天元side
天元「………んぐっ、なんか外が騒がしくなってきたな。警察が動き出したのか?」モグモグ
妓夫太郎「だとしたら遅過ぎるな。俺等が暴れてからもう時間はかなり経ってるってのに、このタイミングで動くか?もしくは………そこの女がこっそり連絡したか、とかなぁ?」
店員「し、してません!!するわけないじゃないですか!!」
天元「まぁそう言うな、今だけはありがたい。理由は分からんが警察が動いたって事は、奴等の行動の度が過ぎてるって証拠でもある。その中で俺等を目的としている可能性の方が限りなく低いだろ?だって俺等被害者だぜ?」
店員(物騒な物を持っておいて何が被害者ですか!!刀ですよ!!鎌ですよ!!しかも目の前には手足を切り落とした状態で床に転ばせているスーツを着たコワモテの人達ですよ!!1番被害を受けてるの、絶対私ですよ〜!!!)
敵さんの動きが読めないが、コイツ等が俺達に向かって攻めてきたって事は、少なくとも動きは1枚岩ではねぇって事だ。多分何組かは俺等を殺す為に動いているだろう。問題は……本隊がどう動いているかだ。それが分かればこの状況も大分楽になるんだからなぁ………敵の現状を知る手段が無いからどうしようもねぇ。考え無しに表に出たら、奴等に見つかるのが目に見えてるしななぁ……派手に参ったぜ、こりゃあ。
天元「あっ、そういやお前の家どうなってんだろうな?あの辺りでかなりやらかしてるからな、もしかしたら荒らすだけじゃ飽き足らず、ぶっ壊してるかもしれねぇぞ?」
妓夫太郎「その時はぶっ殺す。」
天元「まぁだろうな。」
「失礼します!!富山県け………な、何なんだこれは!?」
うげっ、警察が入ってきやがった………しかもこの現場、どう言い訳するかねぇ〜。おまけに俺はともかくアイツはあのなりで、あの得物だ。
「店員さん、状況の説明は出来ますか?」
店員「は、はい!1時間前くらいにそこの2人がお店に来店してきて、その30分くらい後に床に転がっている黒服の方達が来て、そちらのお客様を恐喝していたんです。食器を下げてから『追い出したほうがいいか?』と聞かれて私は頷くと、お客様が持っている鎌で手足を切って……い、今に至ります。」
細かく説明してくれちゃってよ………これじゃあ俺達は言い訳なんて出来ねぇぞ。もう正直に言うか。
天元「そこの店員さんの言う通りだぜ。俺等はただ単に食事と身を隠す場所を探していただけだ。迷惑を掛けた事は謝るが、追手の奴等もしつこくてな……だから少しの間此処に居ようと思っていたんだ。」
「隊長、もしかするとこの2人が例の………」
「うむ、その可能性は非常に高いな。君達は今もしかして、北陸豪汪会という組織に追われているのではないかね?」
妓夫太郎「あぁ?何で知ってんだぁ?」
「監視カメラの映像で背の高い大男と女性3人が襲われているのを確認していた。女性3人は見当たらないが、背の高い大男は君だろう。流石にあれだけの数の人数を出せる組織というのは、この地区では1つしか無いからね。少し待っていて欲しい………指揮官、こちら第2部隊3小隊隊長です!被害者の2名の発見!外傷は特にありません!質疑応答も問題なく可能、保護しますか?どうぞ。」
『こちら指揮官、希望するようであれば直ちに保護せよ。保護した後に警察本部へとお連れするように。色々と聞きたい事がある、どうぞ。』
「了解。ではパトカーに乗車次第、本部へと向かいます!終わり………聞こえたかもしれないが、警察本部は君達を保護すると決定した。此処に居ては危険だから、我々の本部に来る気はないかね?安全は保証する。」
天元「安息の地、ってわけか。俺はそこに向かうに限る。お前はどうする?」
妓夫太郎「……お前が向かうなら俺も向かおう。」
「決まりだ。よしお前等、このお店の警備にあたれ!俺はこの2人を本部まで護衛する!」
『はっ!』
「では頼んだぞ!」
ふぅ……まずは一安心だな、警察とやらに保護されんのはなんか微妙な感じだが、今はそうも言ってらんねぇ。取り敢えず安全が分かったら、八幡に連絡だな。奴にも現状の把握も必要だしな。
天元sideout
北陸豪汪会side
チッ、警察が動き出したか……面倒だ。だがやる事は変わりねぇ。あの2人を捕まえるまでは絶対に止まらねぇ!相手が警察だろうが千葉や神戸だろうが、真っ向からぶつかってやる!!
「親父!!親父、大変です!!サツの奴等、俺等を囲うように動いてます!!此処が本丸だって気付いているみたいです!!」
「はっ!!上等じゃねぇか!!千葉と神戸をやる前の前菜だ!!最初はうるせぇサツ共を根絶やしにしてやろうじゃねぇか!!おうお前等、準備は出来てるよなぁ?」
「勿論でさぁ!何人でも何十人でも撃ち殺してやりますよ!そんくらいやんねぇと、ねぇ?」
「分かってるじゃねぇか………」
賢い警察さん達よぉ、アンタ等はお利口だろうからやらないとは思うけど、俺等は不真面目だから刃物や銃なんて余裕で使えちゃうんだぜ?だからお前等を殺したって別に何もねぇんだわ………死んでもらうぜ?なんせお前等は………ただの前菜メニューだからなぁ!!!