やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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戦争 ③

 

 

天元side

 

 

夜架「天元様っ!!」

 

天元「よぉオメェ等、無事か?この変態野郎になんかされてねぇか?」

 

狂三「いえ、私達は平気ですわ。それよりもどうして此処が分かったのですか?」

 

天元「おいおい、俺は元忍だぜ?こんな奴等の根城を突き止めるくらい朝飯前なんだよ。それに、今八幡もこっちに向かってると思うぜ。さっきアイツの声が聞こえた。戦闘中だろうが、1分もしねぇで静かになった。なんかを引き摺る音が近付いて来てるが、八幡だろうよ。」

 

阿保露「ふははっ、バカめっ!!そんな事があるものかっ!!奴など私の愛する若頭、近島栗生が引き摺って来ているに違いない!奴の剣の腕は私も認める程の腕前、奴に勝てる者など居る筈が無いっ!!」

 

天元「そうかい?じゃあどっちが引き摺られているか、勝負ってところだな。おぉ〜いこっちだ〜!!組長室はこっちだぜ〜!!」

 

 

俺が声を上げてから、段々と足音と引き摺る音が大きくなってきた。そして辿り着いた奴は………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「よぅ天元、ご苦労だったな………お前等も無事か?怪我は無いか?」

 

10人「八幡さん(八幡君)(八幡君)(八君)(総代)!!」

 

阿保露「あ……あぁ………あぁ、あぁあ、あああああああ!!!近島〜〜!!!」

 

八幡「あ?」

 

阿保露「き、貴様っ!!よくも私の愛する近島をこんな姿にしてくくれたなっ!!!」

 

天元「おいおい八幡よぉ……お前これどうした?」

 

八幡「あぁ、コイツの事?コイツの自分が上だって顔がムカついたから顔面膝蹴りやった後、此処まで壁に顔を押し付けながら来たんだ。にしてもアレだな、壁がコンクリートでもっと荒かったらなって心底思った。」

 

 

………随分と鬼畜だな、おい。けど派手だから俺は好きだぜっ!

 

 

八幡「天元、組長とそこの若頭見といてくれ。俺はコイツ等助けるからよ。」

 

天元「あぁ、了解だ。さぁて総代の用事が終わるまで、外で待ってようぜ?俺ぁ総代程怖くねぇから安心しな。最も、何もしなければの話だけどな。」

 

 

天元sideout

 

八幡side

 

 

八幡「待たせちまって悪かったな、お前等。助けに来た。」

 

 

俺は縛られている10人を1人ずつその場に落ちていたナイフで縄を切って自由にさせている。

 

 

夜架「滅相もありません、八幡さん。あの時の言葉通り、助けに来ていただいただけで充分です!」

 

狂三「分かっていましたわ、八幡さんが来てくださる事は………ありがとうございます。」

 

有栖「八幡さんのおかげで受け取りたくもないあの方からの寵愛を受け取るところでした。八幡さん、心から感謝します。」

 

 

1人1人感謝の言葉を言われるのはなんか照れくさいな……まぁいい、今は家に帰る事にしよう。

 

 

八幡「天元。」

 

天元「おぉ、終わったのか?」

 

八幡「あぁ。それとお前等に言っておく。この先はグロ注意だ。もしグロいのがダメだって奴は大丈夫な奴の手を握って目を瞑りながら歩け。」

 

 

俺にそう言われて、めぐり、椎名、一ノ瀬の3人は手を繋ぎながら後ろをついてきた。角を曲がると、そこには人が倒れている。片腕または両腕の無い人、片足または両足の無い人、下半身か上半身の無い人、そして………首の無い人。中に入った時透の仕業だろう。

 

 

狂三「………これは確かに刺激が強過ぎますわね。雪乃さんと陽乃さんは平気ですの?」

 

陽乃「私は何とか平気。雪乃ちゃん、辛いのなら掴まりなさい。」

 

雪乃「………えぇ、そうさせてもらうわ。」

 

阿保露「な、なんて事だ………私の可愛い子達が、こんな………こんな………」

 

八幡「テメェが俺等に戦争吹っかけたからこうなったまでだ。恨むのなら自分を恨むんだな。」

 

無一郎「あっ、総代。もう中の人は居なさそうです。僕もついていきますね。それと外では不死川さんと冨岡さんが例のうるさい子供を見張りながら待ってます。」

 

八幡「そうか、分かった。んじゃ行くか。」

 

 

ーーー屋敷前ーーー

 

 

阿保露「う、嘘だ……こんなの嘘だ!!私の愛する子供達が………嘘だ、幻だ、夢だ!そうだ夢………夢、夢に決まってる!!!」

 

八幡「お前達は車に向かえ。時透、車まで案内してやれ。俺はコイツ等とまだ話がある。」

 

無一郎「分かりました。」

 

 

時透は俺の言われた通り、女達を車まで連れて行った。さてと、これで落ち着いて話が出来る。

 

 

八幡「おい起きろ、この無能若頭。」

 

近島「ふべぇ!?な、何をするっ!?この…………な、何だこれは?」

 

実弥「俺等からお前等にプレゼントだァ。どうだ嬉しいだろォ?テメェ等の可愛い部下共があまりにも斬り刻まれてぇってしつけぇからよ、俺等がぶっ殺してやったぜェ。」

 

冨岡「………お前達が総代を怒らせた結果だ、甘んじて受けろ。」

 

 

阿保露と近島の目の前に広がっていたのは、無残に殺された大量の仲間達の死体だった。屋敷前の庭や噴水は血で赤く染められていて、酷く荒れていた。

 

その光景を見た阿保露は涙と鼻水をこれでもかという程流してており、近島は絶望した顔をしていた。

 

 

実弥「まァ安心しろよ、総代の命令のおかげで死なずに済んだ奴が1人だけ居るんだからよォ………まァ、お前等は喧嘩を売る相手を間違えた。だからこうなったんだよォ。」

 

無一郎「まぁこればっかりは仕方ないよね。精々後悔しなよ。と言っても、君達はこれから総代に色々とされるんだけどね。」

 

冨岡「………」

 

天元「まぁお前等の自業自得でこうなったんだ、素直に受け入れろ。だがこれで分かっただろ?お前が思っている程、ウチ等は甘くねぇって事をよ。」

 

 

聞こえているのかは分からないが、未だに目の前の光景から目を離せずに涙を流している2人の姿は、今の俺にはざまぁねぇなって思える。

 

 

 





取り敢えずは戦争終了です!
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