やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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戦後の様子

 

 

涼side

 

 

ーーー戦後2時間後ーーー

 

 

本部長「………以上が、今回の抗争における全内容だ。まさか……あの少年が全てを収めるとは……確か君の息子さんだったね?何者なのだね?」

 

涼「さぁ?俺の息子だって事は確かだぜ?」

 

工藤「……なぁ比企谷はん。今やから聞くけど、八幡って何モンや?ただの高校生にしては色々とケタ違い過ぎるやろ。組織の本家若頭をも倒す実力ゆうんは普通じゃあり得へんで?」

 

涼「それこそ俺も知らねぇよ。俺はアイツに喧嘩術しか仕込んでねぇから、後は八幡の独学だろう。稼ぎ、統治力、カリスマ、女のモテ度、全部アイツ自身が磨き上げたものだと思うぜ。」

 

工藤「そうやろうけど、これでまた八幡の名が全国に広がるで?北陸を倒した高校生極道ってよ?」

 

涼「まぁもう知られてる事だし、いいんじゃね?アイツも吹っ切れてそうな顔してるしよ。」

 

 

………けどまぁ、俺の息子にしちゃあ良くやった。いや、寧ろやり過ぎた方だ。こんな大戦争でウチ等の被害はかなり少ない。これはもう大功績と言っても良いだろうな。親父が喜ぶぜ。

 

 

本部長「話を戻そう。我々は君達の行動については一切口出しはしない、そういう約束だからね………改めて君達に感謝しよう。我々警察だけでは、事態を収める事は出来なかった。深く感謝する!」

 

涼「よせよ、礼なら俺の息子に言いな。身体張って大将倒して戦争終わらせたんだ、今回の功労者は間違い無く八幡だろうよ。」

 

工藤「せやな……ワシ等は此処でのんびり待っとっただけやからな、ワシも後で礼言っとくわ。」

 

涼「んじゃ、奴等の顔でも見に行こうぜ。」

 

 

涼sideout

 

八幡side

 

 

ーーー医務室ーーー

 

 

戦争が終わってこの本部に帰って来てから、およそ2時間が経過していた。怪我人はかなりの人数が流用されていたが、八幡や白石に比べるとまだ軽傷だった。

 

 

八幡「叔父貴、目は大丈夫なんですか?」

 

白石「お前に比べたらな、全身ボロボロの前に言われても説得力ねぇよ。」

 

八幡「俺はまだボコボコにされただけですけど、叔父貴は目を1つ無くしたんでしょう?今後にも影響出てくると思いますよ?」

 

白石「眼帯でもしとけば良いだろう。こんな醜いモンを世間に晒すわけにはいかねぇしな。」

 

八幡「……そうですか。」

 

白石「にしてもお前も大したもんだぜ……幾らカシラの息子とはいえ、敵組織の2番頭を倒すとは思ってなかったぞ?」

 

八幡「いや、まぁ………負けられなかったんで。」

 

 

奴が初めてだったからな。あんな風に対等に戦えた敵ってのは。

 

 

白石「ところでよ、俺達はどうするんだ?すぐに千葉に戻るのか?それとも富山(ここ)に留まるのか?」

 

八幡「俺としては留まって欲しいですね。俺達は良いとしても、下の連中は休息が必要でしょう。戦争が終わって間も無いんです。少しはゆっくりしたいでしょう。まぁ、俺もですけど。」

 

白石「お前の組員もかなりの粒揃いじゃねぇかよ、あんだけの実力持った奴等が居たなんてな……」

 

八幡「まぁ、元胡蝶組の組員ですけどね、かなり強いですよ?それに色んな事が出来ますしね。隠密、治療、教鞭その他色々と。」

 

白石「それを纏め上げてるお前も大したもんだな、道理で俺が何回攻めても比企谷組のシマを奪えねぇわけだ……今更になって理解したぜ。」 

 

 

どうせならもっと早くに気づいて欲しかったものだが、それは言わない事にしておこう。

 

 

白石「さて、俺は寝るぜ。お前は?」

 

八幡「俺も寝ますよ、流石に疲れましたからね。動いても問題無いくらいには体力を回復させたいですしね。盃の為にも。」

 

 

白石(あの場で言った事、嘘じゃなかったのかよ……本当にカシラと似てきてやがる。常識が通じねぇというか、常識破りというか……恐れ入ったぜ。)

 

 

八幡sideout

 

ーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

涼「邪魔するぞ八幡〜……って何だ寝てんのか。まぁ無理もねぇか。」

 

本部長「先程も見たが、この子が………やはり本当にそうは見えんな。こんな子供が今回の戦争を終わらせたとは。」

 

工藤「それよりも比企谷はん、これからどないするんや?ウチ等は富山で少し休んでくけど、千葉は?」

 

涼「そのつもりだ。伝令くらいは出しても大丈夫だが、行かせるなら本部に残ってる連中だろうな。戦いに向かった奴等は休ませねぇとな。」

 

工藤「違いないのう。せやけどホテルとかは?流石に10,000人も泊まれるホテルは無いで?」

 

涼「そこはバラバラで泊まるしかないだろうな。けどまぁ重傷者は此処の病棟になりそうだけどな。それくらいは構わないよな?」

 

本部長「あぁ、それなら協力しよう。」

 

涼「決まりだな、そんじゃあ全員の傷が癒えるまで富山に滞在。取り敢えず戦争後の観光って事にしておくか。親父にもそう伝えておこう。」

 

工藤「ワシも親父に伝えてくるわ。今か今かと連絡待ってそうやしな。早いに越した事はなさそうやしの。早速行ってくるわ。」

 

涼「おう、じゃあ俺も………何だ急に?」

 

 

_____________________________________________

 

・To:比企谷涼

・From:おふくろ

 

内容

ススキ(旦那)から聞いたわ。説明、ちゃんとしてくれるのよね?もし八幡ちゃんに何かあったら………………アンタ、ワカッテルワヨネ?

 

_____________________________________________

 

 

涼「………」

 

工藤「………」

 

本部長「………」

 

涼「俺、帰ったら殺されるな。」

 

工藤「八幡に言っておけや。そうしたら大丈夫やって………多分。」

 

 

 

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