八幡side
未織とデートしている間に、日が暮れ始めた。流石にそろそろ司馬さんの所に帰さないと怒られそうだ。俺も今は神戸連合の本部に泊めさせてもらっている身だ、あまり身勝手な事は出来ない。
八幡「未織、そろそろ帰らないか?」
未織「えぇ〜もう?ウチまだ遊び足りんよ〜。もっと遊ぼ?ウチの事好きにしてええから。」
八幡「そういう事を言うんじゃねぇよ。まだ3日あるんだ、その間に遊んでやるからよ。今日は終いだ。いいな?」
未織「……分かった、じゃあ約束やんね。明日も明後日も明々後日も遊ぶ、約束やで?」
八幡「あぁ、約束だ。ほら、行くぞ。お前のウチ何処だ?多分玄関先で司馬さん待ってるだろうから、挨拶がてら送ってく。」
未織「そのままウチの両親に挨拶してってもええんよ?そしてそのまま一夜を「過ごさねぇから安心しろ。」いけずやなぁ〜。」
何がいけずだ。俺はあの人を敵に回したくないだけだ。お前が抱き着いてくるだけで人1人……いや、10人くらいは睨み殺せそうな顔で見てくるんだぞ?そんな人の娘を夜遅くまで遊びに付き合わせたら絶対ダメだろ。
ーーー赤桜会本家(司馬家)ーーー
灯夜『………』
未織「あらまぁ〜八幡ちゃんの言う通りやわ〜。ホンマに入口で待っとるやん。八幡ちゃんって未来予知も出来るん?」
八幡「んなわけねぇだろ。あの人が分かりやすいだけだ。お前の事大好き過ぎるから、行動も何となく逆算出来んだよ。しっかし玄関じゃなくて外の扉の前で待ってるとはな………ある意味流石だわ。」
未織「ウチとしてはもう少し離れて欲しいんやけど、お父さんが許してくれへんからな〜。」
それをあの人の前で言えよ。大ダメージは食らうだろうけど、お前の為に考えてくれそうだぞ?
八幡「まぁいい、ほら行くぞ。」
未織「しゃあないなぁ〜♪」ダキッ!
八幡「……そういう事しなくていいから。」グググッ
未織「ウチはしたいんや〜!」ギュ~!
八幡「あぁもう分かったからさっさと行くぞ。」
灯夜「おぉ、帰ったようやなぁ?んでお楽しみやったんかいな?えぇ比企谷八幡?」
八幡「……はい、楽しませてもらいました。本当によく出来た娘さんですね。俺には勿体無い。」
灯夜「……その通りだ、君には勿体無い程の娘だ。だが娘は君が良いというのだから、私は君を認めたのだ。これでも私は君を高く評価している。」
未織「ほらぁ〜お父さんも八幡ちゃんの事、ちゃあんと見てるんやで?お父さんが他人にこないな事言う事って殆どないんやから!」
八幡「………ありがとうございます。」
灯夜「うむ、これからも娘と仲良くして欲しい。当然だが節度を守ってな。」
未織「えぇ〜それだとつまんないやん!ウチだって八幡ちゃんには何でもしてあげたいし、八幡ちゃんになら何でもされたいんよ!?なぁ?」
八幡「俺に振るな。司馬さん、取り敢えず承知しました。節度ある関係を続けますので。」
未織「ウチは攻め続けるけど♪」
灯夜「………手ェ出したら潰すで?」
八幡「そこは俺じゃなく娘さんに言ってくださいよ。もし娘さんから俺を襲ったらどうするんです?」
灯夜「………お前を潰す。」
八幡「ダメだ、話全く通じねぇ………」
ーーー神戸連合本部ーーー
工藤「おう、帰ったか!」
八幡「……いや、俺が言うのもおかしな話だが、お前もまだ居たんだな。帰ってるかと思ったぞ。」
工藤「何言っとんのや?客人が居るんやで?1人っきりにさせるわけ無いやろ!それと親父もおるから。この4日間そうやったやろ?」
八幡「確かにそうだが………」
まぁ此処はコイツ等の拠点だ、これ以上俺が何言っても無駄だろう。
工藤「んで?司馬の娘とはどうやったんや?もう味見はしたんか?」
八幡「下品な話をするんだったら部屋に戻るぞ。」
工藤「済まん済まん!まぁその様子やと今日はデートしただけみたいやな。まぁそれでえぇと思うで。もし1日目でお盛んやったら、司馬がメチャ煩そうやからな。そうでなくとも発狂は間違いないわ。」
八幡「未織を送り届けて帰ってくる前にそんな話になってお前を潰す宣言されたんだぞ?1日帰らなかったらもう終わりだぜ、俺。」
工藤「そんくらい度胸で何とかせぇや!」
八幡「度胸で何とかなるんだったら、今頃俺は司馬さんと討論してるだろうな。」
工藤「ガッハッハッハッハ!!違いないのう!!まぁ頑張りや、司馬の娘もお前にゾッコンのようやしのっ!この4日間が勝負やと思うてるやろ。」
平穏に神戸を過ごす事は………99%叶わないだろうな。俺、今占ってもらうとしたら、絶対に女難の相が見えるだろうな。神戸に居ても未織が居るし、千葉に帰っても残りの9人が居る。男の俺にとっては八方塞がりだ。
八幡「工藤、助けてくんない?」
工藤「八幡、男を見せる時やで!!このくらい自分の力で何とかせい!!俺はお前の事、しっかりと応援しとるからの!!」
八幡「応援するのなら策をくれ。」
これが後3日もあるんだぞ?俺、無事に帰れるかな?特に司馬さんから。