やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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嗤い声と悲劇

 

 

八幡side

 

 

八幡「……成る程、それでお前等は今警察本部に居ると。随分とお優しい事だな。」

 

天元『俺も本部に着いたと同時に拘束されて牢屋かどっかに閉じ込められる事を想定していたんだが、どうやら思っていた以上に事態は深刻だぜ?何せ富山だけでなく、そこら辺の警察まで招集かけて、北陸を叩いてるらしい。こりゃもう潰す気満々だぜ。』

 

八幡「マジかよ……だがまぁお前が無事で良かった。今の内に休めるだけ休んでおけ、親父と盃交わした他県の組織からの連絡ではもうすぐ富山に着くらしい。神戸も後1時間くらいだそうだ。なんか動きがあったら連絡しろ。」

 

天元『あぁ、分かった。じゃあな。』

 

 

まさか警察がな……極道の戦争に首を突っ込むなど言ってやりたいところではあるが、奴等も見ているだけでは気が済まないんだろう。それに俺がこの世界に入ってから極道組織が派手にやらかしたなんてのは、一切聞いてないしな。

 

 

涼「どうやら警察が動いてるようだな。そしてその対応を聞く限り、俺等には眼中にねぇってこった。これはある意味好都合だ、北陸の奴等を潰してそのまま帰れば奴等も手出しはしない筈だ。」

 

白石「そんなに上手くいきますかい?助けたのはいいにしろ、所詮奴等は警察だ。後から何言ってくるか分かったもんじゃねえですよ?」

 

八幡「協力を求めておけばいいんじゃないですか?今回限りの。そうしておけば、今回に限っての殺しやら何やらは見逃してもらえると思いますけど。」

 

涼「それは奴等の交渉次第だな。さて、お前等もそろそろ気合入れておけ。もう2時間で富山だ。いつ何が起きるか分からないんだ、油断するなよ?」

 

八幡「はい。」

 

白石「言われなくても!」

 

 

天元、とりあえず無事みたいだ。しかし警察と共闘かぁ……親父と富山の警察の指揮官と話してみないと分からんが、北陸豪汪会を潰す為なら共闘してくれそうだよな。

 

 

八幡sideout

 

ーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前等、いいな?サツの奴等が来たら、一斉にやるぞ。合図なんて出さねぇからな?お前等のタイミングでやれよ?」

 

「へへっ、腕が鳴るってもんですよ。奴等を殺りたい放題何すよね?遠慮無く撃たせてもらいますよ。奴等を此処に近付けさせなきゃ良いんでしょう?」

 

「あぁそうだ、しっかり頼むぜ?」

 

「へい!じゃあ持ち場につきますんで。」

 

 

来れるもんなら来てみろサツ共!来ても良いがテメェ等の身体に穴が空くぜ?それでも良いってんならこっちまで来てみろや。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こちら第三部隊五小隊。東より敵の拠点の前まで到着。ですが音や気配も無く静かな様子、本当に此処に居るのですか?送れ。」

 

『こちら本部。そこで間違い無い筈だが………辺りの探索をしろ、送れ。』

 

三-五(サンゴー)、了解!これから探索に入る。終わり。よし、じゃあ五小隊のみで探索を開始します。部隊長、手前まで行って参ります。」

 

「了解、気を付けるように。お前達も警戒態勢を厳にしつつ伍小隊の援護に回るぞ。」

 

『了解!!』

 

『こちら第一部隊部隊長、第三部隊と同じ行動を五小隊に命ずる!周りを警戒しながら辺りを探るように!』

 

一-五(ヒトゴー)、了解!これより探索に入る。」

 

 

第二部隊五小隊と第一部隊五小隊が同時に北陸豪汪会の本拠点付近の探索を開始した。因みに第四部隊は到着しているが、左右に分かれて敵を逃さないような陣形を作っている為、探索の部隊を作ってはいない。

 

第二部隊は天元達の護送と店舗の護衛に回っている為、まだ到着していない状況だった。

 

 

「………本当に静かだ。」

 

「隊長、此処には居ないのでは?」

 

「………中まで入って調べたいところだが、危険過ぎる。1度本隊と合流してから中に行こう。だがもう少しだけ辺りを調べるぞ。」

 

「了解。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドォーン!

 

 

突然の銃声が辺りに響き渡った。

 

 

「な、何だ!?」

 

「何処からだっ!?」

 

『全部隊に報告!全部隊に報告!敵は本拠点の中でろうじょ、ぐわああぁぁぁぁぁぁ!!!』

 

『撤退!!急いでがあぁぁぁ!!』

 

「………」

 

「隊長!!すぐに撤退を!!」

 

「……あぁそうだな、総員てった」

 

 

命令を下そうとした瞬間、小隊長の頭から赤い飛沫が飛んだ。それと同時に小隊長は力無くその場に倒れ込み、動く事は無かった。

 

 

「っ!!」

 

「おいおいそんなに急ぐ事はねぇだろ?俺等と少し遊んで行こうぜ?せっかくの楽しい夜なんだからよぉ!!!殺れやお前等っ!!!」

 

 

今度は1度では無く連続で響き渡る銃声。それは1箇所ではなく、2箇所から聞こえてきた。そしてそれと共に聞こえて来る警官達の断末魔、殺しに悦ぶ極道達の嗤い声、その光景は異常と呼ぶ他なかった。

 

 

『全部隊に報告!!敵は銃を装備!!拳銃、ショットガン、マシンガン、刃物もけいたグホッ!………は、刃物も携帯している!!不用意な突入は……やめるべしっ!!』

 

『報告ご苦労さん!じゃあ死んどけ。』

 

 

あーっはっはっはっはっはっはっ!!!!!

 

 

イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒッ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フゥー‥‥フゥー……あのこの畜生共がぁ!!」

 

「よせ、止めろ!!殺されたいのか!!?」

 

「ですが部隊長!!あの中にはまだ仲間が!!」

 

「もう手遅れだ!!お前は仲間が命を懸けて教えてくれた情報を無駄にする気か!!今は耐えろ!!」

 

「ぐっ、ぐううぅぅぅっ!!!」ポロポロ

 

 

「じゃあなお巡りさん!!!俺達からのプレゼントだぁ!!置いておくぜ!!あっははははははは!!!」

 

 

第一・第三部隊五小隊、全滅。

 

被害合計数、60名。

 

 

 

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