぁ、頼んだ。俺も屋敷の中に入る。」

 

 

ーーー屋敷内ーーー

 

 

八幡「………」

 

「おい、居たぞ!!比企谷八幡だっ!!」

 

八幡「………来んならさっさと来いよ。」

 

「調子に乗ってんじゃねぇ!!」

 

八幡「悪りぃけどよ、お前等相手に手加減なんてしたくねぇからマジで行かせてもらうわ。」

 

「オラァッ!!」

 

 

パシッ!!

 

 

八幡「だからよ………覚悟しとけよ、屑共。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バキッ!!

 

 

 

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