やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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甘えと夜

 

 

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入浴を終えた八幡達は着替えを済ませて居間で寛いでいる。特にする事の無い、平凡な時間だが、今の八幡にはその時間がとても有意義に感じていた。1週間前は北陸で敵対組織との抗戦で、終戦後も慣れない土地での暮らしで落ち着けなかったのだろう。そしてやっと帰ってきた比企谷邸では完全に気を緩めている。

 

八幡を除く女性8人も今で寛いでいるのだが、皆八幡の側から離れずにいる。身体を密着させてはいないが、唯一八幡に膝枕という特権を手に入れて、耳掻きをしている女性が1人居た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

麗「どう?気持ち良いかしら?」

 

八幡「あぁ、流石は姉さんの耳掻きだ………痛くもないし強過ぎないから身体も強張らない。」

 

麗「ふふふっ、これからは私が八幡の耳掻きと膝枕をしてもいいわよ?」

 

八幡「正直お願いしたいくらいだが、そうしたら他の皆が黙ってないだろ?今も少し視線を感じるし。だから気が向いた時にまた頼む事にする。」

 

麗「分かったわ。じゃあ膝枕も終わりかしら?」

 

八幡「いや、このままで良いだろう。俺もこっちの方が寛げる。それに上を見たら、超美人な俺の姉の顔を見れるしな。」

 

麗「あら八幡ったらお上手ね。」クスッ

 

めぐり「むぅ〜……八君、麗さんとばっかりお話してる。私達ともお話しようよ〜。」

 

八幡「話題はそっちに任せるからな?今の俺、リラックスモードに入ってるから難しい事考えられません。話題作り頑張ってください。」

 

雪乃「そこは丸投げなのね………じゃあ学校について教えようかしら?貴方と狂三さんと夜架さんが早退した後の事よ。」

 

八幡「あぁ〜何となく気になる………どうした?なんか急に不機嫌そうな顔になってるが?」

 

狂三「えぇ、本ッッッ当に不愉快でしたわ。八幡さんが学校に登校していないと分かった途端に、私と夜架さんに話しかけて来る方が一気に増えましたの。朝の登校からHRが始まるまでの時間、中休み、移動教室の時、昼休み、放課後、下校の途中、凄く鬱陶しかったですわ。」

 

雪乃「私も遠くからでしか様子を見てはいなかったけれど、2人は何回も話しかけられていたわね。2年生に上がった桐原君と良い勝負をしているのではないかしら?」

 

夜架「しつこい方は本当にしつこかったです。それこそ今週の月曜から今日の金曜にかけてずっと話しかけてくる始末ですから。避けられていると何故気付かないのでしょう?」

 

 

八幡(どんだけ話かけられてたんだよ、凄いな。しかも2人がこんなにボロクソ言うって事は、完全に1日に2回以上は話しかけに来てるって事だよな。メンタル強いっていうか、胆力あるな。)

 

 

夜架「それに葉山さんからも火曜日に話しかけられ、『クラスの皆と少し馴染んだらどうだい?』っと、何故か少し上からものを言うような言い方をされて少しだけイラッと来ましたね。」

 

八幡「葉山の奴、夜架が転校した初日に放課後の屋上で言った事をもう忘れてんのか?はぁ………相変わらず皆仲良しが大好きなようだな。否定はしないが、そんなのほぼ不可能に近いってのによ。」

 

狂三「まぁこの話はここまでにしましょう。嫌な話を続けていてもどうにもなりませんし。」

 

しのぶ「それより、他に話題になりそうな事ってあるの?私はずっと病院に居たからそういう話題ってあまり無いんだけど。」

 

 

居間全体が静寂に包まれた。要するに話題が無いという事の現れだった。だが八幡もそれはそれで良いと思っているのか、特に何かを口出ししたりはしなかった。

 

そしてそれから数十分後が経ち、日付が変わる何時間か前になった。

 

 

八幡「さて、俺はそろそろ寝るが、お前達はどうする?まだ起きてるか?」

 

カナエ「私達も一緒に寝るわ。八幡さんと一緒に夜を過ごしたいもの。」

 

八幡「今この時間も過ごしていると思うが?」

 

しのぶ「それだと短いって事よ。」

 

八幡「まぁ良いけどよ……」

 

 

ーーー寝室ーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「それで、何でお前達が此処に居る?しかも夜架のその格好は………」

 

 

八幡の部屋に居たのは同級生の4人、狂三、夜架、有栖、雪乃の4人だった。全員さっきまで着ていた寝巻きを脱いでいて下着姿になっていた。

 

狂三は黒い下着に黒のガーターベルトをつけていて、有栖も白で狂三と同じ物を付けていた。雪乃は水色の下着で、夜架は襦袢(じゅはん)と呼ばれる和服の中での下着と呼ばれている着物を着ていた。

 

 

狂三「はい、八幡さんはお疲れかと思いますけれど、私達も八幡さんが帰ってきてからは我慢していたんですわよ?」

 

雪乃「緊張するけれど、貴方にならこの身体を捧げられるわ。今日は一緒に夜を過ごしましょう?」

 

 

………どうやら八幡には後ろの扉という逃げ道はあるが、こう言っているように聞こえるのだろう。

 

 

扉『此処で逃げたら男じゃないよ?いいの?ヘタレ谷逃げ幡って呼ばれちゃうよ?いいの?』

 

という風に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「4人相手、か……こりゃ戦争の方が楽だったかもな。お前等、覚悟しておけよ?」

 

 

4人『はい♡』

 

 

そして八幡と八幡の部屋に居る4人の女性は夜を共にした。嬌声が響き渡ると思っていたが、八幡の部屋は防音対策をしているので、外に漏れる事は無かった。

 

 

 

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