やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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関西デート ②

 

 

八幡side

 

 

5日目の朝、デート2日目である。神戸を観光出来るのは嬉しい事なんだが、何故未織も一緒に?って思うのは今更だろうな。嫌ってわけでもないが、残りの4日全部俺とのデートに費やして良いんだろうか?まぁ未織の自由だから俺は口出しはしない。だが少しだけ思うところがあるというだけの話だ。

 

 

未織「あら?今日は八幡ちゃんの方が早いんやね?もしかしてウチとのデートが楽しみ過ぎて早く来過ぎたん?」

 

八幡「まぁ他にする事も無かったしな。」

 

未織「あぁ〜八幡ちゃんが認めた〜!!ウチと一緒に居たいって認めた〜!!八幡ちゃん流石やわ〜抱いて〜!!」ダキッ!

 

八幡「うおっ!?お前は腕に抱き着く癖をどうにかしろ!しかも公衆の面前でそんな大声出すなっ!」

 

未織「ええやん別にっ♪ウチ等はもうそこまで進んでるって事、皆に見せつけたろ?」

 

八幡「誰が得するんだよ……俺が恥ずかしい思いするだけじゃねぇかよ。もしするなんて言ったら、今すぐに帰るからな?」

 

未織「言うわけ無いやろ〜流石にウチもそこまではせぇへん!やるならもっと人気の無い所で2人きりでやりたいわ!八幡ちゃんもせやろ?」

 

八幡「……何故俺に同意を求めたのかは敢えて聞かんが、まぁ確かにお前の言う通りだ。」

 

 

こんな朝のやり取りだが、俺は未織と過ごした時間は他の奴等に比べると極端に短いので新鮮に感じる。それに関西弁で明るい性格、よく笑顔を見せるところは未織の確かな魅力なのだろう。

 

 

未織「な、なぁ八幡ちゃん………どうしたん?ウチの事そんなに見つめて。ちょっと照れるわ///」

 

八幡「ん?あぁ、済まん……少し考え事しててな、何でもねぇから行くか。」

 

未織「え、ちょっと待ってぇ〜!何考えてたか教えて〜!」

 

八幡「秘密だ。」

 

 

ーーー勾田高校ーーー

 

 

八幡「学校か、勾田高等学校……お前の在籍してる高校か?」

 

未織「せや。ウチこれでも普通の高校生なんやで?まぁ学校から許可もらって制服じゃなくて和服で登校しとるけど。」

 

八幡「その時点でもう普通じゃねぇから。ていうか此処に来て何するつもりだ?」

 

未織「簡単や、見学するんよ♪」

 

八幡「………おい、まさかお前。」

 

未織「公欠扱いで学校休んだ♪」

 

八幡「お前、何やってんの?」

 

未織「大丈夫やって!ウチこれでも生徒会長なんよ?このくらいどうって事ない!」

 

八幡「職権濫用じゃねぇかよ………」

 

 

しかも生徒会長?ちゃんと仕事してるのかよ………とてもそうには見えないんだが。

 

 

未織「……なんか失礼な事考えとる?」

 

八幡「ちゃんと仕事してるのかなぁって。」

 

未織「しとるよ!」

 

 

ーーー校内ーーー

 

 

八幡「中は普通の学校と何ら変わらないな。」

 

未織「そらそうやろ?何を想像してたん?」

 

八幡「お前の通ってる学校だから、色々とすげぇのが取り付けられてる学校を予想してた。お前の親を見れば分かるだろ?」

 

未織「………否定出来へんね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「未織〜っ!!!

 

 

すると廊下の遠くから未織の名前を叫びながらこちらに向かってくる女子生徒が居た。長い黒髪に黒い制服。手に持ってるのって………なんだ、ただの日本刀か。

 

 

日本刀っ!!?

 

 

未織「あら木更?何しとるん?今授業の真っ最中やろ?1人何飛び出して来とるん?」

 

木更「そんな事はどうでもいいのよ!!アンタね、何勝手に公欠届出してるのよ!!おかげでアンタに回ってくる書類が関係の無い私に回ってきてるのよ!?アレどういう事よ!!」

 

未織「あぁアレ?この前の貸しやって。この前里見ちゃんの事色々教えたやろ?そん時言うたやん、『1つ貸しを作ったわ、早めに返しなさい。』って。せやから返したやん。」

 

木更「だからってねぇ〜!!」

 

未織「それよりも早くどいてくれへん?ウチ今デートの真っ最中なんやけど?」

 

木更「はぁ?デート?この人と?」

 

八幡「まぁな、学校を選んだチョイスは少し疑ってるが、まぁそういう事だ。」

 

木更「この辺りの人では無いわね。じゃあ自己紹介ね、私は天童木更。そこの未織と同じこの学校の3年生よ。よろしく。」

 

八幡「比企谷八幡だ、総武高校ってとこに在籍してて、俺も同じ3年生だ。よろしくな。」

 

未織「もうえぇやろ?ほら八幡ちゃん、はよ行こ?八幡ちゃんに色々見せたるから♪」

 

八幡「分かった分かった。それじゃあ天童、これで失礼する。出来る限り未織はイジるから。」

 

木更「えぇ、是非やってちょうだい!」

 

未織「何やソレ!?ウチ何もしとらんのに〜!」

 

木更「それじゃあ私はもう行くわね。比企谷君、未織、またね。」

 

 

そう言ってから天童は来た道を戻って行った。

 

 

八幡「仲が良いんだ「良ぉないわ。」な……そうなのか?俺が見た感想では結構息があってたように見えたが?違うのか?」

 

未織「ウチと木更が仲良う見えたんなら、八幡ちゃん眼科と精神科行った方がええで?」

 

八幡「そこまで言うかよ………じゃあ仲が悪いという事にしておこう。」

 

 

予想外の展開になったが、俺は未織に連れられて学校を案内してもらった。しっかし日本刀振ってくる奴が居るとはな………この学校ってどうなってんだ?それともアレを持ってる天童がおかしいのか?

 

 

 

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