やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

300 / 321

300話、達成〜!!

うん、初作品のおよそ半分といった所ですね。まぁこの作品はそこまで話数を広げるつもりはありませんが。

というより、完結が近いです!なのでもう少ししましたらこの作品も完結になります!

これからも当作品をよろしくお願いします!





葉山隼人の思い

 

 

葉山side

 

 

結局、俺の反論は通れども覆る事は無かった。俺と雪乃ちゃん、そして陽乃さんとの婚約は破棄されて、比企谷と婚約を結ぶ事になってしまった。いつからだ?いつから2人は比企谷に?俺は比企谷と雪乃ちゃんと陽乃さんが仲良くしているところなんて1度も見た事が無い……雪乃ちゃんとなら学校で何回か見た事はあるけど、陽乃さんとはいつ知り合ったんだ?考えれば考える程謎が深まる一方だ、一体どうやって2人の心を………

 

そして今は父さんと小母さんが将来の事について話をしている。俺と雪乃ちゃんと陽乃さんは別室で寛ぐように言われていて、今は3人で一緒に居る。この2人がこんな風に楽しそうにしているのはいつ振りだ?俺は小学校の頃以来、見た覚えが無い。

 

 

陽乃「どうかしたの隼人?なんか難しそうな顔してるけど?」

 

葉山「あ、あぁ……何でもない。ただ、2人がいつからそんな風に話すようになったのか気になっていただけだよ。」

 

陽乃「あぁ〜それは1年前の丁度今の時期くらいかなぁ。私が誘拐された話は知ってるよね?その後からかな、家族皆で楽しく話すようになったのは。家に帰ってお母さんと話する時、今は大体こんな感じだよね、雪乃ちゃん?」

 

雪乃「そうね、あの夜を過ぎた日から段々と一緒に過ごす日が増えてたわね。それでいつの間にか会話が弾んでたり、盛り上がったりして、昔のような本当の家族のようになっていたわ。」

 

陽乃「まぁ端的に言うと、今の私達を作ったのも八幡君ってわけ。」

 

葉山「……そうか。」

 

雪乃「………私からも1つ聞きたいのだけれど、どうして貴方は私達との婚約を延期にさせたかったのかしら?」

 

 

………やっぱり聞いてくると思った。雪乃ちゃんか陽乃さんのどっちかは聞かれるって予想はしてた。だがこの場では答えないと!

 

 

葉山「せっかく婚約したのに、この歳になって破棄になるなんてって思ったんだ。それにたとえ比企谷でも横から掻っ攫っていくのは「何言ってるの隼人。」……え?」

 

陽乃「八幡君がアンタから私達を横取りするわけ無いじゃん。私達は自分の意思で八幡君と婚約したいって思ってるんだから。そこにお母さんの意思とか、会社の未来だとかそんなの一切関係なんて無いから。全部私達の意思。」

 

雪乃「それから葉山君、貴方私達が誘拐される前やその後の学校で八幡君に物申したそうね?『私達を見捨てた。』『保身に身を走らせた。』『愚かな事をする奴。』他にもまだあるけれど、八幡君は私達の為に最善の決断をしてくれたと思っているわ。貴方ならどうするの?私と姉さんが捕まっているとして、貴方の傍に居る人も寄越せと言われたら?葉山君ならどんな行動を取るのかしら?」

 

葉山「そんなの話し合「無理よ。」って……出来るかもしれないじゃないか!「うん、無理だね。」なっ、は、陽乃さんまで………」

 

陽乃「アンタさ、極道っていうのをナメ過ぎてない?必要とあらば殺しもやる組織だよ?それを話し合いで解決出来ると思ってんの?しかもよりにもよって今の質問の回答が話し合いって………アンタ昔から何も変わってないね。私も雪乃ちゃんも失望するわけだよ。八幡君はね、そんな人達を相手に私達を命懸けで助けてくれたんだよ?相手は拳銃とか刀とかの武器を持ってるのに、八幡君は素手で戦ってた。これならもっと簡単でしょ?アンタならどっちに惚れる?話し合いで助けに来てくれる人と命を懸けて助けに来てくれる人、アンタならどっちに惚れる?私と雪乃ちゃんは当然後者ね。だってその人、八幡君だもの。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………………………

 

 

葉山「………後者、だね。」

 

陽乃「だよね〜。そう考えたらさ、私達が惚れてなくても、今回の件で八幡君に惚れちゃっても仕方ないよね〜?だってあんな風に助けてくれたんだよ?私達女の子にとっては、まさに王子様みたいなものだもの。」

 

葉山「………勝負の土俵にすら上がっていなかった、って事かな。」

 

雪乃「あら、ようやく気が付いたのかしら?」

 

葉山「これだけ言われれば流石にね。」

 

陽乃「婚約の事はどうするの?まだ粘るの?」

 

葉山「……頑張りたいっていうのは本気だけど、父さんと小母さんが認めてはもらえないと思うから諦める事にするよ。」

 

陽乃「はぁ〜あ、やっと一歩前進ってところかぁ。ホンット手間の掛かるったらありゃしないね、隼人は。私の背中を追いかけて来なくなったと思ったら成長してないんだもん、お姉さん少し、いやかなり心配だったんだぞ?」

 

雪乃「……成長したのは認めるけれど、八幡君や狂三さん達に迷惑をかけるのだけはやめてちょうだいね。また銃と刀を突きつけられたくはないでしょう?」

 

葉山「あぁ、そうするよ。」

 

 

比企谷、君は本当に大した奴だよ。あの2人をこんなにも変えてしまうんだ、俺には不可能だった事をいとも簡単にやってみせた。

 

勝てるわけが無かった、ようだな。

 

 

陽乃「銃と刀を突きつけられたってホント?隼人、アンタ何言ったらそんな事されんのよ?よっぽど相手を怒らせないとそんな事されないわよ?」

 

 

………あの時の発言、今なら撤回するよ。拐われた人を助けた人に対して言う事では無かったよな。

 

 

 




これで少しは改心(?)か?
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