やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

294 / 321
甘え ②

 

 

カナエside

 

 

アオイ「カナエさんにしのぶ院長、本当に大丈夫なので総代の元へ行ってください。」

 

カナエ「いいのよアオイちゃん、あと少し!もう少しで定時だから!」

 

アオイ「このやり取り、もう何回目でしょう?」

 

しのぶ「流石に5分まで来たら待つわよ。皆帰る準備は出来ているんでしょう?ならその時間まで皆と待った方がいいわよ。」

 

カナエ「そうよ〜しのぶの言う通りっ♪」

 

 

アオイ(………もう何も言わないでおきましょう。前から思ってはいましたが、お2人は総代の事大好き過ぎですよね。いえ、大好きというよりも愛し過ぎている、と言った方が近しいでしょうか………)

 

 

カナエ「?どうかしたのアオイちゃん?」

 

アオイ「いえ、少し考え事をしていただけです。」

 

 

何を考えていたのかしら?もしかして八幡さんの事を?だとしたら用心しないといけないわね。これ以上、八幡さんの事を好きになった女性が増えてしまったら堪らないもの。

 

 

ーーー5分後ーーー

 

 

カナエ「それじゃあ皆、お疲れ様〜!帰り道は気を付けてね〜♪」

 

しのぶ「皆、お疲れ様。」

 

『お疲れ様でした〜!』

 

カナエ「………さぁしのぶ。」

 

しのぶ「えぇ、姉さん………」

 

 

漸く仕事が終わったわ。だとしたら私達の今やるべき事はただ1つ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダッ!!!!

 

 

カナエ「しのぶ、急いで帰るわよ!!八幡さんに早く会わないとっ!!八幡さん欠乏症の私達にとって、八幡さんの帰還はとっても嬉しい事だし、元気の源だから!!」

 

しのぶ「えぇ!!」

 

 

八幡さん欠乏症。またの病名を八幡欠乏症、八幡失調症、八君不足症、八幡成分枯渇症候群。

 

この症状にかかってしまうと、普段の能力の3割程度しか力を発揮出来ない病気の事。完治させるには、ある特定の人物(八幡さん)と濃厚接触しなければならないわ。主な発症は活力の無さ、溜息、怠さってところね。恐らくだけど、今この症状にかかっているのは私としのぶの2人だけだと思うわ。だから一刻も早く八幡さんに接触して八幡さんの成分を補充しなくちゃならないわ!!

 

 

※当人達は至って真面目です。

 

 

八幡さんが帰ったとなると、早く帰るのは必定!今の私達には八幡さんの事しか頭に無いわ!!

 

 

「うおっ!?な、何だ今の人達!?」

 

「す、すげぇ速さ……ヤバくね?」

 

「あっ、後メッチャ良い匂い……」

 

 

ーーー比企谷邸ーーー

 

 

着いたわ。胡蝶病院から此処までノンストップで来たから意外とすぐに着いたわね。じゃあもう早速中に入って八幡さんに抱き着きましょう!

 

 

ガチャッ

 

 

2人「っ!!」

 

 

く、靴がっ!八幡さんの靴がある!!

 

 

しのぶ「ね、姉さん!!やっぱり!!」

 

カナエ「えぇ、行きましょうしのぶ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バァン!!!

 

 

カ・し「八幡さん(八幡)っ!!」

 

八幡「お、おぉ……お仕事お疲れさん。ただ、もう少し扉はゆっくり開けような?」

 

 

………八幡さんが居る。無事に、無事に帰ってきたんだわ。良かった……本当に、本当に良かった!

 

 

カナエ「八幡さんっ!!」ポロポロ

 

しのぶ「1週間も待たせないでよ、バカ!」ポロポロ

 

八幡「……あぁ、悪かったな。」

 

カナエ「あぁ♡八幡さんの温もりだわ……そして八幡さんの匂いもする……はあぁぁ♡八幡さんの成分が身体中に染み渡っていくわ〜。」

 

しのぶ「抱き着くだけで八幡の大切さが理解出来るわ。八幡、もう聞いていると思うけど、今日は八幡にたくさん甘えさせてもらうわ。今日くらいは私達の自由にしても良いでしょう?」

 

八幡「あぁ、それはもう受け入れるつもりだ。」

 

 

カナエsideout

 

ーーーーーー

 

 

カナエ「そうなの?じゃあ早速いいかしら?」

 

八幡「ん?何だ?何をしてんっ。」

 

『っ!!?』

 

カナエ「んむぅ……」

 

 

カナエは八幡に顔を近付けて、唇を重ねた。でもこれじゃあ足りないと思ったのか、カナエは顔を傾けて唇をより密着させた。

 

 

カナエ「んっ……やっぱり八幡さんとのキス、とても幸せな気持ちになるわ。心が満たされていくような感覚に加えて、もっとこの味を味わいたくなってしまうわね。」

 

麗「カナエ、やるわね………」

 

カナエ「あら、そう思うのなら皆さんも八幡さんにキスをしてみたらどうですか?とっても幸せな気持ちになれますよ?」

 

『………』

 

 

カナエの発言に考え込む5人。そして………

 

 

麗「じゃあ八幡、私ともしてくれるかしら?」

 

陽乃「これくらい、いいよね?」

 

雪乃「久しぶりだけれど、私もしたいわ///」

 

めぐり「え、えぇっと………私もしたいかなぁ///」

 

しのぶ「八幡、まさか断るなんてしないわよね?」

 

 

両腕に両足、正面から6つの視線をモロに受けている八幡。どう考えても逃げ場の無い八幡が取った行動とは……

 

 

八幡「そう言ったのは俺だしな。だが手加減はしてくれよ?何回も来られたら流石にキツいからな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

有栖「おや、皆さんもうお揃いでしたか……」

 

八幡「っ!有栖……」

 

有栖「八幡さん、ご無事で何よりです。無事にお帰りになられた事、とても嬉しく思います。」

 

八幡「あぁ、ありがとな。お前も組の管理、ご苦労だったな。」

 

有栖「いえ、八幡さんのお怪我に比べたらこの程度の事は造作もございません。ですが私も八幡さんが恋しくて仕方なかったので、皆さんに便乗させていただきます。八幡さん、私も八幡さんとの接吻が欲しいです……八幡さんからの愛情、私にも頂けませんか?」

 

 

八幡(……飯の時間までは、コイツ等の相手で忙しくなりそうだが、喧嘩よりは大分マシだな。)

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。