やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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後日談

 

 

八幡side

 

 

ーーー千葉仁堂会・本部ーーー

 

 

修作「済まんかったな八幡、奴を引き摺り出す作戦が為に、お主の組員や所有しておるケツモチまで失わせるところじゃった。災難に遭わせてしまって申しわけ無い。」

 

八幡「……いえ、その事は既に坂柳顧問から聞いておりますので、もう気にしておりません。ですが、奴等の処分に関しては八十神会に任せてもらいますが……よろしいでしょうか?」

 

修作「うむ、構わん。じゃが今は幹部会でもなければ集まりでもない。普通にしてよいのじゃぞ?」

 

八幡「……なら遠慮なく。爺ちゃん、せめてなんか忠告くらいはくれよ。白石の叔父貴からは気を付けろって言われたけど、作戦の事なんかまるっきり分からなかったぞ。まさか本家だけでこれを練ってたのか?」

 

修作「まぁの。阿保露組の収益は確かに最近では目を見張るものがあったが、その収益はあの組が作り上げたものではない。本物と紛い物の力の差というのを見てみたかった、というのもあるがのう。」

 

 

結局は掌で踊らされていたってわけか。

 

 

修作「それで……八幡、少し頼みがあるのじゃが………よいかのう?」

 

八幡「予想はついてるが、聞くだけ聞こう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

修作「儂の後ろにおる婆ちゃんを何とかしてくれんかのう?」タンコブ×4

 

水守「………」ハイライトオフ

 

八幡「ごめん、今の婆ちゃんに手を出せる程、俺命知らずじゃないから。」

 

水守「全くこのスカポンタンのアンポンタンはっ!どうして八幡ちゃんを危険に晒すような真似をしたのっ!!?私、怒ってるのよ!!」

 

修作「い、いや、それはだな……奴をおびき寄せるために仕方なく………」

 

水守「言い訳は聞きたくないわ!!そのせいで八幡ちゃんの大事なお友達が傷付くところだったのよ!?その腐った味噌が詰まってる脳でも分かるでしょ!?あの子達が八幡ちゃんの事が好きだって事!!!」

 

修作「む、むぅ………」

 

水守「八幡ちゃんが標的だって分かっていながらどうして何もしなかったの!!?陰ながらサポートは出来たでしょ!?何でしなかったのよ!?」

 

修作「それは下手に手を出せ「言い訳は聞きたくありませんっ!!」………」

 

 

最早言い訳すら聞いてくれなくなっちゃったよ……

 

 

ーーー30分後ーーー

 

 

水守「八幡ちゃん、ホントのバカなお爺ちゃんでごめんね?年々バカが増えていっちゃうから困ってるのよね〜ホントに。」

 

八幡「い、いや……それはいいんだけど、爺ちゃん大丈夫か?割とマジで。」

 

修作「………」タンコブ×5 ホホハレ×2

 

水守「うんうん、大丈夫よ。身体だけは無駄に頑丈に出来てるススキだから。八幡ちゃんも身体を休めるのよ?ちゃんとご飯も食べてお風呂にも入ってから眠るのよ?」

 

八幡「ははは………俺はもう高校生だぞ?そのくらい出来るよ。けどありがとな、婆ちゃん。」

 

水守「ひ……久しぶりに言われた………八幡ちゃんから、ありがとうって………」ナミダ

 

 

……やっぱ俺の婆ちゃんってすげぇわ。メッチャ元気だし、喜怒哀楽が分かりやすい。

 

 

水守「だから八幡ちゃん大好き〜〜!!!」ゴウキュウ

 

 

………そして本当に70代とは思えないテンションの高さとリアクション。

 

 

ーーー総武学校ーーー

 

 

校舎に来て工事の作業が行われている。幸いにも爆破されたのは新校舎のみで旧校舎は無事だった。爆弾を使われていたみたいだが、どうやら阿保露組は校舎は崩さないように爆破を計算してたらしい。まぁ組長のアイツが言うんだから本当だろう。

 

 

八幡「校長先生。」

 

校長「おぉ比企谷君か!済まないね、修繕費を全額負担してくれるなんて。」

 

八幡「いえ、これもウチの組織の揉め事に巻き込んでしまったせめてものお詫びです。というよりも、これくらいしないと………それに、本来なら俺も退学になってもおかしくないところを校長先生が教育委員会に掛け合ってくれたおかげです。」

 

校長「確かにそうだね。けど君はこの学校には居なくてはならない生徒の1人だ。それに君がヤクザだったとしても、それは学校外での話に過ぎない。この門に1度入れば君はヤクザではなく、この学び舎の生徒だ。」

 

八幡「………はい。」

 

校長「それを忘れないでくれれば、私は構わないよ。君は優秀な生徒だからね。不良のように暴力沙汰を起こさないし、問題も起こさない。まぁ少し注目度が人よりも多いくらいかな。」

 

八幡「まぁ……極道ですので。」

 

校長「はははっ、それもそうだね。じゃあ私はまだ仕事が残っているからそろそろ行くよ。あぁそれと、卒業式は予定通り行う予定だから、そのつもりでね。体育館は無事だったからね。」

 

八幡「………はい。」

 

 

ウチの校長先生はやっぱり話の通じる人だ。それ以前に良い人過ぎるってのもあるけど。いや、俺の周りには良い人が多過ぎるくらいだ。

 

それに大切なモンも増えちまった、これからは組の運営だけ頑張っても意味ねぇからな。しっかりしてかねぇとな!

 

 

八幡「さて、事務所に行ってもう一仕事するか。アレ、今日って事務所に誰か居たっけ?まぁいっか、誰かは居るよな。」

 

 

 




結論……比企谷家のお婆ちゃんは最強。
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