やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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敵襲

 

 

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ーーー胡蝶病院ーーー

 

 

しのぶ「次の方〜どうぞ〜。」

 

「いやぁ〜今日も済まんね〜しのぶちゃん。」

 

しのぶ「いえいえ、これがお仕事ですから。」

 

「ホント助かるわい。ん?今日はカナエちゃんは居ないのかい?」

 

しのぶ「今日はお休みなんですよ。今頃街歩きでもして楽しんでると思いますよ。」

 

「そうだよなぁ〜。息抜きも大切だもんな。しのぶちゃんも根を詰め過ぎないようにね。」

 

しのぶ「はい、ありがとうございます。」

 

 

………今頃姉さんは何しているのかしら?やっぱりショッピングを楽しんでいるのかしら?

 

 

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カナエside

 

 

カナエ「くしゅんっ!」

 

八幡「?突然くしゃみだなんて……寒いですか?」

 

カナエ「大丈夫よ、ただのくしゃみだから。」

 

八幡「そうですか。あっ、カナエさんに1つ聞きたい事があったんですけど、いいですか?」

 

カナエ「私に答えられる事だったら、出来る限り答えるわよ。それで何かしら?」

 

八幡「神戸の事です。カナエさんも隠の人を夜忍一派に貸しているじゃないですか。何か情報は入ってきていないかと思って。」

 

カナエ「あぁ……残念だけど、私の所には余り有益な情報は無いわね。闇烏さんなら大丈夫だとは思うけど、隠の皆の事も少し心配だわ………」

 

八幡「えぇ、お互いに。部下に何もなければいいんですが………」

 

カナエ「そうよね………」

 

八幡「………すみませんね、休日なのにこんな話させてしまって。」

 

カナエ「いいのよ別に。八幡さんも無関係じゃないから。仕方ないわ。」

 

八幡「でもカナエさんも気付いてますよね?」

 

カナエ「………えぇ。」

 

 

俺らは今、着けられている。後ろをほんの僅かな隙で確認したが、あれは確実に神戸連合の代紋だ。本部の構成員か偽造した奴のかは分からんが、確実なのは敵だって事だ。

 

 

八幡「全く、とんだ休日だ。」

 

カナエ「そうね〜。」

 

八幡「取り敢えず奴等を倒しましょうか。このまま着いてこられても困りますからね。」

 

カナエ「そうね。じゃあ二手に分かれましょう。私は左、八幡さんは右に行って。」

 

八幡「分かりました。」

 

 

路地裏に入った俺達は十字の道を左右に分かれてから走り出した。当然後ろからは走る足音が聞こえてくる。だが問題は無い。この路地裏は一方通行になっていて、曲がり角が多い。だからチャカなんて弾けねぇ。

 

※チャカが弾けない。=銃を撃てない。

 

 

そしてこの奥は………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1「やっと追い詰めたで!」

 

八幡「勘違いしてんじゃねぇよ。俺がお前らをおびき寄せたんだよ。」

 

2「な、何やとっ!?」

 

3「でまかせ言うとんやないぞ、このドアホ!!」

 

 

広場になっている。だから暴れるにはもってこいの場所だ。

 

 

八幡「んで?俺等を着けて何のつもりだ?神戸連合の皆さんよ。」

 

1「いんや、お前には用あらへん。あんのはもう片方の女や。」

 

2「あの女、胡蝶組組長やろ?ウチの連中でも結構噂になってるんやで?」

 

八幡「………どんな噂だ?」

 

2「簡単な噂や。ごっつ良ぇ女だって噂やったんや。確かに良ぇ女やったわ。」

 

3「お前やった後に、あの姉ちゃんと良え思いさせてもらうわ。せやから兄ちゃんは、此処でおねんねや。堪忍な。」

 

八幡「そりゃ出来ねぇな。俺は今あの人とデート中なんでね、途中放棄したら後が怖い。」

 

1「………ゆう事はワシ等の喧嘩買う、っちゅう事かいな?」

 

八幡「その前に1つ聞かせろ。」

 

1「何や?」

 

八幡「お前ら、どこの組のモンだ?」

 

3「代紋見りゃ分かるやろ。」

 

八幡「お前は代紋見たら、その組のモンだって信じるのか?本部の人間が攻めて来るとか、余計に信じられねぇよ。どっかの跳ねっ返りの組ならまだ納得出来るわ。」

 

2「面白いガキだな、お前。まぁ答えるわけねぇけどな。」

 

八幡「まぁ、だと思った。」

 

1「おう、お喋りはもう終わりかいな?」

 

八幡「あぁ、もういい。」

 

3「はっ!せやったらお前の首、取ったるわ!!」

 

2「覚悟せいやっ!!オラァッ!!」

 

八幡「チッ!急いでんのによ……ラァッ!!」

 

2「ゴハッ!!」

 

八幡「テメェ等暇人かよ!?ガキ相手にガチになる暇あったら、シノギの勉強でもして来いや!!」

 

1「うっさいわガキが!!!」

 

3「舐めとんやないぞ!!」

 

八幡「舐めてんのはテメェ等だよっ!」

 

 

ドゴッ!!バキッ!!バゴォッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2「うっ……あぁ……」

 

3「……………」

 

1「ぐあぁ………」

 

 

思いの外時間が掛かった。早くカナエさんとこに行かねえとっ!

 

 

カナエ「終わりましたか?」

 

八幡「っ!カナエさん……」

 

カナエ「流石、お強いですね。流石です。」

 

八幡「この程度の奴等、準備運動ですよ。」

 

???「せやろなぁ……こんな雑魚共にてこずってたら、話にならへんわ。」

 

2人「っ!?」

 

 

路地裏の道奥から1人の男が現れた。関西弁を喋る辺り、神戸の人間だろう。白いスーツに白ネクタイ、黒のシャツを着ている、いかにもヤクザって感じの人だった。

 

 

???「悪かったのう、ウチの若い衆は血の気が多くてのう。敵地に来たらやりたい放題や。」

 

八幡「………お前もその1人じゃねぇのか?」

 

???「ワシをこんな雑魚と一緒にすんなや。そんくらいの分別出来んと、組束ねられんわ。」

 

八幡「組?まさかお前……直系組長か?」

 

???「おう、名乗ってへんかったな。ワシは神戸連合、直参工藤組組長の工藤龍凱(くどうりゅうがい)や。」

 

 

コイツか………最近神戸の中で暴れまわってるっていう奴は。

 

 

カナエ「もう私達に戦争を仕掛けてきたのかしら?だとしたら私達も容赦しないわよ?」

 

工藤「ちゃうねんちゃうねん、そもそもそこが誤解やねん。アンタ等の中のワシがどういう人間かは知らんけど、ワシは別に戦争しに来たわけやあらへん。逆に和平したいと思うてる。」

 

カナエ「和平?」

 

工藤「せや。神戸連合の中にも派閥があってな。とにかく戦争がしたい過激派と、和平を結びたい穏健派。ワシはその穏健派の方や。」

 

八幡「……信じられねぇな。俺等の情報では、お前等工藤組が積極的に動いてるって情報を掴んでいるんだが?それはでまかせだと?」

 

工藤「まぁ信じろゆう方がおかしな話やな。ワシ等穏健派は数が少なくてのう……早く千葉を倒したい言うてる奴等が直参団体の半分以上おるんや。せやから今回のウチのバカ共が暴れたんも、おそらくソイツ等の仕業やろな。」

 

 

………筋は通ってる。だが簡単には信じられねぇ。俺等を騙している可能性もある。

 

 

カナエ「じゃあどうして貴方は千葉に?」

 

工藤「決まっとるやろ。千葉の会長はんにこの事を知らせる為や。ウチの親父も戦争には反対しとるけど、過激派の直系共はゆう事聞かへん。せやからワシが此処に来たっちゅうわけや。信じられんゆうならどっちかの組に監禁状態で24時間監視されても構へん。」

 

 

………

 

 

八幡「カナエさん、どう思います?」

 

カナエ「私は信じられると思うわ、この人は信じられそう。」

 

八幡「………」

 

 

さて、どうしたもんか………

 

 

 

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