やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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抜けない緊張

 

 

八幡side

 

 

未織とのデートも終わって、俺は神戸の本部へと戻ってきている。なんか色々とVIP待遇過ぎて怖いんだけど。俺ただの直系組長だよ?なのに何でこんな良い扱いされてるんだろう?俺が今借りてる部屋なんてもうホテルだよホテル。しかもよくあるワンルームなんてちゃっちぃ部屋じゃなくて、スイートルームみたいなもんだぜ?今はもう慣れだが、来た時は驚いたもんだ。

 

そして今は………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

狂三『八幡さん、今日もお変わりないようで何よりですわ。』

 

陽乃『八幡君〜早く帰ってきてよ〜!寂しいよ〜!お姉さんを慰めて〜!』

 

有栖『お早いお帰りを心よりお待ちしています。』

 

 

テレビ電話中なう。1日でも欠かしたら絶対煩くなるだろうから、必ずこの時間には掛ける事にしている。けどアレだな、5日目でこれならまだまだ日数延ばしてもいけそうか?

 

 

八幡「後2日の辛抱だろ?もう少しだから頑張れ。お土産も買って帰るから。」

 

陽乃『お土産は八幡君が選んでくれる物ならなんでもいいから、今は八幡君が欲しいっ!!』

 

八幡「無茶言うなよ、今は無理だって……」

 

狂三『陽乃さんに賛成です。』

 

有栖『さぁ八幡さん、今すぐ新幹線に「乗らないから。あとの2日が無駄になるだろう。」……いいではありませんか、お仕事の方はもう終わったのでしょう?』

 

八幡「あのな、向こうの厚意を無碍にするわけにはいかないだろう。せっかく用意してくれたんだ、ならせめて滞在期間だけでもいてやるのが礼儀ってもんだ。」

 

 

まぁ、他の理由が大きいが、『今本部長の娘とデート中。』とは口が裂けても言えねぇよなぁ……言ったら『オハナシ。』とか言って帰り待ってそうで、帰りたくなくなる。

 

 

八幡「まぁとにかく、残りあと少しなんだから我慢してくれ。後2日なんだからよ。」

 

狂三『……分かっていますわ。その代わり、帰って来たら私達の事、たっぷり愛してもらいますわよ?生半可では許しません事よ♡』

 

有栖『それは良い考えですね。八幡さんには9人の婚約者を放置して単身関西に仕事に行ったのですから、帰った時には私達に慰めも必要ですからね♡』

 

陽乃『そうだね、そうしてもらおうか。1人1日1対1で相手してもらおっか。それで3食全て精のつくメニューにしてあげれば良いんじゃない?八幡君もその方がやる気出るかもよ?ねぇ、八幡君♡』

 

 

なんか勝手に話を進めてるんだが………この話の流れはマズい。流石に止めないとな。

 

 

八幡「いや、流石にそれは『もし断ると言うのであれば、一晩全員で八幡さんに襲い掛かります。』………おい、嘘だよな?」

 

有栖『私のこの目が嘘をついているようにお見えですか?八幡さん少し目が悪くなりました?』

 

八幡「………」

 

 

くっそぅ!!これはもう覚悟を決めるしかないか!!だが逆に考えろ、動けなくしてしまえば俺の勝ちだ。限界まで相手してやればいいんだ!

 

 

八幡「……分かった、お前等の言ってた条件で構わない。お前達が『限界』だとか『ダメ』だとか『ムリ』だとか言っても、俺は止まらずに続けるからな?俺はもうその覚悟で行くから。」

 

 

狂・有・陽『寧ろそのくらいの勢いで来て欲しいですわ(ですね)(くらいだよ)!!』

 

 

やっべぇ逆効果だった……更にやる気にさせちゃったんだけど。俺逃げ場無くなっちゃったじゃん。いやいいか、覚悟決めたし。

 

 

八幡「よし、なら覚悟して待っておくんだな。それと今の内に言う、帰ったその日からは止めてくれな?疲れて相手する気にもならないと思うから。」

 

狂三『分かりましたわ。では3日程日を置いてからにいたしましょう。その方がどちらも万全な状態で望めると思いますし。』

 

八幡「んじゃそういう事で、またな。」

 

 

そして俺は電話を切った。なんかもうとんでもない約束を交わしちまったから、ちょっと頭を冷やしたい。お風呂でも行きましょうか。神戸連合の本部って割と何でもあるんだよな、すげぇ………

 

 

ーーー数分後・風呂場ーーー

 

 

八幡「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霧崎「広いのですね、八幡さんの背中は。」

 

八幡「きょ、恐縮です………」

 

 

俺は今、霧崎さんと一緒に入っていて、しかも背中を洗ってもらっている。経緯はこうだ。

 

 

俺、風呂場に向かう→着いて服を脱ぐ→風呂に入ろうとする→霧崎さんとエンカウント→今は女性が入る時間→一緒に入る事になった→今っ!!

 

 

霧崎「いいえ。仲間を守る為に命懸けで戦った方に、これだけの感想は釣り合いませんね。」

 

八幡「い、いえ!とても嬉しいです!」

 

霧崎「そうですか?ふふふっ。それにしても立派な身体ですね、鍛え上げられた良い筋肉にしなやかな体つきをしておいでですね。」

 

八幡「ま、まぁ鍛えてますので………」

 

霧崎「八幡さん。夜架がご迷惑を掛けていませんか?親の私から見ても少し心配なので、このような形ではありますが、聞いておきたく思いましたので、質問させていただきました。」

 

八幡「えぇ、助けられていますよ。俺の護衛として役目を真っ当してくれています。まぁ偶にスキンシップが激しい時がありますが。」

 

霧崎「そうですか、よくやれていますか………それを聞いて少し安心しました。」

 

 

安心するのは良いんですけど、俺一刻も早くこの場から出たいんですけど!?リラックスする筈の風呂場で緊張してしまっているんですよ!!お願いですから背中流すの早くしてもらえませんか?

 

 

 

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