やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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廃屋の主

 

 

八幡side

 

 

………北陸豪汪会、か。親父から聞いた事がある、俺達千葉仁堂会と関西の神戸連合に囲まれていながらも、どちらの盃も交わさず、どちらの傘下にも入らない組織だと。親父も昔は何回か盃を交わそうとしたらしいが、相手側は何代に渡ろうとその意思を曲げようとしない。

 

 

八幡「……こりゃ忙しくなるな。」

 

 

ーーー教室ーーー

 

 

八幡「狂三、夜架。屋敷に帰ってすぐに事務所に行くぞ。緊急事態だ。」

 

狂三「何かあったのですか?」

 

八幡「ウチの組員が襲撃を受けた。俺等の事務所ではなく富山でだが、警戒は必要だ。」

 

夜架「もしや天元さん達が?」

 

八幡「正解だ。今は天元の嫁さん3人と乗り合わせていた神戸の本部長が千葉に向かっている。それまでに情報と警備を固めておくぞ。そして攻める準備もしておくようにしておけ。今はカナエが指揮を執ってるから大体は出来ているだろうから問題は無いと思うが、抜かりがあったらしっかりと埋めておけ。」

 

狂・夜「はい!」

 

八幡「戸塚、悪いが先生に俺と狂三と夜架が早退した事を伝えてくれ。組の事情でって言えば納得してもらえるだろう。してなくてもそれだけ伝えてくれればいい。」

 

戸塚「う、うん分かった。気を付けてね?」

 

八幡「あぁ、行くぞお前等。」

 

 

ーーー校門ーーー

 

 

「総代〜!こっちです、お乗りください!」

 

八幡「っ!助かる、1度屋敷に向かってくれ。着替えて準備してから事務所に向かう。」

 

「分かりました!」

 

 

俺達3人が乗ってすぐに車が発進した。今は急を要するという事を理解しているみたいだ。

 

 

八幡「とにかく今は情報だな。カナエが今1番詳しいだろうから、事務所に着いてから色々と聞こう。それに天元が心配だ。今1人で富山に残されている。すぐに救援に向かわねぇと。」

 

夜架「ですが旦那様、此処から富山県はかなりの距離があります。それに天元さんの奥方様方が帰ってきたとしても、5〜6時間は経過しています。そこからまた富山へ行ったとしても、天元さんの生存や無事でいる可能性は絶望的と考えるのが妥当です。」

 

 

そうだとしても行くんだよ。天元は俺の兄貴的な存在だ、見捨てるなんて真似出来るかよ……そうだ、倉田と山奈に連絡するか、奴等ならカメラにハッキングして映像を見る事もできるだろう。

 

 

八幡sideout

 

天元side

 

 

「おい、何処に行った!?」

 

「まだこの辺りに居る筈だ!!」

 

「あっちに行くぞ!!」

 

「おう、じゃあ俺等はこっちだ!!」

 

 

ふぅ……何とか一息だな。っていうか奴等もしつけぇなマジで。俺1人にこんだけの人員を割くかよ普通。軽く奴等の兵隊100人くらいは倒したが、それでもまだウジャウジャ出てきやがった。隠れられる廃屋があって身を隠しているから良かったが、此処も時間の問題だ。俺も早く退散しねぇとな。

 

 

天元「此処は忍者らしく、木の上にでも登ってやり過ごす?それとももう暫く身を潜めるか……どちらにしても、今は体力温存だな。ド派手に暴れちまったからな。」

 

 

にしても雛鶴達は大丈夫か?無事に逃げられたのなら良いが、もしそうでなかったら………今俺と戦ってる奴等全員ド派手に血祭りにしてやる。

 

 

ギィィィィィ………

 

 

天元「っ!」

 

 

クソッ、もう見つかったか!?

 

 

???「………」

 

天元「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「テメェ、俺の家で何やってやがる?」

 

天元「っ!家?そいつは済まねぇ、少し追われててな。少しの間身を隠そうと思ってだんだが、まさか人が住んでいたとは思わなかった。悪いな、今すぐ出て行く。」

 

???「おい、まさかお前今表で騒いでる奴等が追っている奴か?妙に騒がしいと思ってはいたが。」

 

天元「あ、あぁ……それが何だ?」

 

???「ん?いや別に何でも「おい、お前何してる!?そこを退け!」あ?何だテメェ等?」

 

「いいからそこを退け!うわっ、何だお前汚い野郎だな!?どうやったらそんな風になるんだ?」

 

「こんな奴に構うな!ほら、お前はさっさと向こうへ行け!」

 

???「此処は俺の家だぞ、人の許可なく勝手に入ろうとするんじゃねぇよ。」

 

「はぁ?家だぁ?こんなボロ屋が家ェ?あっはははははははは!!!おいおい笑わせるなよ!こんなのが家!?犬小屋と同じじゃねぇか!!まぁ、お前みたいな汚い奴なら家も同然か!あっはははは!!」

 

天元「おいおい、随分と言いたい放題言いやがるじゃねぇか。そんなにおかしい事か?」

 

「あっ!テメェ此処に隠れてやがったな!?」

 

 

ギャアギャアうるせぇ奴だな……ド派手にムカつく野郎だ、八幡の同級生並みにムカつく野郎だ。

 

 

天元「確かのこの家はド派手にボロい。けどな、コイツが家と言ったんなら此処は立派な家だ!ボロ屋じゃねぇ、家だ!!自分の物差しで勝手に決めつけてんじゃねぇよ!!」

 

「突然何言うかと思えば、下らねぇ!ならこんな家、俺が焼き払ってやるよ!!あっても仕方ねぇからな!!けどまずは「おいテメェ………ぶっ殺す。」あ?なんだテ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボトッ

 

 

な、何だ今のは………筋が見えなかった。

 

 

???「よぉイケてるお前、さっきは気分の良い事を言ってくれてありがとなぁ、礼を言うぜ。それと1つ聞くぜ、お前この家に住めって言われたらどうする?」

 

天元「住むに決まってんだろ。雨風凌げるんならそりゃ立派な家だ。誰がなんと言おうとな。」

 

???「……へっ、お前みたいな奴に会ったのは初めてだ。名前なんてんだ?」

 

天元「………宇髄天元だ。」

 

???「俺は謝花妓夫太郎(しゃばなぎゅうたろう)ってんだ。俺の家をバカにしたコイツ等を殺す、手伝え。」

 

天元「はっ、上等だぜ!終わったら一緒に飯でも食いに行くぜ、俺様の奢りでなっ!!」

 

妓夫太郎「俄然やる気が出るじゃねぇかぁ……俺の愛刀も喜んでるぜ………」

 

 

鎌が愛刀か……派手に変わってるが、俺はこういう奴は嫌いじゃねぇぜ!!

 

 

 




という訳で鬼滅の刃から引用しました、上弦の陸の妓夫太郎です!正直どっちサイドで出そうか悩みましたが、こうなりました!

実の所、赤座鬼もそれで迷ってたりはしたんですけどね……今作に出て来る妓夫太郎さんは天元さんの味方という事で!!
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