カナエside
あの後、もう1度八幡さんに確認してもらったけど、どっちも同じ反応だったから両方買う事にしたわ。だって八幡さんったら、見た途端に目を背けるんだもの〜♪可愛かったわ〜♪八幡さんなら慣れていると思っていたけど、意外に初心なのね〜♪
カナエ「八幡さん、お買い物に付き合ってくれてありがとう♪」
八幡「そう思うのなら、普通の洋服屋にしてくださいよ………俺の精神削られまくりなんですけど?」
カナエ「良いじゃな〜い。八幡さんだって女の人の下着姿を見れたんだから♪」
八幡「こんな人の多い場所でそんな事言わないでくださいよ。こっちが恥ずかしいです。」
カナエ「あらあら、ごめんなさいね〜。」
それでもちゃんと、会話の受け答えはしてくれるのよね。カナヲなんて、まだ返してくれない時があるから悲しいのよね………
八幡「カナエさん、お腹空いてないですか?もう昼に近い時間ですけど。」
カナエ「そうね……少し小腹が空いている程度ね。八幡さんは?やっぱり男の子だから空いているんじゃないかしら?」
八幡「そうですね。男だからという理由は別として、朝はそんなにたくさん食べてないので、空いてはいますね。」
カナエ「そうなの?じゃあ何処かでお昼にしましょう♪何かあったかしら?」
八幡「ららぽには余り来ないので分かりませんね………取り敢えずフードコートに行ってから決めませんか?」
カナエ「そうね、それじゃあ行きましょうか。」
ーーーフードコートーーー
カナエ「意外と色々あるみたいね。」
八幡「目移りするな………」
カナエ「ふふふっ♪ならたくさん食べないといけないわね〜♪」
八幡「………カナエさんは決まったんですか?」
ふふふっ♪恥ずかしいから話題をすり替えたのかしら?けど、乗ってあげましょう♪
カナエ「やっぱり和食に惹かれるわね。中でもあのお店の親子丼が食べてみたいわね。」
八幡「そうですか……俺はあの店の丼物ですね。カルビ丼が美味しそうなので。」
カナエ「じゃあここで1度別れて注文してきましょう?そしてお互いの注文の品が揃ってから一緒に食べるのはどう?」
八幡「そうしましょうか。1人まだで1人食べるのもなんか悪いですしね。」
カナエ「そうそう♪じゃあまた後で会いましょう。席はどうしようかしら?」
八幡「………あの辺りが空いているので、あの辺の何処かにしましょう。」
カナエ「分かったわ。」
ーーー数分後ーーー
カナエ「八幡さんは………まだみたいね、まだ並んでいるから、出来るのに時間がかかりそうね。」
……何だか不思議ね。いつも隣にはしのぶとカナヲが居るのに、今日は八幡さん。普段会う事なんてないから、少し羽目を外し過ぎちゃうわ。彼の高校生のように思えない態度や対応に、つい甘えそうになっちゃうけど、いけないわよね。だって相手はまだ高校生で、私はもう成人している大人だもの。甘えられるのは良いとしても、甘えるのは良くないわよね。
1「ヒュ〜♪ねぇね!お姉さん暇?」
カナエ「はい?」
2「俺らも飯なんだけどさ、一緒してもいい?良いよね?」
カナエ「あら、そうなの?でもごめんなさいね、連れの人が居るの。だから諦めてくれないかしら?」
3「その人も一緒で良いからさ!ねっ?」
カナエ「困ったわね〜。こう言ってるけど、どうしましょうか、八幡さん?」
『え?』
八幡「お断りに決まってんでしょうが。今は2人なんですから。」
1「もしかして君がこの人の連れ?彼女を待たせるなんてどういう神経してるワケ?」
2「マジそれなww!俺だったら絶対ほっとかねぇって!一緒に行動するぜ。」
3「つ~わけだからさ、お前もうどっか行っていいよ。お姉さんの事は俺等が引き継ぐからさっ!」
………八幡さんの事をバカにされると、やっぱり無性にイライラするわね。
八幡「人の女横取りするしか能のねぇお前らなんかに誰がやるかよ。冗談言うもんじゃねぇぞ。」
1「あ〜ぁ、折角優しくしてやったのによ。これもうボコ確定〜♪」
2「フルボッコの刑執行〜!」
3「謝っても遅いからな?」
八幡「はぁ………面倒だな。」
八幡さん、呆れてしまっているわね………
八幡「んで?まだやりたい奴は居るか?」
1「つ、強え……」
2「何だコイツ……」
3「反則だろ、こいつの強さ………」
八幡「あ?もっと殴られたいって?」
『いえ!!すみませんでしたっ!!』
八幡「ならとっとと行け。お前等が居ると飯が不味くなるし、冷めちまうだろうが。俺とこの人の時間の邪魔をすんじゃねえよ。」
『は、はいいぃぃぃ!!!』
八幡「やっと消えたか……」
カナエ「八幡さん、1ついいかしら?」
八幡「なんです?」
カナエ「八幡さんにとって、私と過ごす時間は本当に大切だって思ってる?」
八幡「………少なくとも今は大切ですよ。今日みたいにこんな風にプライベートで過ごせる時間は限りなく少ないですから。俺は大切にしているつもりですよ。」
カナエ「………そう///」
……面と向かって言われると恥ずかしいけど、八幡さんがそんな風に思ってくれているのを知ると、なんだかとても嬉しくなるわ。
カナエ「……ふふっ♪じゃあ八幡さん、料理も揃っているから、食べましょう!冷めても美味しいけど、温かい状態の方が良いものねっ♪」
八幡「はい。」
その後、私達は雑談をしながら昼食を摂っているのだけど、これだけだと面白くないから、私は八幡さんに自分の親子丼を食べさせる事にしましたっ♪
カナエ「八幡さん、あ〜ん♪」
八幡「また、ですか……何回目です?」
カナエ「4回目ね♪だから八幡さんも4回私に食べさせてね♪」
八幡「………じゃあこの親子丼食べなければ。」
カナエ「八幡さんは私の親子丼、食べてくれないの?」ウルウル…
八幡「………あむっ。」
カナエ「っ!♪〜」パアァ-!
八幡「………美味いです///」
カナエ「うふふふっ♪」
きっと私、今凄く楽しんでいるわよね。自分でも分かるわ、この状況をとても楽しんでいて、喜んでいる自分が居るんだもの。
やっぱり八幡さんと一緒に居るのは楽しいわねっ♪
明日は仕事が1日入っているので、投稿をお休みします!次は明後日の12月2日となります!
お楽しみにっ!