やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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甘え

 

 

八幡side

 

 

狂三「本当によくご無事で帰ってきてくださいました。今か今かと心待ちにしていましたわ。」

 

八幡「連絡の1つでも入れておくんだったな、せめて今日帰るくらいのメッセージは送っておくんだったと反省している。」

 

夜架「本当です。旦那様はもう少し私達の事も考えてください……」

 

めぐり「そうだよ八君、もしかしたらって思っちゃうんだから。」

 

カナヲ「………」コクコクッ

 

 

………4人に抱き着かれながら説教を受けて、只今猛省中のところだ。けど怪我の事に触れてなくて良かった。メチャメチャ大騒ぎになる事を予感してたが、それどころじゃないようだしな。

 

 

バァン!!!

 

 

あのさ、気持ちは分かるよ?けどね、扉はもう少しゆっくり開けよう?そんな開け方されちゃうと、扉壊れちゃうよ………

 

 

陽乃「八幡君〜!!」

 

八幡「お、おぉ……ただいま。いや、おかえり?」

 

陽乃「おかえりなんてこっちの台詞だよ!!戦争に行ったかと思えば、1週間も連絡は無いし、帰りの連絡も無いし、心配させ過ぎだよ!!」ツー

 

雪乃「……姉さんの言う通りよ。貴方って人は……どうしてそうなのよ?」ツー

 

八幡「お前達も悪かった。何か1本でも連絡しておくべきだったって、今反省させられているところだ。次からは気を付ける。」

 

雪乃「本当よ、次からはそうしてちょうだい。姉さんと玄関に入った途端に心臓が飛び出そうになる程、嬉しい気持ちが込み上がってきたんだから。」

 

 

あっ、気持ちそっちなんだ………まぁいいけど。

 

 

狂三「……さて、とても名残惜しいですが、晩ご飯の準備をいたしませんと。今日は八幡さんが帰宅したのですから、腕によりをかけて作らなければなりませんわね。愛情のたっぷり詰まった料理を♡夜架さん、行きましょう?」

 

夜架「はい。では八幡さん、楽しみに待っていてください。雪乃さん、陽乃さん、私達が抱き着いていた右腕にどうぞ。」

 

陽・雪「うん、分かった♪(分かったわ。)」

 

 

俺を軟禁しておくつもりか?これじゃあ行きたくてもトイレにも行けないんだけど?

 

 

陽乃「じゃあ八幡君の右腕、たっくさん堪能するからね。今日はもうこれでもかってくらい君に甘えちゃうんだからね、覚悟しておいてね?」

 

雪乃「私も今日は八幡君に甘えさせてもらうわ。別にいいわよね?私達をこれだけ心配させたんだもの、相応の事はしてもらわないと。」

 

めぐり「そうだよ八君、今日は皆八君に甘えちゃうからね?八君には拒否権無いからね?」

 

カナヲ「兄さん………」

 

八幡「はいはい、分かったよ……その代わり、順番とかはお前等で決めろよ?ケンカとかになったらすぐにやめるからな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

狂三「あっ、そうそう八幡さん。先程カナエさん達に連絡を入れておきました。そしたら、『すぐに帰ります。』と返信がありましたわ。そちらのお相手もよろしくお願いしますね?」

 

八幡「いっぺんに何人も無理だからな?せめて2人ずつな?俺の手は2本しか無いんだから。」

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バァン!!!

 

 

………壊れちゃうって、扉。

 

 

麗「………あぁ、八幡。よく帰って来たわ。」

 

 

麗姉さん、普段の品性のある振舞いを忘れて俺の方へと近寄ってきた。

 

 

麗「貴方の顔をよぉく見せてちょうだい………あぁ、写真では見られない本物の顔だわ、本当に帰ってきたのね。嬉しいわ………」

 

八幡「1週間ぶりだな、ただいま姉さん。」

 

麗「えぇ、よく帰ってきたわ八幡。」

 

 

今でこそ冷静を装っているが、瞳は涙が溜まっているせいか潤んでいる。人前で泣くような人ではないが、今日みたいな事があったなら、別に泣いても構わないと俺は思う。まぁこれは個人の問題だから深くは追求しないけどよ。

 

 

八幡「まぁ姉さんも座れよ、一旦落ち着こうぜ。」

 

陽乃「八幡の腕にでも抱き着けばすぐに治ると思いますよ。まぁ今は空きが無いんですけど……」

 

麗「平気よ、皆想いは同じだもの……先に貴女達がそうしていなさい。私は後からでも構わないわ。」

 

めぐり「ほわぁ……大人の対応だぁ〜。」

 

雪乃「余裕のある人がこうするのね………」

 

八幡「そうとも限らないと思うけどな。」

 

 

八幡sideout

 

カナエside

 

 

しのぶ「………」ソワソワ

 

カナエ「………」ソワソワ

 

アオイ「………はぁ、お2人共。そんなに総代に会いたいのであれば、この場は私に任せてお先に帰られてはいかがですか?今日くらい早く帰っても誰も文句は言いませんから。」

 

カナエ「で、でもねアオイちゃん。今でも働いてくれている子達が居るのに、私用でお仕事を抜けるのはやっぱりどうかなって思っちゃうのよ。」

 

しのぶ「私は院長よ?そんな立場の人が部下を置いて家になんて帰られないわよ。勿論、八幡には会いたいけど、お仕事が終わってからでも遅くはないから平気よ。」

 

アオイ「そう言いながらさっきからソワソワしっぱなしなのはどちらのお2人ですか?」

 

カナエ「だってぇ〜……」

 

しのぶ「会いたいのは事実だから。」

 

 

アオイ(はぁ……この甘い雰囲気を出さないで欲しいです。ただでさえと薬の匂いがするのに、その場に甘いのが合わさったら、よく分からない匂いになるんですよ!はぁ………早く定時になってくれないものでしょうか……)

 

 

 

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