やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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新たな動きと胸騒ぎ

 

 

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ーーー某組織ーーー

 

 

此処はある地方の本部。その中で行われているのは幹部会。ただ、誰1人として嬉々としている者は居なかった。それどころか逆に歯を噛み締めている者、拳を握り締めて何かを我慢している者、前のめりになって今にも発言したいのを我慢している者、様々だった。

 

そして部屋の1番奥に居る男が漸く口を開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……おいお前等、知ってるとは思うが、関東の千葉と関西の神戸は半年前に同盟を結んだ。しかも五分の盃、東と西といえば、これまでの長い歴史の中で山程の血を流してきて、互いの連中を殺し合ってきた関係だ。そんな奴等が何の前触れもなく五分の盃………お前等はどう思う?」

 

「親父、俺ァそん時マジでどういう事だって思いました!!何故戦争してた奴等同時が五分盃なんて交わすんですか!!?」

 

「そうだ親父、俺は納得出来ねぇ!!!」

 

 

ざわめき出す周り。その感情は怒り……いや、憤怒に近いだろう。この組織は東西最大組織同士の盃を快く思っておらず、逆に憤りを感じていたのだ。彼等も東西の極道組織同様、極道の組織である。規模こそ劣るものの、2つの組織から見ても無視出来ない程の武力を有している。その名も………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北陸豪汪会(ほくりくごうおうかい)

 

 

この組織は北陸に位置する3つの県、富山県、石川県、福井県からなる組織である。直系65団体、構成員10,000人の規模である。

 

 

「しかもだ、奴等たった1人のガキにまんまと丸め込まれたみたいだ。そのガキ、まだ成人にもなってねぇ高校生のガキで、千葉の直系組長らしい。」

 

「親父、それ本当ですかいっ!?たかが高校生のガキにいい様にされたって!?しかも直系の組長っ!?」

 

「あぁ……しかも関西の3次団体を2つも壊滅させておきながら、だ。こんなバカな話があってたまるかよ。俺等が戦力蓄えてる間に、東西は仲良く盃かい?よぉお前等、これはもうやるしかねぇんじゃねぇか?」

 

「当たり前ですよ親父!!こんなの黙ってられるか!!野郎共ぶっ殺してやラァ!!」

 

「そうだそうだ!!北陸ナメんなよ!!!」

 

「そうと決まればテメェ等準備しろぉ!!!ぬるま湯に浸かった関東関西のアホ共に地獄ってもんを味合わせてやれっ!!!」

 

『オオオオオオオオォォォォォォ!!!!!』

 

 

北陸が遂に腰を上げた。その目的は言うまでも無く、東の千葉仁堂会、西の神戸連合の壊滅だろう。北陸豪汪会が戦争の準備をしている事を、東西の組織はまだ知る由も無い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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涼side

 

 

涼「………」

 

八千代「……?アンタどうしたの?」

 

涼「いや、なんか少し嫌な胸騒ぎがしてな。何ていうのか……分からんが嫌な予感がする。」

 

八千代「ちょっと、滅多な事言わないでよ。八幡は兎も角、小町に心配かけるような事言わないようにね?あの子は極道とは別の道に行かせたいんだから。」

 

涼「分かってるよ。小町にも麗との関係を言ったしな。納得した様子ではいたが、心情までは分からん。お前も小町の事は頼んだぞ。それと、八幡の立場についてだ。今はまだウチの若頭としてやってもらってるが、独立しても問題は無いと思ってる。なんせもう俺と同じ直系だしな。」

 

八千代「それは八幡に直接言いなさいよ?八幡の後釜もちゃんと決めてから、ね?」

 

涼「あぁ〜……八幡の後継者ねぇ〜。八幡程の腕を持った奴、俺の組に居たかねぇ?」

 

 

いや、分からん……ほぼ組の運営八幡か八千代に任せてたから部下にどんな奴が居るのかなんて、まじで忘れちまった。

 

 

八千代「はぁ………その様子じゃ誰か何を得意としているのかも分かってなさそうね。本家若頭が聞いて呆れるわ。」

 

涼「痛いとこ突くなよな………」

 

八千代「兎に角、しっかり決めときなさいよ。」

 

 

………もっと組の事、よく見とくべきだったぜ。

 

 

涼sideout

 

工藤side

 

 

工藤「………」

 

竜胆「……なんや、今日は落ち着きが無いやないか。どないしたんや工藤?」

 

灯夜「あぁ、お前らしくもない……この場でならいつも落ち着き払っているお前が。」

 

霧崎「何かあったのですか?」

 

工藤「いや、なんていうか……ちょいと妙な胸騒ぎがしたんです。今までに無い、何か悪い事が起きそうな……確信は無いんやけど………自分でもよう分かりません。」

 

竜胆「確信が無い?お前にしては珍しく煮え切らん答えやな?せやけど確かなんやな?」

 

工藤「へい………こんな答えですんませんけど。」

 

竜胆「いや、ええんや。お前の直感ってのは案外アテになる。霧崎、明日にでも直参連中に警戒態勢を取れって連絡入れとき。口答えは許さん、会長のワシの名前を出しても構わへん。」

 

霧崎「かしこまりました。」

 

竜胆「司馬、お前は本部の強化や。本部の構成員には防弾チョッキ着用とドスと拳銃を持たせや。無いとは思うけど、もしもの時の為や。ええな?」

 

灯夜「御意。」

 

 

親父……たかが俺の予感だけでここまで動いてくれはるなんて、やっぱ親父には頭が上がらへんわ。

 

 

工藤「親父、俺も独自で動いてみます。なんか分かるかもしれませんので。」

 

竜胆「分かった。せやけど無茶はするんやないぞ?危険やと思ったらすぐに手を引くんや、ええな?」

 

工藤「はい!」

 

 

 




あぁ、何だか執筆スピードが落ちてきた………
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